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在学生・修了生の声

在学生・修了生の声

研究科一覧

法学研究科

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  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

法学研究科 法学・政治学専攻
博士課程前期課程 2017年4月入学
(入試種別:学内進学試験(早期卒業))
ー 大学院進学および本学を進学先に選んだ理由を教えてください。
2年次生の時に早期卒業制度の学内説明会に参加し、5年(学部3年+博士課程前期課程2年)で修士号を取れることや充実した給付奨学金制度、カリキュラムなどに魅力を感じ、大学院進学を決めました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
大学院では、学部時代とは異なる法律を専攻すると決めたので、入学試験において基礎的な内容から勉強を始め、口頭試問に備えて、あらかじめ質問を予想し準備の上、試験に臨みました。また、出願時に提出する研究計画書を作成するため、図書館で関連する参考文献を多く集めました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
浦東 久男先生
学部時代は会社法ゼミに入っていたことから、同じく会社に関する法人税法を学びたいと考えていました。租税法専門の浦東先生は親身に面倒を見てくださると学生間では評判で、また講義を受講したこともあり先生のお人柄も知っていたので、浦東先生にぜひお願いしたいと思いました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『役員退職給与に関する一考察』
概要:
法人税法における役員退職給与の規定について、沿革や判例を通じて問題点を明らかにしていきます。現状に即した制度はどのようなものかを考察していく予定です。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
基本的には、大学の図書館や法学部資料室の本や論文を参考にし、それらを引用しながら、私見も織り交ぜつつ論文に落とし込んでいます。
研究に際しては、何十冊という論文をあたる必要があり、資料の収集や時間の捻出が難しいものの、どんどん関連分野の知識が蓄積されていく感覚が面白いと感じています。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次 春学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
  租税法研究 国際租税法研究   SA    
SA SA   社会保障法研究 社会保障法特論
研究
   
  TA SA SA エクステンション・リードセンター
SA   民法研究 金融法研究 刑事法特論研究 経済法研究  
  TA     TA    
  TA TA        

※SA、TA、エクステンション・リードセンターは、学内でのアルバイトを表しています。

ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
大学から年に50万円、給付奨学金をいただいています。さらに学内で経済学部TA(ティーチング・アシスタント)、第2学舎MML室SA(スチューデントアシスタント)、第3学舎授業支援SA、エクステンション・リードセンター学生スタッフと、アルバイトを4つしており、研究や講義の合間に効率よく働くことができています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
大学内のアルバイトや部活動、ボランティア活動を行ってきた経験から、学部1年次生のときから関西大学に就職したいと考えています。法務・財務・広報など多方面に関心があるため、事務のゼネラリストとして成長しながら大学・学生に貢献したいです。
ー 関西大学大学院法学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
法学研究科は社会人学生や留学生も多く、多様な刺激を受けながら、楽しく学びを深めることができます。少人数制で学生や先生方との距離が近く、何でも話せるアットホームな雰囲気も魅力の一つです。
また研究室などの設備も大変整っており、研究に打ち込める十分な環境があります。ぜひ、関西大学大学院で有意義かつ充実した学生生活を送ってください。

