BERC寄附講座「明治グループのCSRの取組み」 第5回 株式会社明治

講義報告
2019年11月7日
関西大学社会安全学部3年
吉田歩乃佳

 2019年11月7日5時限、社会安全学部「BERC寄附講座(担当:高野一彦教授)」において、株式会社明治 サステナビリティ推進部 推進グループ長 齋藤明敏氏がご来校され、「明治グループのCSRの取組み」をテーマにご講演をいただきました。
 同社は「健康な食生活」に貢献するためにあらゆる商品を世間に提供し、研究開発をはじめ様々な面で挑戦を続け、常に一歩先を行く価値の提案を心がけていることがわかりました。ご講義は以下の内容で構成されました。
1. 経営基本理念
2. CSV
3. 明治グループの活動
4. 明治グループの特長

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本講義では、明治グループのCSRの取組について理解を深めることができました。明治グループは、その志として「質実剛健・至誠奉仕・栄養報国」という理念をもとに経営をしてこられました。2016年10月、明治グループは創業100年を迎え、さらに「ステークホルダーとの関係緊密化」を探求しています。
 明治グループは、健康や栄養、環境などの社会的課題を、同社の商品やサービスなどの本業により解決することで、企業の社会的責任を果たしておられます。例えば、メイジ・カカオ・サポートです。同社の商品であるチョコレートにはカカオが原材料として使われています。そこで、カカオ農家の支援を行うことで、カカオの生産量向上やカカオ農業の持続性を保つだけでなく、高品質なカカオ豆を調達することで美味しいチョコレートを安定して世間に提供することができます。それが社会の価値と企業の価値、双方の向上に繋がります。このように、明治グループはCSV(Creating Shared Value ; 共通価値の創造)の考え方をとり入れて、諸活動を行っていることがわかりました。


「株式会社 明治様のBERC寄附講座の感想」

2019年11月7日
関西大学社会安全学部
高野ゼミ3年 吉田歩乃佳

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 株式会社 明治様の講義を聞き、CSRの取組がいかに世の中に役立ち、必要とされているのかということがわかりました。社会価値と経済価値の両立を目指すCSR活動の中核となるCSVは、できることを少しずつ「持続していく」ことで、発展を遂げることができるのだと感じました。
本日の講義内容やゼミでの研究発表でいただいた意見を今後の企業研究に繋げ、研究に活かしていきたいです。
 本日は遠方からお越しいただき、ありがとうございました。