1月26日(木)
10:00 ~11:30
特別講演(ウェビナー)
國澤 純(くにさわ じゅん)氏
(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 ワクチン・アジュバント研究センター長 兼
ヘルス・メディカル連携研究センター長)
コロナ禍の経験を通じ、健康の重要性が再認識されていますが、健康の鍵を握る重要な要素として、腸内環境が注目されています。「医食同源」と言われるように、食と健康との関係は古くから知られていましたが、最近では「腸内フローラ」とも呼ばれる腸内細菌も含めた腸内環境が注目されています。産業的にも、有用な腸内細菌を用いた「マイクロバイオーム医薬品」や食品成分を材料に腸内細菌などの微生物が生産する有用物質(ポストバイオティクス)を活用した食や健康に関する新しいコンテンツ開発が進んでいます。私たちは現在、日本各地から得られたヒトサンプルのビッグデータ解析と、基礎研究による仮説検証・メカニズム解明を連動させたスパイラル型研究により、腸内環境と健康についての新しい知見を得て、それを社会実装に展開しています。本講演では、社会実装に向けたビッグデータ解析の取り組みを中心に、私たちの研究を紹介したいと思います。
1月26日(木)
13:50 ~15:20
B(生命・人間・ロボティクス)研究部門
本研究部門は、生命と人間に関わる諸問題を物理的、化学的、生物学的に、また社会科学、人文科学との学際的アプローチによって解決し、その成果を健康・医療・福祉・スポーツおよび種々の産業に活かすべく、多彩な研究開発活動を展開しています。
1月26日(木)
15:30 ~17:00
I(情報・通信・電子)研究部門
本研究部門は、IT (Information Technology) において使用される情報処理や通信システム、それらの実現に必要なソフトウェアおよびハードウェアに関する研究開発を基礎から応用までの広範囲にわたって行うことを目的としております。基礎的な領域では、情報処理の基礎となる数学的、理論的な観点からアルゴリズムやシステムの解析を行い、新たな着想に基づく革新的なシステムの追求を目指しています。
タイムスケジュール
(本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
15:30
~
16:30
|
〔招待講演〕 于 文龍(山東交通学院大学 講師) |
ドローンによる3Dモデリング及び工学応用 |
16:30
~
17:00
|
本仲 君子 | ボロノイ分割によるドローンの相互衝突回避 |
1月26日(木)
13:00 ~14:30
社会空間情報科学研究センター/
センター長 田中 成典
社会空間情報に関する計測・解析技術を多様な分野に適用して新たな気づきとなる社会空間情報サービスを開発するとともに、研究成果を広く普及させるため、学内外の研究者や民間企業、公的機関等と広く協力体制を築き、産官学連携活動を強力に推進します。
タイムスケジュール
(◯は発表者。本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
13:00
~
13:05
|
窪田 諭(関大先生チャンネル) | あいさつ |
13:05
~
13:45
|
〔招待講演〕 山田 貴之(クロスセンシング株式会社) |
ニュースポーツビジネス・クロスセンシング社 xG-1の取り組み |
13:45
~
14:00
|
〇塚田 義典(摂南大学 准教授)、梅原 喜政(摂南大学 講師)、中原 匡哉(大阪電気通信大学 講師)、窪田 諭、田中 成典(関大先生チャンネル) | 橋梁の3次元点群データ処理に関する研究開発(社会基盤WG) |
14:00
~
14:15
|
〇井上 晴可(大阪経済大学 准教授)、梅原 喜政(摂南大学 講師)、今井 龍一(法政大学 教授)、神谷 大介(琉球大学 准教授)、田中 成典 | 建設施工現場の映像情報処理に関する研究開発(社会活動WG) |
14:15
~
14:30
|
〇山本 雄平、姜 文渊(大阪産業大学 准教授)、坂本 一磨(公立小松大学 助教)、中村 健二(大阪経済大学 教授)、田中 成典 | フィールドスポーツの選手・映像情報処理に関する研究開発(スポーツWG) |
1月26日(木)
14:40 ~16:10
地域再生センター/
センター長 北詰 恵一
地域コミュニティの持続的な再生に向けた取組を、集住環境の視点から、地域住民やNPO、行政、企業などのさまざまなジャンルの人々と協働で行い、共創により価値を生み出す研究および実践的活動を継続して行っています。
タイムスケジュール
