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HOME 収蔵資料 03 大正時代前期(1912〜) 詳細

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 明治38年(1905)に私立関西大学となった頃から、学生たちは角帽をかぶるようになった。この角帽は大正6年(1917)に専門部(法律学科)を卒業した学生がかぶっていたものである。
 帽子につけられた校章は現在と同じ「大学の2文字を葦の葉で包んだデザイン」であるが、現存する資料で一番古いのは大正4年(1915)の卒業アルバムについているものであり、これはそれに次ぐものと言える。
 帽章は大学昇格直後、「大学」の2文字だけになった時期があるが、学生たちの評判が良くなかったため、以前の「大学の2文字を葦の葉で包んだデザイン」に戻っていったという経緯がある。(竹西宗助氏寄贈)