7/13(木) 梅田キャンパスにて講演会を開催しました

 7月13日(木)関西大学梅田キャンパスにおいて、社会安全学部・JR西日本安全研究所の共催(後援:近畿運輸局)で「事故調査から学ぶ鉄道の安全性」と題し、講演会を開催しました。
 冒頭、開会の挨拶として社会安全研究科の安部研究科長から、参加者へのご挨拶と本講演会の趣旨説明がありました。

 講師には、日本大学総合科学研究所教授で、前運輸安全委員会鉄道部会長の松本陽氏をお招きしました。松本氏は運輸省交通安全公害研究所に入所し、同所及び(独)交通安全環境研究所において、新交通システムや鉄道技術の安全性に関する研究とともに、信楽高原鐡道、地下鉄日比谷線中目黒、福知山線などの鉄道重大事故の原因を鑑定された、事故調査の第一人者です。

 講演は、1.概論:事故調査から鉄道の高安全度化へ(事故調査はなぜ必要か?どのように行うべきか?)、2.特論:車輪・レール系のメカニズムと脱線事故、3.具体的事例と安全上の教訓 (15例)、の構成で行われました。
 質疑応答・討論は、西日本旅客鉄道株式会社安全研究所長の河合篤氏に進行をお任せし、多くの議論が交わされました。また、事業者間での意見交換も活発に行われました。
 最後に近畿運輸局鉄道部長の南條正幸氏から閉会の挨拶をいただきました。

 関西各地から鉄道事業者の事故防止担当者、鉄道技術者が約150名集まり、鉄道の安全性について、熱心に講演に耳を傾け、意見交換が行われた一日でした。

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