※プロフィールは2018年1月時点のものです。

法学研究科 法学・政治学専攻
博士課程前期課程 2016年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
ー 大学院進学および本学を進学先に選んだ理由を教えてください。
学部時代のゼミで、憲法の平等権について学習してきました。そのなかで、差別を改善する措置であるポジティブアクションというものを知り、この措置が平等権との関係でどこまで許容できるかについて、さらに学習したかったため、大学院進学を決めました。本学を選んだ理由は、髙作正博先生に引き続き指導していただきたいことと、学部時代から慣れ親しんだ環境で、集中して研究に取り組むことができると考えたからです。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
進学にあたり、研究計画書の作成に力を入れました。また、誰が読んでも理解できるように何度も繰り返し添削をしました。あらかじめ研究するテーマに関連する文献についても、できる限り読むようにしました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
主にメールで連絡を取り、面談を4回していただきました。今後の就職活動のことも考え、研究活動を円滑に進めるためには、進学する前から多くの文献に目を通したほうがよいと助言をいただきました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
髙作 正博先生
学部3年次生のころから髙作先生に研究内容を相談させていただき、引き続きご指導をお願いしたいと思い志望しました。先生が読むべき文献をいくつか紹介していただいたおかげで、修士論文の作成に取り組む時期が予想よりも早く進めることができました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『ポジティブアクションと憲法14条』
概要:
男女等の差を解消するために行う、自主的かつ積極的な差別解消の取り組みであるポジティブアクションが憲法14条の平等との関係でどこまで取り組むことができるのかを研究しています。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
憲法14条に違反するか否かを判断する基準について、日本の学者たちの考え方と裁判例だけではなく、外国の裁判例も参考にしようと考えています。そのなかで妥当であると思われるものを導き、その基準で許容できる方法を見つけ出すことを研究予定としています。外国の考え方は、日本と異なることが多々あり、理解することが困難な時もありますが、新たな見解を知ることができるため楽しく学習できます。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次 春学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
  M租税法研究
講義1
  M労働法研究
講義1
M労働法
特論研究1
講義
   
      M社会保障法究
講義1
  M憲法研究2
(機構論)
講義1
 
             
        国際取引法1    
             
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください
アルバイト、または実家からの仕送りでまかなっています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
修了後直ちにというわけではありませんが、将来的には研究の成果を生かして人事関係の業務に携わりたいと考えています。
ー 関西大学大学院法学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院では、積極的に理解できないことを質問したり、自ら調査することが大切です。これらを怠ると研究を円滑に進めることができません。法学研究科には、丁寧に応対してくださる先生方が多いので、理解しやすく研究する意欲が高まるとも思います。

