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2023.12.21

2023年度 関西大学博物館冬季展(2024年1/15〜2/29)

1 関西大学博物館資料の旧蔵者たち−好古から考古学へ−
 今回の企画展では、18世紀に始まる本草学の第一人者である小野蘭山が収集した「小野蘭山愛蔵石類」を武田科学振興財団杏雨書屋から借用し、はじめて外部で展示する機会となりました。
 本草学は、蘭山の弟子である木村蒹葭堂や木内石亭らによって、収集した資料を広く展観し研究成果を公開するなど、今日の博物館業務に通じるような活動に発展していきます。本学博物館には、彼らが手にしていた考古学資料が含まれています。明治時代になるとこの資料は、初代人類学会会長を務めた神田孝平に受け継がれていきます。そして神田が逝去した後に、本学の評議員でもあり大阪毎日新聞社社長を務めた本山彦一の手に移り、本学博物館へと伝来してきました。
 本企画展におきましては、関西大学博物館所蔵資料がさまざまな人々の手を経て、今ここにあるという歴史を感じていただきたいと考えております。

2 本山コレクションにみる縄文時代の貝塚
 関西大学博物館が所蔵する登録有形文化財「本山コレクション」には、多くの縄文時代の資料が含まれています。その中でも、岡山県笠岡市所在の津雲貝塚出土資料や、東北・北関東の貝塚群から得られた資料については、当コレクションの先史時代資料の中核を成すといっても過言ではありません。この他に九州熊本の遺跡や貝塚から出土した資料も学史的に重要な位置を占めています。
 関西大学博物館では、本山コレクションの貝塚出土資料について、より詳細な整理作業を実施することで今日的な評価を与え、その成果を広く公開することを目的とし、2020年から「本山コレクション貝塚研究班」を始動しました。
 本展は、当館所蔵の貝塚出土資料の中から主要なものを展示し、2023年まで4カ年にわたる研究班の整理・調査・研究の成果を報告いたします。

3 関西大学博物館新収蔵資料展 
 2022年度に寄贈いただきました2件のコレクションをご紹介いたします。
●近世近代貨幣コレクション
 ご寄贈いただきました1,256点のうち、近世から近代にかけて日本で発行された貨幣について、図柄の意味や品質、発行された社会背景など、古文書や和本などの関連資料と組み合わせて、読み解きます。
●本山幸彦旧蔵本山彦一関係資料
 本山幸彦 元関西大学文学部教授・京都大学名誉教授が旧蔵した大阪毎日新聞社社長本山彦一関係資料20点から主だったものを展示いたします。


2024年1月15日(月)〜2024年2月29日(木)
場 所:関西大学博物館 特別展示室(千里山キャンパス簡文館内)
開 館 10:00〜閉 館16:00(入館は15:30まで)
休館日:日曜日・祝日・入試期間中(1月31日〜2月7日)
入館料:無料

                             以上

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