聴覚に学ぶ!有毛細胞共鳴が生み出す究極の音響スペクトラム検出機構

  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

用途・応用分野

音響、通信、非破壊検査、地震観測、医療

概要

人の聴覚システムには、特定の周波数に鋭く共振する聴覚細胞が数多く並んでおり、20Hz20000Hzの可聴周波数を高分解能に聴き分けている。この細胞の共鳴機構を膜とピンホールで模倣した超狭帯域微小音響共鳴体を開発した。共鳴により増強された内圧を圧力センサで測定することにより、特定の周波数の音波を効率よく観測できる。また、物理長に依存しない共鳴を利用するため、ミクロン寸法への小型化も可能であり、人の聴覚のように周波数が異なる共鳴体を数多く並べた広帯域高感度センサへの応用も期待できる。
図は、蝸牛内部の有毛細胞と、これを模倣した微小音響共鳴体の構造、およびその周波数特性である。音波は、共鳴体上部のピンホール(黄色図形、直径4nm)から侵入し、円筒側面の膜を通って放出される。直径8μm、長さ62μm の細胞が1120Hzに共鳴する例を示す。

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上記は「研究・技術シーズ集」より抜粋した内容です。詳細につきましては「研究・技術シーズ集一覧」よりご確認ください。
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