2022年度PDMセミナー「社会安全に関する英語表現の技術」を開催しました。

社会安全学部の大学院である社会安全研究科には、PDM(Ph.D Disaster Management)という英語による博士課程後期課程3年間のコース(ドクターコース)があります。諸外国から、社会安全学の博士論文を執筆する大学院生が集い、研究しています。

PDMでは、PDMセミナーという諸外国における社会安全学、防災・減災論、危機管理論に関わる研究・教育の紹介のためのセミナーを定期的に開催しています。

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2023116日に2022 年度 第1回/ 2 PDM セミナー 「社会安全に関する英語表現の技術」(講師アンディ・バーガー氏) を開催しました。PDMに在籍する外国人大学院生(博士課程後期課程、ドクター)3人全員と、博士課程前期課程(マスター)に在籍する7名、社会安全学部の学部生24人が参加しました。

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2023 年 1 16日(月) 関西大学 高槻ミューズキャンパス M905 教室

1 14:40-16:10 「英語プレゼンテーションにおけるレトリックの技術」

2 16:10-17:50「サステナビリティと気候変動危機に関する英語プレゼンテーション」

PDM Seminar Series 2022 (1) (2) "English Presentation on Societal Safety Sciences" Andy Boerger (Lecturer, Yokohama National University)

Monday January 16 th 2023

(1)14:40-16:10 The Essential Rhetorical Devices in English Presentations, and How to Use Them

(2)16:20-17:50 Presenting about Sustainability and the Climate Crisis

今回、講師を務めて下さったアンディ・バーガーさんは 横浜国立大学講師で、英語教育の専門家です。ベストセラー『英語で自分をアピールできま すか?』(角川書店)をはじめ、英語学習に関する著書 65 冊を執筆しています。画家でもあり、著書には自らイラストを描かれます。 セミナーは英語で行われました。

◎第1回セミナー「英語プレゼンテーションにおけるレトリックの技術」

The Essential Rhetorical Devices in English Presentations, and How to Use Them

英語による一般的なプレゼンテーションの手法について、わかりすい講演

動画27秒 よい英語プレゼンをするには(1) 

How to make a good presentation in English(1)  https://youtu.be/lPPz_21IbWY

動画58秒 興味を引く数字を使う よい英語プレゼンをするには(2) 

Interesting Figures How to make a good presentation in English(2)  

https://youtu.be/SF6cvWIfMnc

動画310秒 シナリオを想像する よい英語プレゼンをするには(3) 

Imagine Scenario How to make a good presentation in English(3)

https://youtu.be/SAmtjNlXFbc

動画423秒 比喩の拡大 よい英語プレゼンをするには(4) 

Extended Metaphar How to make a good presentation in English(4)

https://youtu.be/nyyOqvPfBaU

動画1時間5分 講演全体 

https://youtu.be/XuZvvVjCYvE

◎第2回セミナー「サステナビリティと気候変動危機に関する英語プレゼンテーション」Presenting about Sustainability and the Climate Crisis

サステナビリティ、ESGSDGについて、英語でどう表現するかについて、いろいろな例を用いた講演

動画1時間15分 講演全体 

https://youtu.be/fFmQDViFuH4

参加した社会安全学生の感想

1回目

Informative, Interesting, Memorable3つのキーワードをプレゼンターの「責任」と説明していた点が、非常に印象に残った。」

「英語のプレゼンをどのようにするか、そしてプレゼンにどう注目させるかなど、さまざまな手法や重要なポイントが学べてとてもいい体験だった。特に、質問を投げかける、比喩を用いるという手法が、YouTubeなどでよく見かける英語のプレゼンの技法だったのでとても印象的だった。」
「すべて英語だったので、とても貴重な体験ができたと思います。個人的に、自分の英語でもコミュニケーションが取れたことが本当にうれしかった。」
「英語のプレゼンを行う際は、"Rhetorical Technique"「修辞技法」や"Rhetorical Question"「修辞疑問」を取り入れて観客を引きつけるとその後のプレゼン内容をスムーズに発表できることを学びました。他にも"Metaphor/Analogy"「隠喩/類推」を取り入れるのも効果的であることを学びました。これらは普段から英語1B,2Bの授業で習っていて、宿題で英語のプレゼンを作成する際は気を付けているのですぐに理解できました。"extended metaphor"に関する表現技法として"Interesting figure"「面白い(興味を引きつけるような)数値」を用いたり、偉人や有名なスポーツ選手の言葉を"Quote"「引用」したりする手法は英語の授業で習っていなかったので、新たに学べ勉強になりました。」
「英語でプレゼンをする具体的な技法を学ぶことができ、同時に自身の英語に対するモチベーションをあげることができた。」

2回目

「現状のままでは持続可能な社会は築かれない。目先の利益や個人の利益ばかりをみるのではなく、もっと広い視野で物事を見ることが大事である。簡単にまとめると以上のようになると考えました。私もバーガーさんの意見に同意です。現状のままでは地球温暖化やごみの廃棄問題などの環境問題が多すぎるために、持続可能な社会は築かれません。持続可能な社会を築くためには二酸化炭素の排出量やごみの排気量の規定をさらに厳しくする必要があるのではないかと考えました。」

「サスティナビリティの社会を作るために環境破壊につながる行為はなるべく避けて行くべきである。講演ではシャワーの時間を短くするだけで、たった数秒、数分毎日減らす努力で救われる命がたくさんあるということを理解した上で、今後の生活を考えないといけないなと思った。無駄な政策は、世界にたくさんあり環境破壊に繋げている。環境問題解決のためと思われる計画でさえも、それに至るまでにはたくさんのエネルギー資源が必要とされるため結局のところ倹約しているかどうかわからない今回の授業で学べたことはもちろん有意義だが、それ以上に授業に参加する大学院の人たちの英語力に圧巻された。会話ができるくらいの英語力を身につけたいと強く思えたので、その意味でもいい経験となりました。」

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>社会安全学研究科PDMプログラムの院生とマスターの大学院生が勢ぞろい
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>社会安全学研究科PDMアンディ・バーガーさんと英語教育に関する著作の数々