(本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
14:40
~
15:10
|
北詰 恵一 | 地域再生に向けたリビングラボの取り組み |
15:10
~
16:10
|
高久 真理(地域再生センター客員研究員) | 住民とともに行う郊外住宅地の活性化の取り組み |
1月26日(木)
12:10 ~13:40
先端科学技術推進機構研究グループ
研究代表者 呂 仁国
本研究グループでは、次世代電気自動車に着目し、自動車の電動化に伴うトライボロジーに関わる課題の解明、自動車異常検知センシング技術の研究開発及び、自動車走行環境のセンシング技術の研究開発を目的としています。
タイムスケジュール
(◯は発表者。本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
12:10
~
13:10
|
〔招待講演〕 伊東 明美(東京都市大学 理工学部 機械工学科 教授) |
エンジントライボロジーと計測技術 |
13:10
~
13:20
|
〇川上 凌(大学院生)、谷 弘詞、川田 将平、呂 仁国(関大先生チャンネル)、小金沢 新治 | タイヤに組込んだ圧電フィルム出力による路面摩擦係数の推定 |
13:20
~
13:30
|
〇畑中 雅也(大学院生)、小金沢 新治、谷 弘詞、呂 仁国、川田 将平 | 橋梁の健全性診断のための磁歪式振動センサの改良設計 |
13:30
~
13:40
|
〇吴 陳誠(学部生)、紺谷 和史(大学院生)、呂 仁国、川田 将平、谷 弘詞、小金沢 新治 | 摺動部通電時の潤滑油分子挙動の観察 |
1月26日(木)
16:20 ~17:50
先端科学技術推進機構研究グループ
研究代表者 松島 恭治
関西大学で研究が進む様々な情報通信技術(ICT)の最終目標はその社会実装です。本研究グループでは、近未来的ICTの社会実装に必要な実証実験の手法を幅広く探ることを目指しています。また,未来社会の実験場と位置づけられた2025年万博において、それを提案することも目標の一つです。
1月27日(金)
11:00 ~12:30
N(新物質・機能素子・生産技術)研究部門
本研究部門では、分子レベルでの新しい物質の設計と合成、高い機能を有する新材料・新素材の開発、さらには得られた材料・素材と機械との組み合わせ・融合による素子・デバイス・システム等の開発を行います。最終的には、それらを製造・生産・製品化し、社会へ還元することを目指します。
1月27日(金)
9:20 ~10:50
研究代表者 安室 喜弘
文化遺産の各年代の調査や作業の記録を時間・空間軸で相互に結び付け、一元管理が可能となるクラウドシステムの実現や、機械学習などの情報技術を活用した復元方法の検討、持続的な維持管理と、遺跡の現場や博物館での多角的な活用に資する情報環境の創出を目指しています。
タイムスケジュール
(本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
9:20
~
9:25
|
安室 喜弘 | オープニング |
9:25
~
9:45
|
小山 倫史(関大先生チャンネル) | 文化遺産保全のための実践的ICT-アンコール遺跡バイヨン中央塔における石積のレーザー計測と版築盛土の水分量計測- |
9:45
~
10:05
|
末森 薫(国立民族学博物館 人類基礎理論研究部 准教授/先端科学技術推進機構 客員研究員) | 文化遺産の分析や可視化のための分光計測技術 |
10:05
~
10:20
|
安室 喜弘 | 文化遺産の修復, 維持管理のためのICT技術研究グループの足跡について |
10:20
~
10:50
|
小山 倫史、末森 薫、安室 喜弘 | パネルデスカッション |
1月27日(金)
9:20 ~10:50
先端科学技術推進機構研究グループ
研究代表者 小谷 賢太郎
より小型の知的巡回ロボットは介護施設や一般家庭など様々な実生活環境への導入が期待されています。知的な小型巡回ロボットの実際のテスト環境における設計・適用例を通じて、種々の実環境への導入に向けた一設計手法を確立することが本研究の目的です。
タイムスケジュール
(◯は発表者。本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
9:20
~
9:40
|
〇阿曽 竜幸(学部生)、齋藤 恵介(学部生)、小谷 賢太郎 | 巡回ロボットを用いた非接触体温モニタリングシステムの開発 |
9:40
~
10:00
|
