4/8(火)関西大学社会安全学部×産経新聞「危機の時代」が始まりました

社会安全学部と産経新聞社がタイアップした連続セミナー「危機の時代」(全7回)が4/8からスタートしました。

第1回目は、社会安全学部 安部誠治教授が「JR、日産、厚労省...。大組織で不祥事が相次ぐ理由」と題し、講演を行いました。

安部教授からは、
①日本人の国民性(約束を守る、誰かが見てなくても丁寧な仕事ができる等)は国際的にも評価されており、これまで日本製品に対する信頼は高かったが、データ改ざんなどを続けていると、今後は世界市場で信用を失ってしまうおそれがある。
②法律(会社法や刑法など)だけでは組織は良くならない。組織を構成する人の意識、人の行動規範が変わらないと不祥事はなくならない。
③人も組織も不完全である。人も組織も理想を持つことが必要だ。フラットな組織を創り、よりよいものに向かって努力を続けることが必要だ。
との3つの提言がありました。

また講演後の産経新聞社現場記者とのディスカッションの中では「不祥事を報告した人が褒められる制度が必要ではないのか」との意見が出され、聴講者からも積極的な質問があり、充実したセミナーとなりました。

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