青い植木鉢に１ｍ程の藤が植わっていることは知っていましたが、花を見た記憶はあるような・・・ないような？
　いつだったか、誰かが、日当たりのよい現在の場所に鉢を移動させてから、毎年春に綺麗な花を咲かせていました。するとみるみる元気になり、ふと気が付くと2017年頃には傍にあった梅の木につるを伸ばし、梅の木から藤の花が垂れ下がるという奇妙な状態になったので、2019年頃久山のおじさん（用務員さん）に小さな棚を手作りしてもらいました。すると藤は増々元気になって、今度は風の力を借りてせんだんの枝につるを絡ませ、2021年の春には、せんだんの枝から藤の花が垂れ下がることになりました。これでは藤にもせんだんにも良くないと思い、2022年の春には立派な藤棚（現在のもの）を作ってもらいました。2024年春、今も青い鉢はそのままですが、藤の幹はとっても太くなっています。鉢の下からは、きっと太い根が園庭（地中）に伸びていることでしょう。「やっと関大幼稚園の仲間になったぞ！」と藤はホッとしているかもしれません。
　関わり方・環境・配慮・居場所・存在感・・・思わず子育てと重ねて考えてしまいました。