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ニュージーランド海外英語研修19日目

8月1日 【19日目】

 ついにネイピアを出発する日がやってきました。バスで男女それぞれ学校に迎えに行きます。まずはHGHSに定刻に到着すると、既に号泣状態の生徒多数。ホストファミリーとのお別れはいつも涙を誘うものですが、今回は何人かのホストマザーやバディまでが一緒に号泣していることに少し驚きました。2週間という短い期間ではありますが、とてもよい関係が築けたのだろうと思い、こちらも胸が熱くなります。いつまでもバスに乗ろうとしないので、生徒達は添乗員の伊藤さんに半ば引きはがされるようにしてバスに押し込まれ、バスが走り出しても泣きながら最後まで窓の外に手を振っていました。

 続いて、女子の泣き声を聞きながらバスでNBHSに向かいます。学校から道路を挟んだところに到着すると、こちらがバスを降りる前に生徒達は「じゃあバイバイ!」という感じで簡単に挨拶を済ませ、スーツケースを転がしながらバスに向かってきます。予想はしていましたが女子とのあまりの違いにここでも少し驚きます。しかし女子がトイレをしていて時間があることが分かると、再びバディのところに走って行ってがっしりとハグをしたり、いつもの調子で最後の最後までじゃれあったりしていました。NBHSの校長先生も来て下さり、男子に挨拶をしていただくことができました。バスが出発すると、やはり男子も最後までバディ達に手を振っていました。男女とも、別れの時に感じた気持ちをいつまでも忘れず、この2週間で得たホストファミリーとの関係を今後も大切にして欲しいと思います。

 さて、生徒達はこれからバスに乗ってオークランドまでの長旅です。まずはワイトモという場所に向けて4時間程の移動を行いました。ワイトモに到着するとまずは昼食をとり、さらに10分程バスで移動して、ワイトモケイブという場所での観光をします。ここではまず洞窟内を徒歩で見学し、さらには洞窟内の真っ暗な水路をボートに乗って通るというコースでした。ボートで通る洞窟内の天井では土ボタルを見ることができます。土ボタルは日本語では美しい名前ですが、英語で言うとglowworm=光を発する(ミミズのような)虫、ですよ、と伊藤さんに教えられながら生徒達はボートに乗り込みます。真っ暗闇の洞窟の水路を静かにボートはゆっくり進みます。私語は一切禁止ですので、聞こえてくるのは船が水路を進む音と、天井からの滴が水面に落ちる音だけです。そして天井には星空のような青い光が広がっていました。とても神秘的で、「感動で涙出そうやった」というほど生徒達は皆感動していました。

 観光を終えると、オークランドに向けて更にバスで3時間程移動します。ワイカト川に沿ってバスは進んでいきますが、道中眩しかった西日も沈み、東の空にはうっすらと満月が浮かび始めた頃に、雨が降り出しました。呆れるぐらいよく降ります。完全に外が暗くなってしばらくすると徐々にと街灯や大きな建物が増え、いよいよ目的地が近いことに気づきます。そしてオークランドのダウンタウンにバスが到着すると、生徒たちは久々に見る都会の景色に一気に元気が爆発します。更にホテルに到着するとその豪華さに余計にテンションが上がります。どうやらこの後に予定されているお土産購入タイムが楽しみで仕方内容です。

 ホテルにチェックインし、荷物を部屋に置くとすぐに全員ロビーに集合し、再びバス3分程走り、夕食を食べに向かいます。夕食は中華で、生徒は8人~11人程度の円卓で座ったかと思うと次々と出される料理をあっという間に平らげました。そして、ついにお土産購入タイムです。レストランを出るころには雨の勢いは更に増していましたが、皆全く気にせず元気に土産屋まで徒歩で10分ほど移動します。お土産購入に与えられた時間は1時間15分!皆、決められた4つの店を縦横無尽に行き来し必死でお土産を選んでいました。無事お土産購入を堪能し、ホテルに帰るころには雨は今までで一番ぐらいの勢いで降っていて、道には水たまりがたくさんできていましたので、生徒たちは片手に傘、片手に土産を持って靴をビショビショにしながらホテルへと戻りました。それでも生徒達の表情は皆大満足といった感じだったので良かったです。

 最後の夜だからといって羽目を外さないで早く寝るように、とホテルのロビーで引率教員より簡単に注意をして、生徒達は各々の部屋へと戻っていきました。ニュージーランド最後の夜に、約3週間の素晴らしい時間を共に過ごした友達とどんな話をしているのでしょうか。明日の朝、誰も遅刻せずに朝食会場に来てくれることを願います。


【Students’ Voices】
 今日はNZ宿泊最終日だというのに、またまた雨でした。残念です。朝にホストファミリーと別れるときは少し感動で泣きそうになりました。また日本に帰ってからメールなどで連絡をとりたいです。ワイトモ洞窟の土ボタル鑑賞は想像していたものよりはるかにきれいで、まるでプラネタリウムに来たような美しさでした。今後NZを訪れる機会があれば、もう一度いってみたいです。このNZ研修は毎日が新鮮な出来事ばかりで、一日一日がとても早かったです。日本に帰ってもこの研修で得た経験を活かしたいです。                  (2年生Kくん)

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