1. TOP >
  2. 教育後援会のご紹介 >
  3. 2021年度 会長あいさつ

2021年度 会長あいさつ

関西大学教育後援会会長 横田英哲

コロナ禍の中の教育後援会活動

新緑が目に眩しく、初夏の風が爽やかにそよぐ5月の中旬、例年であればそのよき季節に、千里山キャンパスの中央体育館で父母・保護者の皆様にお集まりいただき、関西大学教育後援会の総会が開催される光景を目にすることができていたでしょう。さりながら、ご承知のとおり、大阪では三度目の緊急事態宣言が発令され、昨年に続き、今年も皆様にご参集いただくかたちでの総会は取り止めることになりました。

私は、このたび2021(令和3)年度の会長を担うこととなりました。この混乱期に、身に余る大役を仰せつかり、責務の重大さに身の引き締まる思いであります。これからの1年間、コロナ禍の終息がいまだ見通せない困難な時期ではありますが、大学ご当局と歩調をあわせながら、コロナ禍において求められる様々な活動を実行してまいりたいと存じますので、どうぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

関西大学教育後援会は、戦後間もない1947(昭和22)年に創設され、2017年には創立70周年を迎えた、日本の大学でもっとも歴史のある父母・保護者による後援会組織です。創設以来、関西大学と父母・保護者の家庭とのかけ橋となる組織として活発な活動を行ってきており、大学の教育・研究を支援する独創的な事業や行事を数多く積み重ねてまいりました。

なかでも「総会・学部別教育懇談会」は、「父母・保護者の一日大学」として位置付けられ、関西大学の学びの環境を身近に感じていただける絶好の機会になっています。また、おもに大学の夏季休業期間を利用して先生方にご出張いただき、全国主要都市で「地方教育懇談会」も開催しています。

その結果、朝日新聞出版から毎年発行される『大学ランキング』の2020年版では、関西大学は保護者会ランキングの参加者数において、2位以下と圧倒的な差をつけて1位に輝き、「『関西大学教育後援会』の趣旨が、多くの大学の保護者会の範となっている」旨のコメントを頂戴いたしました。

しかしながら、昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、これらの行事の多くは、取り止めざるを得なくなりました。一方、各種行事が中止となるなか、昨年10月には、学部別教育懇談会、地方教育懇談会および就職説明懇談会を兼ねた「大学教育(学部)の現状と就職に係る説明会」をWeb配信により実施し、全国の父母・保護者の皆様に多くご視聴いただきました。

今年度におきましても、新型コロナウイルス感染症の動向を見据えながら、諸行事をリアルなかたちで開催できない場合は、ITツールを使うなどして、できる限り本会の行事を実施していきたいと考えております。

なお、本会では、このような行事のほかに、会報『葦』や、新入生の父母・保護者の皆様向けの『みちしるべ ―関西大学の4カ年―』の発刊、「大学紹介映画」の製作など、関西大学に関する様々な情報を広くお知らせする活動をしており、コロナ禍のなかでも、こうした活動は当然のことながら今年度も続けていきたいと考えております。

今年の4月に入りましてから、大阪府ではコロナウイルス感染者が増加しており、大変ご心配のことと存じます。しかし、そうしたコロナ禍のなかにあっても、本会は昨年度、友達づくりを支援するための交流サイトである「触れずにフレンズ」の開設や、「100円夕食」への支援などに取り組み、成果をあげてまいりました。そして、修学に支障を来し退学する学生を一人も出さないことを最優先事項に位置づけている、大学側の強い意志を尊重し、新型コロナウイルス感染拡大により生活が困窮した学生を支援するため、大学に対し1億円の寄付を行いました。

今年度も本会は、より実りある学生生活をサポートするための有効な手立てを模索してまいりたいと考えております。ちなみに、会報『葦』は、大学における学生生活に関して大学と会員が互いに意思疎通を図ることを目的とした年3回発行の冊子ですが、昨年は、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた取り組みを中心に特集した『特別号』を発行し、会員であるすべての父母・保護者の皆様に対して送付いたしました。今後も会員の皆様方とのコミュニケーションツールは、ウェブサイトのみならず、冊子媒体である会報『葦』につきましても、ますます充実した内容となるよう力を注いでまいります。

ところで、「大学と家庭の心のかけ橋」として長年その役割を果たしてきた本会は、新型コロナウイルス感染症の影響により、諸活動に大きな制約が課せられるなかにあっても、先述のような諸活動を通じ、社会から注目され、高く評価されました。「触れずにフレンズ」は、日本テレビの「ZIP!」や産経新聞、日経新聞などでも大きく取り上げられました。また、年末年始における生活困窮学生への「冬休みプレゼント」企画への支援につきましては、「FNN Live News days」のほか、「100円夕食」取り組みへの支援とともに、関西テレビ「報道ランナー」、毎日放送「ミント!」等の各種情報番組や新聞各紙でも大きく取り上げていただきました。

私は会長として、このような時代の要請にこたえる諸事業に対して、全力で組んでまいりたいと考えています。引き続き、本会の事業・行事の趣旨をご理解のうえ、積極的にご参加いただき、あたたかいご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。

最後になりましたが、新型コロナウイルス感染症の状況が予断を許さないなか、不幸にして罹患された皆様には、一日も早いご快復をお祈り申し上げます。あわせて、経済的な被害を受けられた皆様にも、心からお見舞い申し上げます。そして、全ての父母・保護者の皆様には、時節柄、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。

以 上


教育後援会のご紹介