柿迫 航輔(大学院生)、〇花田 良子 | 不正確な環境における巡回ロボットの行動則最適化 |
10:00
~
10:20
|
倉田 純一 | 魚眼レンズを用いた巡回ロボットの自己位置の簡易推定技術 |
10:20
~
10:40
|
原 直也 | 知的巡回ロボットが取得する輝度データの利用について |
10:40
~
10:50
|
- | 全体討論 |
1月27日(金)
11:00 ~12:30
先端科学技術推進機構研究グループ
研究代表者 和田 友孝
本研究グループでは、災害時やその後において使用可能な情報通信ネットワークを活用し、被災者の緊急避難支援を行うシステムを構築することを目的としています。
タイムスケジュール
(◯は発表者。本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
11:00
~
12:00
|
〔招待講演〕 山崎 託(芝浦工業大学 システム理工学部 電子情報システム学科 准教授) |
City as a Serviceを実現するドローンサービステストベッド |
12:00
~
12:15
|
〇川口 寿裕(関大先生チャンネル)、橋爪 達郎(卒業生) | 視認性・誘目性に関する実験的研究 |
12:15
~
12:30
|
〇和田 友孝、金山 祐太(卒業生) | 緊急救命避難支援システムのためのセンサ情報と人の検知情報の統合 |
1月27日(金)
13:00 ~14:30
先端科学技術推進機構研究グループ
研究代表者 青柳 誠司
本研究グループでは、ナノテクスチャを表面に付与することで吸着力を高めたロボットハンド、無駄になっている振動や摩擦のエネルギーを有効に利用して発電しIOT センサに電源供給するマイクロ発電デバイス、低侵襲医療に使用されるマイクロ医療ツール等の開発を行なっています。
タイムスケジュール
(◯は発表者。本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
13:00
~
13:20
|
〇青柳 誠司、入潮 拓樹(大学院生)、酒井 勇輔(学部生)、稲葉 光紀(学部生)、鈴木 昌人、高橋 智一、福永 健治、細見 亮太、高澤 知規(群馬大学) | 蚊の口針を模倣したマイクロニードルの開発および血管可視化手法を用いた採血実験 |
13:20
~
13:40
|
〇濱田 浩輝(大学院生)、鈴木 昌人、高橋 智一、青柳 誠司、福永 健治、細見 亮太、高澤 知規(群馬大学) | ステップ・アンド・リピート方式を援用したナノインプリント法による蚊の口針を模倣したマイクロニードルアレイの作製 |
13:50
~
14:10
|
〇川端 航遥(大学院生)、石田 斉、清水 智弘、新宮原 正三、伊藤 健 | APDによるナノ粒子の作製とバイオセンシングへの応用 |
14:10
~
14:30
|
〇清水 智弘、村田 恭輔(大学院生)、村上 勝悟(大学院生)、伊藤 健(関大先生チャンネル)、新宮原 正三 | 湿式SiエッチングによるSi貫通電極用垂直孔の形成 |
1月27日(金)
13:00 ~14:30
先端科学技術推進機構研究グループ
研究代表者 楠見 晴重
本研究グループでは、社会基盤施設の先進的な維持管理手法の確立を目的とし、高速道路に関わる諸施設を対象として、3次元高精度カメラやUAV等による3次元計測システムを活用した維持管理手法、3次元点群データによる維持管理手法、AI(人工知能)の活用による維持管理手法等について検討しています。
1月27日(金)
14:40 ~16:10
先端科学技術推進機構研究グループ
研究代表者 尾﨑 平
本研究グループでは、気候変動による将来の熱波や豪雨の増加などの気象変化による日常的な暮らし方の変化や極端気象による非日常がもたらす環境要因の定量化、ならびに人の健康に与える影響を評価し、都市環境の改善と人の健康の維持・回復の適応策を提案することで、気候変動を考慮した健康まちづくりに貢献することを目的としています。
1月27日(金)
14:40 ~16:10
先端科学技術推進機構研究グループ
研究代表者 瀬島 吉裕
本研究グループでは、人とロボットとのインタフェースにおける技術的な問題や課題解決だけでなく、人とロボットに関する多くの研究領域を横断し、多様な知見の蓄積と科学技術による解決手法を模索・提案することを目的としています。
タイムスケジュール
(◯は発表者。本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
14:40
~
15:40
|