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

法学研究科 法学・政治学専攻
博士課程前期課程 2016年3月修了
(入試種別:学内進学試験)
勤務先名:
市役所
勤続年数:
2年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
学部時代は法の基礎的なことについて広く学びましたが、自分の興味のあるテーマや、そのほか法律・政治的なことについても、より専門的に学びたいと思い、大学院に進学しました。その際、ほかの大学院よりも4年間学んできた関西大学の環境のほうが慣れており、研究に集中できると考えたので、関西大学大学院法学研究科を選びました。また、図書館の蔵書も豊富で施設も充実しており、不自由なく研究活動ができることも、選んだ理由の一つです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
角田 猛之先生
学部生時代に、社会のなかでの法を実践的に学びたいと思い、角田先生のゼミを選びました。ゼミで動物をテーマに発表したことで、法的な動物の地位や他国での状況に興味をもちました。また、法社会学・比較法文化学の視点から考察した論文を作成したいと考えていたので、大学院でも先生に指導していただきました。就職活動など論文作成以外のことも応援してくださり、自分のペースで論文や大学院の授業に取り組むことができました。先生にはとても感謝しています。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『日本とドイツにおける動物の法的・社会的地位―動物観をも視野にいれて―』
概要:
主に愛護動物について、日本での動物の地位を、日本と類似する法体系をもっており、動物先進国でもあるドイツと比較しながら考察しました。日本においては、主に動物の愛護および管理に関する法律について述べ、その解釈や最近の改正について取り上げました。ドイツには、憲法に規定された重要な人権の一つである信仰の自由と動物愛護が争われた判例があり、それについても言及しています。また動物への意識、「動物観」についても、歴史的側面や宗教的な側面から概観していきました。そういった法律、動物観を踏まえて、動物法人化など動物の法的地位の変化の可能性や、日本において今後動物愛護がどのように展開してくのかを検討しています。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
法学研究科で学んできたことを、少しでも役に立てたいという思いがありました。市役所は、行政として法律が適用される一番身近な場であると同時に、条例案を作成してその制定に関わるなど、立法的な機会も持つことができる場でもあると思い、選びました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
大学院で研究したことがそのまま直接役に立つような場面はまだありませんが、大学院で多様な価値観に触れたことで、広い視野で物事を考えるようになりました。
また、以前から引き継いでいる方法や、現行のルールに改善点がないかを考えながら仕事に取り組む姿勢は、大学院での経験で身についたものと思います。授業や論文作成を通して、現状を整理し論理的に考察することができるようになったと感じます。
ー 関西大学大学院法学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
法学研究科には、研究や授業について先輩に相談しやすい雰囲気があります。先生との距離も近く、学部で学んだことを基礎に、自分の意見をまとめて発表するような機会を多くもてます。施設の面では、大学院棟が24時間利用可能であったり、図書館の地下を利用できたり、恵まれた環境で研究できます。
大学院では何をどう学ぶか、すべて自分次第です。授業の準備や論文作成には大変な面もありますが、自分のやり方次第で時間をつくることができるので、さまざまなことに挑戦して、将来どういった生き方をするのか、模索するチャンスでもあると思います。大学院での貴重な時間を大切に、研究はもちろん、大学院でできることに精一杯力を尽くして有意義な2年間にしてほしいと思います。
法学研究科 法学・政治学専攻
博士課程前期課程 2014年3月修了
(入試種別:学内進学試験)
勤務先名:
株式会社宝島社 編集
勤続年数:
4年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
学部時代は大学院時代と異なる分野を学んでいましたが、幅広く世の中を知りたい、履修していた知的財産権法をもう少し深く研究したいと思い、大学院に進学しました。4年次生には就職活動を行い、内定もいただきましたが、関西大学大学院法学研究科には自分の学びたいと思っている分野のプロフェッショナルの教員がいること、学修環境が整っていることから進学を選びました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
山名 美加先生
知的財産権法のプロフェッショナルであり、私が興味をもったきっかけである山名先生に学びたいと思いお願いしました。1年次生の時は先生が海外にいらしたので、直接ご指導いただいたのは2年次生からでしたが、履修しておくべき科目やアドバイスなどをメールでやりとりしていました。先生が戻られてからは、学部生のゼミにも参加させていただきました。就職活動が長びき、修士論文もスムーズにいかないこともありましたが、お忙しい合間を縫って指導してくださいました。本当に感謝しております。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『日本における「におい商標」導入をめぐる考察 ―国際比較を通して―』
概要:
音や動きなどからなる商標、いわゆる「新しいタイプの商標」のなかから特に、「におい商標」について我が国での導入をめぐる議論、そして、「におい商標」を導入している各国の状況や判例を踏まえ、我が国において「におい商標」保護を導入するにあたっての重要性とその課題を検討します。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
学部生の時は何となく食品を中心としたメーカーを希望していたのですが、大学院で新しいもの、勉強以外のことにも触れる機会が多く、知らないものを知ることの楽しさを改めて感じたことがきっかけです。いろいろな物事を伝え、広められる、そしてそれをつなげていける仕事がしたいと、マスコミやイベント関連に興味をもち、今の仕事に就きました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
初めは、同期が2つ下であることや、友人が2年も先に社会に出ていることに、とてもあせりを感じていました。現在でもその差を感じることはありますが、自分自身で突き詰めたかった研究ができたことによる自信は、悩んだ時など、とても励みになります。私の研究していた分野は直接仕事に生きるということはありませんが、学部生のころよりも、より多くの考え方に触れ、それを踏まえ、自分の考えを発信していくという研究でのスタイルは、仕事でも生かされていると考えます。より深く考えられる、また今でも興味をもって学ぼうと思うことが多くあるように思います。
ー 関西大学大学院法学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
関西大学大学院にはあらゆる法律のプロフェッショナルがいます。また、ただ専門的であるだけでなく、一人一人本当に親身になってくださる先生方がいらっしゃるアットホームさが魅力だと感じています。社会人学生や学部生との関わりも多くて、刺激が多く、研究を深めることのできる環境は十分だと思います。就職か進学かで悩んでいる人は、少しでもやってみたいと思うことがあるなら、ぜひ大学院進学をお勧めします。社会人になってからでも学べないことはないですが、じっくり学んでみることも一つだと思います。先にも書きましたが、社会人学生や学部生、先輩方など身近にあらゆる経験をもつ人々がいるので、研究以外の考え方にもたくさんの刺激があります。もちろん修士論文や勉強は大変なこともありますが、きっと自信につながると思います。がんばってください。

