関西大学ライティングラボ

関西大学ライティングラボは、2010(平成22)年度採択GP(2010(平成22)年度大学教育・学生支援推進事業 大学教育推進プログラム「文学士を実質化する〈学びの環境リンク〉―卒論ラボ・スケール・カードの有機的連携による"気づき"を促す仕組み作り―」)の取組の一環として2010(平成22)年12月に開設された「卒論ラボ」を母体としています。当初は文学部の学部生を対象として、卒業論文執筆を中心としたアカデミック・ライティング支援を目的としていました。GPの終了に伴い、2012(平成24)年10月より、卒論ラボの運営は、関西大学教育推進部教育開発支援センターに組織された「ライティング支援プロジェクト」に移管され、名称も「ライティングラボ」となり、全学の学生を支援対象とする全学組織に成長しました。現在では、大学間連携共同教育推進事業「〈考え、表現し、発信する力〉を培うライティング/キャリア支援」の活動を担う組織として、さらなる支援体制の充実に取り組んでいます。

関西大学ライティングラボの活動の中心は、TA(博士後期課程の大学院生)による個別指導です。授業期間中の月~金曜日に、1回40分の指導を実施しています。支援は、TAが学生に質問をし、対話をしながら、具体的な問題点を見出し、アドヴァイスをするというかたちでおこなわれます。TAが添削をしたり、答えを与えたりするのではなく、学生に自分で問題点を考えてもらい、「気づき」を促していく指導を心がけています。

指導対象は、授業でのレポートから卒業論文、ゼミの発表原稿やレジュメなど、アカデミック・ライティングの文章が中心ですが、現在では、志望動機書やクラブの報告書等、大学生活で必要な文書作成に対象を拡大中です。

このほか、ライティングラボでは、ライティングにおいて注意すべきポイントを開設する課外授業「文章表現ワンポイント講座」や、ライティングに関わる各種のセミナーや講演会を実施しています。

ライティングラボ