BERC 寄附講座「企業の社会的責任と消費者教育」第7回 TBSホールディングス

講義報告

2017年12月14日

関西大学社会安全学部3年

江藤 万智


 2017年12月14日5時限、社会安全学部「BERC寄附講座(担当:髙野一彦教授)」において、TBSホールディングス コンプライアンス室室長 神田氏が来校され、「TBSのコンプライアンス」をテーマにご講演をいただきました。
 同社は「報道機関の責任」と「取材者の安全」を考慮し、一つ一つの情報を私たちに伝えていることが分かりました。
ご講義は以下の内容で構成されました。

1.TBSにおけるコンプライアンスの取り組み
2.東日本大震災時の報道対応
3.福島原子力発電所における取材の取り決め
4.屋内避難区域、南相馬市での報道判断
5.原発事故報道の課題点

 本講義ではTBSホールディングスのコンプライアンスについて学ぶことができました。過去の経験を活かした現場での取材の在り方を実現されています。その実例として紹介された「原発事故取材の安全管理」は東日本大震災の時に作成されました。「原発事故取材の安全管理」には7つのポイントがありました。その中でも重要なポイントとして、「現場取材の重要性」があります。現場に行って取材することで隠れていた事実を発掘することができ、現地の思いを伝えることができます。さらに事故や災害の風化を防ぐためにも、「その後」の報道をし続ける必要があると感じました。


写真1

「TBSホールディングス様のBERC寄附講座の感想」


2017年12月14日

関西大学社会安全学部

髙野ゼミ3年 江藤 万智

 TBS様の講義を聞き、報道機関の「継続的に報道しなければならない」という社会的責任のもと常に取材・報道をされていることがわかりました。災害時に情報が混乱する中、正確な報道をし続ける難しさや、報道するか否かの判断など詳しく知ることができました。また、取材を現地でされる方の安全の確保も考慮されており、伝える側の危機管理について学ぶことができました。本日の講義内容を今後の企業研究に生かしていきたいです。
 本日は遠方からお越しいただき、ありがとうございました。