文学研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

文学研究科 総合人文学専攻 日本史学専修
博士課程前期課程 2016年4月入学
(入試種別:一般入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
私は学芸員・埋蔵文化財発掘技師など、専門職への就職を目標としており、それに必要な知識・技術を習得するために大学院への進学を希望しました。関西大学大学院を選んだのは、奨学金制度や設備等の学習環境が充実していたからです。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
大学院受験の際には、外国語の対策を重点的に行いました。通学時間やちょっとした合間の時間を利用しながら、英文を読む練習をしました。また、過去の試験問題集を取り寄せて、解いた問題を学部時代の指導教員に採点していただくなどして、事前準備に備えました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
関西大学大学院のウェブサイトに記載されていた米田文孝先生のアドレスへ事前にメールを送り、2回面談をしていただきました。主に研究内容や将来の就職希望、進学後のコースについて相談しました。その際、進学後お世話になる先輩・後輩を紹介してくださったり、研究会やゼミ旅行にお誘いいただくなど、研究室の雰囲気を知ることができました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
米田 文孝先生
出願前に先生へメールを送り、面談をしていただきました。初めてお会いしたときに、進学後の計画をかなり具体的にお話ししてくださったのが印象的でした。私は他大学から進学し、研究分野も変わるため不安なことが多かったのですが、過去にもそのような先輩方がおられ、現在専門職として活躍されているなど、将来の自身の姿をイメージしやすいようにしてくださいました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『高松塚古墳壁画』
概要:
7世紀末から8世紀初頭に描かれた高松塚古墳の壁画と、中国・朝鮮半島の壁画墓に描かれた壁画との比較を研究の中心に置き、飛鳥時代における日本と大陸の交流関係の一端を明らかにします。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
研究活動は発掘調査や遺跡踏査など、フィールドワークを中心とします。発掘調査が行われない期間は、発掘調査で出土した遺物の整理や実測図・報告書の作成などを行います。また、ほかの分野も含めて広く知識を得るため、史料の輪読なども行っています。発掘調査で遺跡を調査するときは、どんな性格の遺跡なのか調べたり、何か出土するたびにわくわくする面白さがあります。しかし、発掘担当者として調査全体の行程を管理したり、後輩や作業員の方々に作業の指示をするなど、効率を考えながら行動するところは難しいと感じることが多いです。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 2年次  秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
             
  発掘調査で
出土した
遺物の整理
発掘調査報告
作成
  外国語勉強会    
    発掘調査報告
作成
担当教員との面談  
  文化遺産学研究B
講義
日本古代中世史
研究
演習1B
  考古学研究室
勉強会
外国語勉強会
             
