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■プロフィール
1960年一橋大学商学部卒業、住友電気工業株式会社入社。1987年取締役、常務、代表取締役専務を経て1999年代表取締役副社長、2001年常任監査役、2004年顧問、2007年退職。同年よりプロティビティLLC最高顧問就任、現在に至る。
2000年関西大学大学院商学研究科客員教授。現在、教育顧問・会計研究科客員教授。
1997年金融庁企業会計審議会、金融審議会の委員、経済産業省企業財務委員会委員長、財務会計基準機構・企業会計基準委員会委員等を歴任。2008年〜2009年監査役協会有識者懇談会副座長兼小委員長。
財界活動として、1999年公認会計士協会品質管理審議会委員、2000年経団連国際会計部会長、関西経済同友会常任幹事、2001年監査役協会常任理事・会計委員長、関西経済連合会常任理事・税制部会長を経て、現在、会計大学院評価機構委員会委員、内部統制研究学会常務理事・評議員 、国際会計教育協会理事、日本CFO協会理事。
■メッセージ
今や、従来の米国・日本・EU中心から、中国を取り巻く新興国の高成長によって世界経済の復活が期待されており、資本市場でも中国市場が東京を凌駕する事態になっている。一方国際的なリスク管理の増大と法制度のグローバルな平等化が要請されている。具体的には、会計基準についてIFRSの採用が110国にまで及び、日本当局もIFRSへのコンバージェンスからアドプションへの方針転換(2015〜16年の強制適応)を昨年6月に発表した。このような急激な内外情勢の変化に対応して、経団連、公認会計士協会、会計基準委員会はIFRS対応委員会及び会計基準委員会推進アドバイザリーを結成し連結計算、単体計算制度についての体制整備を急ぐとともに、監査法人、企業とも社内体制準備と人材教育に取り組んでいる。又ガバナンスについても法制審議会会社法部会にて監査役制度のあり方等が検討されている。更に企業のこれによる負担増への軽減要望もあり、当局は政府の新成長戦略に則り、四半期開示、内部統制報告制度を含めたディスクロージャー制度全体としての効率的な見直しを実施しようとている。
こうした事態に鑑み資本市場の番人としての公認会計士への一段の能力向上が要請されている。グローバルな企業活動における会計実務の高度化、自治体等の公会計分野における専門性の強化など、監査法人にとどまらず経済界・官界等各方面の期待に応えられる専門知識と幅広い教養や対話能力に加え、高い倫理観を持った会計専門家の養成が急務である。金融庁にて公認会計士試験・資格制度の見直し案が検討されているが、学生たちが当局の方針に基づく本大学院の優れたカリキュラムと熱意ある教授陣を信頼して真摯に研鑽を積めば、必ずや新資格制度を踏まえた社会各界の要請に応える有用な人物になっていただけるものと確信している。私は「国際競争力の基盤となる法制殿あり方と企業での対応」をテーマーとし、いかに国際的見識を持ち、高い倫理観と気骨ある将来の経済人、会計監査人を育てるかということを目的として、過去の実務経験を踏まえ経営者的視点より講義したい。
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