博物館情報庫

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工芸
2009.04.20

白磁餅型

白磁餅型

(李朝時代)


餅菓子などに押しつけ文様を型押しする道具で、木製の型もみられるが、焼き物が圧倒的に多い。餅菓子文となる見込みの陽刻(ようこく)文は、中央に大きな菊花を置き、その四方に半菊花の覗き花文と枝葉文のそれぞれ二つをあらわしている。餅型だけでなく、李朝の陶磁器には、酒注や盃、水滴や筆筒、油壺やおろし板にいたるまで多種にわたり愛すべき小品が多い。