【高等部2年】ハワイ研修(A班)(10月26日)
2017.10.27
ハワイ研修旅行(A班)第2日 10月26日(木)
昨日のクイズ(飛行時間)の答えは7時間16分。時差が19時間ありますので、ハワイ時刻は日本時刻に5時間足して、1日引いてください。テイクオフの25日の午後8時30分は、ハワイ時刻では25日の午前1時30分ということですから、到着時刻(8:46)−出発時刻(1:30)=7時間16分です。
さて、2日目のコース別研修ですが、昨年度実施した「天文」「海洋」「生産」「火山」に加え、今年は、「有機農業」と「日系移民」の2コースも成立しました。A班は、「天文」「海洋」「生産」「火山」と新しい「有機農業」の5コースに分かれました。以下、それぞれのコースの様子です。
1. 天文コース
午前中はイミロア天文館でハワイ島の特徴の講義やプラネタリウムショウを見て、気候や地形の面でのハワイと日本との関係も知ることもできました。夕方からのマウナケアステートパークでの星空観察は天候が心配されましたが、きれいに様々な星座や土星のリングや月のクレーターを見ることができました。星の多さに圧倒され生徒も感動していました。
2. 海洋コース
海洋コースは、午前中にホテルでハワイの海洋生物に関する講義を受けた後、ONEKAHAKAHA BEACHに移動し、海洋生物や地質・岩石に関する実地講義と浅瀬でのシュノーケリング講習を行いました。
日中を通じて北東貿易風が強く吹き、海から出ると少し肌寒さを感じたものの、実際の自然に触れると楽しそうな笑顔があふれる充実した実習となりました。
3. 生産コース
生産コースはハワイ島の東側にあるヒロから高速道路を使って西側のコナに向かいました。途中、雲を抜けて標高2000mにあるマウナ・ケア州立公園辺りに来ると、雨の多いヒロから、コナ地方の特徴であるカラッとした天候に変わりました。
まずUCCがコナで経営しているコーヒープランテーションを見学しました。コーヒー好きの生徒たちは「おいしい」と何杯もお代わりをいただいていました。プランテーションはかなり急な斜面にあり、海に向かってひらけた景色も素晴らしいものでした。木からもいだコーヒーの実をむいて食べてみると、生徒たちは実は甘いと言うことに驚いていました。
続いてハワイ州立自然エネルギー研究所で講義を受け、巨大な海洋温度差発電機を間近で見させていただきました。ハワイの自然エネルギーの開発への取り組みについて真剣に学んでいました。
4. 火山コース
午前中はイミロア天文館に行き、マウナケアの色や火山の年月経過によるマウイ島の移り変わり、ハワイ島の火山と日本の火山の構造や成分の違い、地震についてなどの講義を受けました。
午後はキラウエア国立公園に行きました。カルデラの中にある火口では、雨が降っていたので残念ながら溶岩を見ることは出来ませんでしたが、過去の噴火で流れ出て固まった溶岩の上を実際に歩き、触れることが出来ました。
さらに、溶岩トンネルの中を歩き、神秘的な光景を見ました。
たくさんの興味深い話を聞き、貴重な体験をして自然を肌で感じ、実りあるコース別研修になりました。
5. 有機農業コース
有機農業コースは、食や有機農業に関心のある5名の生徒が参加しました。まず、Laupahoehoe Community School に行き、小中学生に有機農業を教えているジェニー先生から土の大切さを教わりながら土起こしをしました。小学校の授業見学・参加もしました。午後は、Ginger Ridge Organic Farm のハワードさんを訪ね、彼の畑を見学しながら、話を聞いたり作物を食べたりました。かなり雨が降って足下が悪かったので、ほとんどの生徒ははだしで農場を歩き、土の感触を楽しんでいたようです。その後、ヒロ市内でオーガニックのものを商う Island Naturals Organic Marketへ行き、店員さんに果物や今ハワイで大人気の紅茶キノコ(Kombucha)などを試食・試飲させてもらい、コーヒーやサプリの説明を聞きました。農業の大切さと豊かさを学んだ一日でした。
帰着後、午後に到着したB班の生徒と話をする姿も多く見られました。明日は、クラスごとのハワイ島内ツアーです。親睦を深めながら、ハワイ島の自然や文化を学びます。