抗菌剤作用特性解析と新規抗菌剤の開発

  • 3. すべての人に健康と福祉を
  • 6. 安全な水とトイレを世界中に
  • 11. 住み続けられるまちづくりを

用途・応用分野

・環境微生物制御
・食品製造や医療現場の衛生管理
・新規抗菌剤の作用特性の解析と作用機構の特定、バクテリア細胞の耐性化検定

概要

我々の研究室では、様々な抗菌剤の作用特性と作用機構を解析し、耐性菌が出現しない抗菌剤開発・微生物制御システム作りに向けた研究を行っている 。

モデル抗菌剤として用いた陽イオン性第四アンモニウム塩(臭化トリメチルアンモニウム,C TA B)の抗菌特性に関する研究からC TA Bの抗菌作用に活性酸素種の発生が寄与し(図1)、O2-耐性に関わるSoxRSレギュロンの抑制が活性酸素発生に大きく関与していた。また、C TA B処理で多剤耐性菌が容易に取得され、変異株の詳細解析からsoxRSSoxRSレギュロンを構成性とする変異が生じていることも確認された(表1)。この変異発生は活性酸素種蓄積による変異誘発かもしれない。一方で、低酸素状態でのC TA B処理では活性酸素の発生は確認されず、耐性菌が発生しない微生物制御システムの構築も可能と予想している。

lifesciences13.jpg

上記は「研究・技術シーズ集」より抜粋した内容です。詳細につきましては「研究・技術シーズ集一覧」よりご確認ください。
lifesciences13.jpg

同じSDGs目標を持つ取り組み事例

  • ../../common/images/activities/thum_seeds.jpg ../../common/images/activities/thum.gif

関連するニュース・イベント

  • ../../common/images/news/thum.gif

  • Japan. Committed to SDGs
  • SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS
  • 関西大学 関大研究力 研究まとめサイト
  • 関西大学 環境保全
  • 学生によるSDGsの取り組み

関西大学SDGsの取り組みに関する
お問い合わせ先

関西大学 KANDAI for SDGs推進プロジェクト事務局(学長課)
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
TEL 06-6368-1121(大代表)

ページトップへ戻る