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あいおいニッセイ同和損害保険株式会社による 「CSV×DX」とテレマティクス保険を通じた社会・地域課題解決に関する特別授業を行いました!

関西大学商学部では、202672日(水)、保険経済論の授業において、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社大阪支店
SAFE TOWN
の広場メンバーのみなさまをお招きし、「あいおいニッセイ同和損保が取組む『CSV×DX』を通じた社会・地域課題解決」というテーマで特別授業を実施しました。

同社は、2004年に日本で初めて実走行距離連動型の自動車保険であるテレマティクス保険を販売した会社です。今回の授業では、損害保険会社の役割の変化、インシュアテック、DX、テレマティクス保険の有効性、そして同社が掲げる「CSV×DX」について、最新の取組を学生にお話しいただきました。

関西大学商学部と同社は、20262月に連携協定を締結しており、今回の授業はその連携活動の一環として行われたものです。
https://www.kansai-u.ac.jp/Fc_com/news/003129.html

講義ではまず、損害保険業界の概要や、自然災害の激甚化・常態化、自動車保険市場の現状などについて説明がありました。
そのうえで、同社が掲げる「CSV×DX」について、企業が本業を通じて社会課題の解決と企業価値の向上を同時に実現するCSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)の考え方と、デジタル技術・データ活用によって新たな価値を創造するDX(Digital Transformation)の意義が紹介されました。

続いて、同社の代表的な取組として、テレマティクス自動車保険について詳しく説明がありました。テレマティクス自動車保険は、車載器やドライブレコーダー、スマートフォン等を通じて取得される走行データを活用し、安全運転スコアや安全運転レポートを契約者に提供することで、事故の予防や安全運転意識の向上につなげる保険です。
従来の自動車保険が「事故後の補償」を中心としていたのに対し、テレマティクス自動車保険は「事故を未然に防ぐ」「事故発生時に迅速に対応する」という新しい保険のあり方を示すものとして紹介されました。

とりわけ学生の関心を集めたのは、運転行動の可視化とフィードバックが安全運転意識の向上につながる点です。
講義では、安全運転スコアや安全運転レポートを通じて契約者が自らの運転を客観的に振り返ることができる仕組みが紹介されました。これは、保険会社が契約者の運転行動を把握し、その情報を契約者へ還元することで安全運転を促す仕組みであり、保険経済論で扱う情報の非対称性やモラルハザードの問題を具体的に考えるうえでも重要な事例となりました。


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また、事故発生時に大きな衝撃を検知すると、保険会社から契約者へ安否確認の連絡を行う仕組みや、位置情報を用いたロードサービス手配、ドライブレコーダー映像や走行データを活用した事故状況の可視化、AIによる映像解析を用いた事故対応の高度化など、損害サービス分野におけるDXの具体例も紹介されました。
実際に、山中での単独事故において自動通報機能が人命救助につながった事例も取り上げられ、学生は、保険が事故後の金銭的補償にとどまらず、安心・安全の提供や社会的リスクの軽減に関わっていることを学びました。

さらに、同社が蓄積しているテレマティクスデータを、自治体・警察・商工団体・大学等との連携を通じて地域課題の解決に活用している事例も紹介されました。
急ブレーキや速度超過、急ハンドルなどの運転挙動データを地図上に可視化する交通安全マップ、警察の事故データとテレマティクスデータを組み合わせた交通事故防止活動、災害時の道路損傷箇所の把握支援、EcoSafetyドライブコンテストなど、データを活用した交通安全・防災・環境配慮の取組について説明がありました。

今回の講義を通じて、学生は、損害保険会社の役割が、偶然の事故や災害による経済的損失を補償するだけでなく、データやデジタル技術を活用して事故を減らし、被害を軽減し、地域社会の課題解決に貢献する方向へ広がっていることを理解しました。
また、保険商品・保険サービスの進化を、モラルハザードの抑制、リスク予防、事故対応の迅速化、地域連携、CSV経営といった保険経済論の観点から考える貴重な機会となりました。

受講生のコメント
CSV
DXを組み合わせることで、企業の成長と社会課題の解決を同時に目指せることが分かり、今後ますます重要になる考え方だと感じた。なにかが起こった後の対応ではなく、なにか起こる前に備えたり、被害を抑えたりする保険に変わりつつあるということが印象に残った。実際の事故の事例を知り、テレマの必要性を深く理解できた。特に、位置情報を確認できたり、事故が起きやすい道を可視化したりすることで、地域貢献に取り組んでいる点に魅力を感じた。テレマティクス自動車保険は、環境面でも安全面でも良い商品だと感じた。


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関西大学商学部では、今後も連携協定に基づき、企業・地域社会と連携した実践的な教育活動を推進していきます。

原稿執筆:徳常泰之



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