関大メディカルポリマーシンポジウム

 2020年1月24日(金)、関西大学 100周年記念会館にて「関大メディカルポリマーシンポジウム」を開催いたします。本シンポジウムの、京都大学大学院工学研究科の秋吉一成教授による基調講演の要旨を公開いたしました。この他にも、研究分担者による研究紹介、準研究員によるポスター発表など、多彩なプログラムを予定しています。多数のご参加をお待ちしております。

基調講演要旨
タイトル:「新規バイオナノトランスポーターの創製と医療応用」
講演者:京都大学大学院工学研究科 高分子化学専攻 生体機能性高分子研究室 秋吉一成 教授
 核酸やペプチド・タンパク質、また近年注目されている細胞外ベシクル(エクソソーム)などのバイオ医薬品は、革新的な次世代医薬品として期待されています。一方で、一般に安定性が低く製剤化が難しいことや体内での分解や不活化を受けやすく半減期が非常に短いなどの課題もあります。そこで、バイオ医薬品を安定に目的の部位、かつ必要な時間に、送達、発現、あるいは徐放させることのできるドラッグデリバリーシステム(DDS)の進展が望まれています。我々は、生体分子システムを規範としたナノゲル工学(自己組織化ナノゲル基盤材料の設計とワクチン、再生医療応用)、プロテオリポソーム工学(膜タンパク質搭載人工細胞の設計と機能)、エクソソーム工学(ハイブリッドエクソソーム、エクソソーム糖鎖工学と医療応用)を駆使して、種々のバイオ医薬品や分子マーカーの徐放制御や選択的輸送を行える機能性ナノ微粒子(バイオナノトランスポーター)の創製とそのバイオ、医療応用に関する研究を展開してきました。
 本講演では、我々の最近の研究のいくつかを紹介します。



関大メディカルポリマーシンポジウム開催案内

日時:
2020年1月24日(金) 10:00-15:30
場所:
関西大学千里山キャンパス 100周年記念会館 ホール2
参加費:
無 料(要申込)
基調講演:

   「新規バイオナノトランスポーターの創製と医療応用」
 京都大学大学院工学研究科 高分子化学専攻 生体機能性高分子研究室
 秋吉一成 教授

関大メディカルポリマーシンポジウム開催案内(要旨付)

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※※お申込み受付期間 2019年11月25日(月)~2020年1月21日(火)※※