博物館情報庫
考古(本山)海外・参考資料
2010.05.01
プエブロ土器(北米)
ぷえぶろどき(ほくべい)
アメリカ合衆国の南西部にあるニューメキシコ州およびアリゾナ州では、紀元後700年ころからプエブロ文化とよばれる文化が栄えた。
この文化に属する遺跡からは多彩色土器、貝製品、トルコ石製の装飾品などが出土する。このようなプエブロ文化の伝統は「ホピ」あるいは「ズニ」などといったアメリカ先住民に受け継がれた。
一方、現在の中米ホンジュラス東部からパナマにかけての地域、南米のコロンビアおよびエクアドルはあわせて「中間領域」よばれている。残念ながら、この中間領域の調査はメソアメリカ地帯や中央アンデス地帯に比べると遅れているが、新大陸のなかでも最も早く土器の製作が開始されたことがわかっている。