春名 正樹(三菱電機株式会社 先端技術総合研究所 主席研究員) TMTロボ(宇宙系開発) 途上国での活動(PDF) 途上国での活動(動画) 遠隔操作開発 遠隔操作開発(日経サイエンス) |
宇宙開発と途上国活動から到達した、分身ロボット開発とその未来 |
15:40
~
15:50
|
荻野 正樹 | 道徳的感性を持つロボットの実現に向けて |
15:50
~
16:00
|
〇孟 暁順(大学院生/株式会社PreDream 代表取締役)、吉田 直人(工学院大学 情報学部 情報デザイン学科 助教)、米澤 朋子 | 生物感と本能のはざま〜ロボットへの魂の移植 |
16:00
~
16:10
|
瀬島 吉裕(関大先生チャンネル) | 場の熱量を推定するコミュニケーション技術 |
タイムスケジュール
(本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
14:30
~
14:35
|
倉田 純一(機構長) | 開会の挨拶 |
14:35
~
15:25
|
〔招待講演〕 伊藤 ゆり(大阪医科薬科大学 医学研究支援センター 医療統計室 室長 准教授) |
地域の健康を測る~たかつきモデル・見える化プロジェクト~ |
15:25
~
15:50
|
山本 佳代子(大阪医科薬科大学 医学部 口腔外科学教室 助教) | 積層造形技術が切り拓く未来のフルカスタム医療 |
15:50
~
16:15
|
福森 亮雄(大阪医科薬科大学 薬学部 薬物治療学Ⅱ研究室 教授) | アミロイド抗体療法とこれからのアルツハイマー病の診断/治療法開発 |
16:15
~
16:35
|
川﨑 英也(関大先生チャンネル) | 歯周病治療応用に向けた光/音増感剤ナノ粒子の開発※ |
16:35
~
16:55
|
松下 光範 | 理学療法士の臨床推論技術向上を目的とした知識共有基盤の構築に向けて※ |
16:55
~
17:00
|
大矢 裕一(研究部門長)(関大先生チャンネル) | 閉会の挨拶 |
※先端科学技術推進機構 医工薬連携研究センターの発表として行います。
13:00 ~16:45
2016年11月に始まった関西大学の研究ブランディング事業「『人に届く』関大メディカルポリマーによる未来医療の創出」。5年の事業期間で様々な研究成果を積み重ね、2021年4月には新たに「関大メディカルポリマー研究センター」を設立しました。本シンポジウムでは、センターの研究員が最新の研究シーズおよび新規テーマをご紹介します。
また、研究ブランディング事業では、2023年3月8日(水)〜10日(金)再生医療EXPO[大阪]展示会出展等の活動も予定しております。最新情報は事業の特設ウェブサイトからご確認ください。
タイムスケジュール
(本学教員の所属学部・職名は省略しています。)
講演時間 | 講演者(所属・役職) | 講演タイトル |
---|---|---|
13:00
~
13:10
|
大矢 裕一(関大先生チャンネル) | 開会の挨拶 |
13:10
~
14:10
|
〔特別講演〕 田村 裕 |
キチン・キトサン研究と医療応用 |
14:20
~
14:35
|
平野 義明(関大先生チャンネル) | 抗氷核ペプチドの探索とバイオマテリアルとしての応用 |
14:35
~
14:50
|
柿木 佐知朗(関大先生チャンネル) | コラーゲン骨格の模倣による新規血液適合性表面の設計 |
14:50
~
15:05
|
葛谷 明紀(関大先生チャンネル) | DNAをリンカーとして活用する多色生物発光システム |
15:05
~
15:20
|
宮田 隆志 | 動的な界面材料の設計と応用 |
15:30
~
15:42
|
河村 暁文(関大先生チャンネル) | カチオン性ゲル微粒子の細胞内分解チューニングとmiRNAデリバリーキャリアへの展開 |
15:42
~
15:54
|
岩﨑 泰彦(関大先生チャンネル) | ポリリン酸エステルとタンニン酸を成分とする接着剤の開発 |
15:54
~
16:06
|
古池 哲也 | N-スクシニルキトサンを用いた複合ゲルの調製 |
16:06
~
16:18
|
大矢 裕一(関大先生チャンネル) | 軟骨再生へ向けた高強度生分解性ダブルネットワークゲルの構築 |
16:18
~
16:30
|
田地川 勉 | 膵・胆管における膵液逆流メカニズムの解明(胆汁・膵液の粘度の違いと混合を考慮した流れのシミュレーション) |
16:30
~
16:42
|
宇津野 秀夫 | COPDと肺胞の吸音率について |
16:42
~
16:45
|
大矢 裕一 | 閉会の挨拶 |
※本シンポジウムは先端科学技術推進機構メディカルポリマー・デバイス研究グループの成果発表として行います。