BERC 寄附講座「企業の社会的責任と消費者教育」第2回 株式会社伊藤園

講義報告


2015年10月22日
関西大学社会安全学部3年
藤田 菖子



 ???2015年10月22日(木)5限目、社会安全学部「BERC寄附講座(担当:高野一彦教授)」において、株式会社伊藤園 CSR推進部 CSR推進室長 石井 瑞城氏が来学され、「企業の社会的責任と消費者教育」をテーマにご講演を頂きました。
???同社グループは、経営理念「お客様第一主義」のもと、社会に求められる企業として企業価値を高め、持続的成長・発展を目指しています。このため、ステークホルダーの皆様の信頼を得ることを旨として、組織統治・人権・労働慣行・環境・公正な事業慣行・消費者課題・コミュニティへの参加及びコミュニティの発展という7つの中各主題に取り組んでおられます。また、社会の課題解決と同社グレープの成長を両立させる「共有価値の創造(CSV)」の考え方で戦略的に推進し、人材育成と関係者連携力の強化のため「持続可能な開発のための教育(ESD)」の考え方を取り入れられています。
???ご講演は以下のような内容で構成されました。


1. 伊藤園の概要
2. 社会対応力
3. Win-Win関係構築力
4. グローバル人材育成力
5. 伊藤園の共有価値創造
6. 結語・経営戦略に組み込む3つの柱


7. まとめ
 ??本日の講義では、株式会社伊藤園のCSR活動等について学ぶことができました。例えば、CSRで国際標準において社会対応力をつけ、CSVで社会課題への貢献と利益創出をするためにESDを用いて社員全員が学び続けておられることを学びました。社員全員で学び続けることは、素晴らしいことだと思いました。また、事業の中で印象的だったことは、茶産地育成事業です。耕作放棄地を新産地にすることで新たな雇用を創出することができ、地域の活性化につながることに感心しました。この事業は持続可能性に優れており、茶畑にする上で、気候が合う限り多くの地域にも取り入れてもらいたいと思いました。



写真1  写真1

石井氏は、株式会社伊藤園のCSRについてわかりやすくお話して頂きました。
学生もCSR活動に関心を持ち、多くの質問をさせて頂きました。



「株式会社伊藤園様のBERC寄附講座の感想」


2015年10月22日
社会安全学部3年
山下 裕也




???伊藤園の特徴としては ISO26000で設定された 『CSR』、共有価値の創造を目的とした『CSV』、それらを全従業員で学ぶ人材育成のための『ESD』の三本柱で構成されているという仕組みに非常に関心が湧きました。また、CSV の件では、三方よしが図で表されてい
て、 誰にどのような価値が創造されているかがよく分かりました。これからも「世界のティーカンパニー 」としてお茶の良さ、素晴らしさについて国内に留まらず、世界に知ってもらえるようにと一大学生として楽しみにしています。 今日は貴重なお話ありがとうござ
いました。

以?? 上