用途・応用分野
・体液で瞬時に固化するインジェクタブルゲル
・DDS分野(体内や体表で機能する薬剤徐放デバイス)
・再生医療分野(3次元細胞培養基材など)
概要
PEGを担体としたDNAの液相合成法を活用して、PEGの両末端にデオキシグアノシンやシトシンを数塩基伸長したヒドロゲル調整用マクロモノマーを、グラムスケールで大量に調製する手法を開発した。さらにDNAの特殊な四重鎖構造を活用し、生理食塩水濃度のNa+やK+の添加、弱酸性へのpH変化に応答して瞬時にゲル化する新しいヒドロゲル材料の開発に成功した。
自己修復性や、DNA配列を利用したゾルーゲル転移のプログラミング性、人工イクラのような自在な成形性に加えて、細胞毒性を一切示さず、生体に投与しても炎症も引き起こさない、非常に高い生体適合性をもつことが確かめられている。
上記は「研究・技術シーズ集」より抜粋した内容です。詳細につきましては「研究・技術シーズ集一覧」よりご確認ください。