日本事情特別講演会を実施しました
2025/06/13
6月11日、関西大学留学生別科では、「日本事情」の授業の一環として、**特別講演会「手話と日本語と-ろう者の言語的共生について-」**を開催しました。
講師には、兵庫教育大学の中島武史先生をお招きし、手話とはどのような言語なのか、ろう者と日本語の関係、そして「ろう者は障害者か?」という問いについて、実際に手話を体験しながら言語と社会の視点から深く掘り下げてお話しいただきました。
先生ご自身が「コーダ(ろう者の親を持つ子ども)」として育ってこられたご経験を交えながら語られる内容はとてもリアルで、学生たちも熱心に耳を傾けていました。
講演後には、「手話の奥深さを初めて知った」「"共生"の意味を考えるきっかけになった」といった感想も聞かれ、学生たちにとって新たな視点と気づきを得られる有意義な時間となりました。
今後も「日本事情」の授業では、多様なテーマを取り上げながら、日本社会や文化への理解を深めていきます。