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【高等部2年】東京フィールドワークを実施しました(3日目)

東京フィールドワーク3日目の研修プログラムは、午前が特許庁の訪問、午後が日本科学未来館での研修でした。

特許技術をめぐる情勢は、国内のみにとどまらず、世界と大きく結びついたものとなっています。
特に、グローバル経済が発達した現在、幅広い範囲の権利を保護するものとして特許制度が存在しています。
こうしたことを背景に、特許技術に関わる専門的なお話をおうかがいすることで、多角的な視野を持つ意味を込めて、特許庁を訪問しました。

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特許をめぐる話は専門的な部分が多いものでしたが、身近な例を取り上げてお話をいただき、より深く理解することができたようでした。
生徒たちは、新発明が特許で保護されるのはイメージできていても、ネーミングやデザインも特許を取得することができるということに驚いていました。
また、いわゆる"偽ブランド"や海賊版にまつわる話、他国との特許制度の連携の話など、グローバルな視点をもつことにも役立ったようです。

特許に関わる審判をおこなう審判廷では、裁判所のような場所で法服を着せていただきました。
通常ではなかなか見る機会がない場所であり、生徒たちも興味津々で積極的に質問をするなど、研修に取り組んでいました。

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午後の研修は、日本科学未来館でおこないました。

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ここでは最先端の科学技術を見ることができ、全員、非常に楽しく自主研修に励んでいました。
例えば、地球環境を再現した模式装置、メールの通信技術を体験できる装置などでは、「ここはこんなふうになっていたのか」と、知識の理解をさらに深められたようでした。
また、宇宙ステーションやスーパーカミオカンデの大型模型では興奮ぎみに写真やメモをとったり、最新のアンドロイドや、ホンダのロボット「ASIMO」の実演では、感嘆の声をもらしたりする姿も見られました。
実際の研究者の方が最新の研究成果をお話しくださるミニ講演会に、自主的に参加して、積極的に質問をする生徒もいました。

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今回の東京フィールドワークでは、グローバルな視点を持ってさまざまな研修をおこなってきました。
 ①難民にまつわる国際的な「政治・社会」の視点
 ②企業が世界中に商品を届ける「経済」の視点
 ③世界最先端の「科学技術」の視点
 ④特許というそれらを保護する「制度」の視点

こうしたあたりから、自分たちの生活がどうやって成り立っているのか、そして今後の世界をどうしていくべきなのか、という問いに迫ることができたのではないかと思います。
さらに自分の卒業論文を完成に近づけるべく、自分でアポイントメントをとり、取材したという経験は、今回参加した生徒たち自身の大きな自信につながったことでしょう。

なお、今回の東京フィールドワークは、怪我・病気など一切なく、無事に終えることができました。
帰りの新幹線の生徒たちは、さすがに疲れた様子でしたが、満足しきった表情でした。

お支えくださった保護者の皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。


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