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12.07.24

BLSP2011年度生 英語能力測定の報告

BLSP(ビジネス英語特別プログラム/Business Leader Special Program : ビー・エル・エス・ピー)では,受講生の英語能力を,年1回秋学期に実施するTOEICと,年2回春学期と秋学期に実施する自己点検評価アンケートの2つの方法で測定しています。

BLSP2011年度生のTOEIC平均スコアは,2010年から2011年1年間で529点から603点に上昇しました。TOEIC平均スコア散布図の直線上部には,2011年にスコアを伸ばした受講生が多くいることが確認できます。

image 図1. TOEICスコアの変化(2010-2011)

 

自己点検評価アンケートは,受講生が自分の英語力を自分自身で評価するものです。今回使用したアンケートは,欧州共通言語参照枠CEFR(The Common European Framework of Reference for Languages)から43項目を抜粋したもので,4つのカテゴリー(リスニング能力,リーディング能力,インタラクション能力,スピーキング能力)で構成されています。

各項目について,学生は自分の能力を5段階尺度(5段階評価:1: 全く違う, 2: やや違う, 3: どちらともいえない, 4: ややその通り, 5: 全くその通り)で回答しました。

春学期と秋学期の回答の平均を比較すると,受講生はどのカテゴリーにおいても能力の伸びを感じているようですが,特にリスニング能力やスピーキング能力の伸びを強く感じています。

 

下の図2 - 4は,発信能力を問う項目の結果を示しています。横軸が,学生が春学期に行った5段階評価,縦軸が学生が秋学期に行った5段階評価です。赤の縦棒は春学期から秋学期にかけて能力が伸びたと感じている学生数,黄色の縦棒は能力に変化を感じていない学生数,青の縦棒は能力が低下したと感じている学生数を表しています。

どの項目においても,春学期の評価よりも秋学期の評価のほうが高い学生がやや多く,英語での発信能力に伸びを感じているようですが,春学期よりも秋学期の評価の方が低い学生も散在しています。

学生は,夏休みにマイクロソフト社やワシントン大学でのプレゼンテーションを経験しているため,秋には自己評価の参照点(または目標レベル)が高くなり,自己評価が厳しくなったこともその原因のひとつとして考えられます。

 

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図2.ネイティブスピーカーとのやりとりや,興味のある話題について,自分の意見を説明したり支持したりできる。

 

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図3.自分の意見や,調べたことについて,まとまりのある話をすることができる。(課題の発表,仕事の プレゼンテーションなど)

 

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図4.自分の専門分野の話題に関して,詳細に説明したり論理的に意見を述べることができる。

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