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政策創造学部 「新設1年目を振り返る」 |
March 21, 2008 |
<政策創造学部 副学部長 羽原敬二 教授>
新設の学部は,いろいろな取組みに工夫が生かされて,独創的な試みが可能となったことには,大きな意義があるといえる。政策創造学部の特色として挙げられるもののうち,1年を経て得られた教育カリキュラムなどに関する成果は,以下のような進展状況にある。
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(1)ゼミナールの充実
入学から卒業まで専任教員が継続的に指導するスパイラルアップ型ゼミナール教育体系を設定しているが,現在,1年次春学期に開講している導入ゼミに代わって,より専門的な内容をカリキュラムに盛り込むべく「導入ゼミ(社会科学入門)」を設置するために,学則改正を含めた学内手続きを完了した。
一方,上位年次対象のプロジェクトゼミ,インディペンデントスタディの充実のために,定期的に開催している学部FD研究会で,英語を使用言語としたゼミや複数担当者によるプロジェクトゼミの運営などについて,継続的に議論を重ねている。
さらに,フィールドワークに関しては,近隣の地方自治体の調査等すでに実践されているものもあり,学部のホームページ等を利用して対外的に情報発信を行っている。
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スパイラルアップ型
ゼミナール教育体系
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(2)外国語教育の充実
開設初年度より,プロフェッショナル英語履修者対象の海外語学研修制度を導入し,一定の成果が得られた。
現在,同科目の履修が完結する2年次秋学期に,より専門分野を学ぶことができる新たな海外研修制度(専門導入ゼミⅢ「海外研修ゼミ」)を導入し,将来的には,学生が上位学年次に進行するにつれ,専門的な知識を習得できるよう国際交流センターとも連携を図りながら,可能なプログラムを検討している。
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プロフェッショナル英語
履修者対象海外語学研修
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(3)キャリア教育の充実
本学部では,キャリア教育科目を卒業所要単位に含めることに加え,1年次春学期開講の導入ゼミにおいてキャリア形成や将来設計における指針を示すとともに,早期のキャリアデザイン科目の履修を推奨している。学外から講師を招いてキャリア形成をテーマにした講演会を複数回実施した。
今後は地方自治体などを対象とした学部独自のインターンシップ先を開拓し,実社会での職業体験をするためのサポートを行うなど,キャリア形成の重要性を学生に指導するとともに,キャリアセンターとも連携した基盤づくりを行う予定である。
(4)GPAの活用
学生の履修科目に対する習熟度を測り,効率的な知識習得を確実にすべく,他学部に先駆けてGPA制度を導入した。
現在,全学部に本制度をベースとした制度導入が検討されている。
具体的には,「秀・優・良・可・不可」の5段階評価で,とりわけ秀の評価は4-6%の割合にすべく関係の担任者に成績評価基準を示し,協力を依頼している。
今後の課題については,学部のFD研究会において活発な議論を重ねており,成績評価の厳格化および明確な評価基準の公表など,さらなる制度の充実を図る予定である。
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(5)学部開設連続講演会の開催
客員教授による政策創造学部主催講演会としては,西川健(当時国土交通大臣官房参事官)「税制改正について-国土交通省関係19年度税制改正と税制改正プロセス-」,倉田薫(池田市長)「地方自治・地方分権そして地方財政-夕張市と池田市の例に学ぶ-」,矢田立郎(神戸市長)「政策創造の最前線~神戸からの報告~」,秋草直之(富士通株式会社代表取締役会長)「“ものづくり”が日本の求心力-その中心にICTがある」,芝野博文(大阪ガス株式会社代表取締役社長)「エネルギー産業の情勢と都市ガス業界の取組み」が実施された。
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政策創造学部主催講演会
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(6)FD研究会の発展・充実
教育理念・目的を絶えず再認識しつつ,その具体化を専任教員全員で考えていくための研究会としてFD研究会を継続的に開催し,教育上の工夫・実践例を検討している。
以上のように,地球市民の育成をめざしている政策創造学部は,今やさらに飛躍して,関西大学の新しい教育・研究モデルを創り上げ,宇宙市民社会への扉をも開けようと努力を重ねている。
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