アカデミック日本語の授業で大阪府立中央聴覚支援学校を訪問しました

2025/12/10

 関西大学留学生別科では、1126日、授業「アカデミック日本語」の一環として大阪府立中央聴覚支援学校を訪問し、別科生による出身国・地域の紹介をはじめとする交流活動を行いました。 本授業は、専門性のあるテーマを扱いながら、プレゼンテーションやディスカッションを通してコミュニケーション力を育成する科目です。今回は「多様な特性のある人とのコミュニケーション」をテーマに、教室での学びを実践の場につなげる取り組みとなりました。

 事前授業では、情報保障やコミュニケーションのアクセシビリティに関する専門書を読み、内容をまとめて発表することで、相手の状況や特性に応じて伝え方を工夫する重要性を学びました。その学びを実際の交流の中で深める機会として、今回の訪問が位置づけられました。 当日は、別科生24名が5つのグループに分かれ、中等部の生徒約20名と交流しました。最初のプログラムでは、留学生が出身国や地域、自国の手話やろう学校のことなどを、写真・文字・この日のために練習してきた手話を組み合わせながら紹介しました。

 中等部の生徒も手話や板書を使って積極的に質問し合い、音声だけに頼らず、双方が工夫しながら伝え合うコミュニケーションが自然に生まれていました。 後半の「手話カルタ」では、生徒と別科生が同じチームになって盛り上がり、教室全体に笑顔が広がりました。手話を手がかりに協力し合う中で、ゲームを通して目的達成のために「伝えたい」「理解したい」という気持ちが行き交う、温かい時間となりました。

 今回の交流にあたり、聴覚支援学校の先生からは事前に、「生徒が手話の通じない環境でどうコミュニケーションをつくり出すかを見守りたい。別科生も困ることがあるかもしれないが、互いに歩み寄る経験につながれば嬉しい」というメッセージが寄せられていました。 その言葉どおり、生徒と別科生は"うまくいかない瞬間"も前向きに受け止め、言葉やジェスチャーでの表現、黒板での筆談など、さまざまな手段を使って試行錯誤しながらコミュニケーションを積み重ねていました。


 音声に依存しないコミュニケーションの可能性を実感し、互いの違いから学び合う貴重な機会となりました。
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