  外国語勉強会   発掘調査で
出土した
遺物の整理
発掘調査報告
作成
史料輪読会  
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学大学院給付奨学金と日本学生支援機構第一種奨学金の奨学金を利用しています。また学業に支障が出ない範囲で週2回ほど、地方公共団体で行われている遺跡発掘調査のアルバイトにも行っています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
国・地方公共団体の埋蔵文化財発掘調査担当技師や、歴史系博物館の学芸員など文化財に深く関わる職業を希望しています。
ー 関西大学大学院文学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
早めに周りの人たちに相談することをお勧めします。私もそうなのですが、今後の研究や進学前後の準備について、自分では意識していなかった点に気づかされることが多かったです。また、入学後にやりたいことを具体的にイメージしておくことも大事だと思います。時間には限りがあり、そのなかで実績を残さなければならないため、優先順位を決めることができるように目的をはっきりとさせておくと良いでしょう。
文学研究科 総合人文学専攻 国文学専修
博士課程後期課程 2015年4月入学
(入試種別:一般入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
学部時代から関西大学で学んでおり、信頼できる先生や環境が良いため引き続き関西大学大学院で学びたいと思いました。
また、修士論文で書いた内容をもっと深めたいと考えたため、博士課程後期課程に進学しました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
自分の研究に関連のある文献などを読み準備しました。また、筆記試験のために過去問題を解き、出題傾向をつかみ、古文書を読む練習、文学史などを勉強しました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
学部時代からの指導教員であったため、大学院の受験について特別に連絡を取るということはなく、修士論文の面談の際に相談に乗っていただきました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
日高 水穂先生
方言に興味があり、そのテーマで卒業論文を書こうと思っていました。しかし、それまでお世話になっていた先生が、他大学へ異動されることになり、同じ分野の日高先生が赴任してこられました。その時はどのような先生かわからなかったのですが、方言をテーマとするなら日高先生のゼミに行くべきだと考え、先生のゼミに入りました。博士課程前期課程に進んだ後、方言とは異なる研究テーマになりましたが、親身に相談に乗ってくださいました。今の研究ができるのも日高先生のおかげであり、非常に感謝しております。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『弔辞の談話構造と文体に関する研究』
概要:
葬儀などで読み上げられた「弔辞」(1890年代~2000年代までのもの)を資料とし、弔辞とは何であるのか、その談話構造や文体の変遷について明らかにしました。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
資料収集をし、それらを文字化・データベース化をしています。それらを使用し、年代ごとに必要な語彙の抽出、あるいは資料全体をみての談話分析などを行っています。
また、資料の収集自体はそれほど難しくありませんが、データベース化するのが非常に大変でした。約100年間の資料を扱っており、年代による違いや変遷が分かった瞬間は面白く感じます。
ー 現在の時間割

博士課程後期課程 3年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
        国語学
演習3B
   
文学研究科副専攻「EU-日本学」のRA  
文学研究科副専攻「EU-日本学」のRA  
             
             
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学第4種給付奨学金と、日本学生支援機構第一種奨学金を利用しています。さらにRA(リサーチ・アシスタント)による給与から工面しています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
日本語教師として大学や留学生別科などで働くことを希望しています。
ー 関西大学大学院文学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院は学部とは違い2~3年しかなく、学部より高度な研究をすることになります。そのため、自分が何について研究したいかというテーマをしっかりと決めることが大切です。また、大学院では、自主性が求められるため、自らをコントロールし目的にあった研究生活を送ってください。もちろん、先輩や先生方もサポートしてくださいますので、仲間とともに自分自身をさらに磨いてください。
文学研究科 総合人文学専攻・英米文化専修
博士課程前期課程 2015年3月修了
(入試種別:学内進学試験)
北テキサス大学  哲学・宗教学科
博士課程後期課程
留学期間:2015年8月~2020年5月予定
ー 大学院進学の理由を教えてください。
文学研究科の英米文化専修は、環境問題を人文学の視点からとらえ、環境哲学、およびエコクリティスズムが研究できる数少ない大学院だったからです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
マーク・メリ先生
ゼミを選ぶ際に、これから希望をもって研究でき、社会のためになる分野を研究したいと思い、メリ先生のゼミ(環境哲学・エコクリティシズム)を選びました。メリ先生には、人生の価値観、特に自然環境を大切にする生き方を、ご指導を通して教わりました。メリ先生と出会っていなければ、環境哲学とも出合うことはなかったと思います。またそれがなければ、現在もアメリカで研究を続けることはなかったと思います。普段、メリ先生にあまり褒められることはないのですが、フルブライト奨学金(日米教育委員会)が決まった時は一番に報告し、「今年一番の良いニュースだ」と、とても喜んでくれました。英語でmentor(恩師)という言葉があります。先生は私の人生のメンターです。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『The Contemporary Japanese Concept of Satoyama: An Inquiry into Environmental Thought for Sustainability』
概要:
本稿は、今日の日本の「里山」概念を分析するとともに、環境思想としての可能性を考察します。環境哲学研究での西洋概念を中心とした議論の展開に対し、日本においての「里山」概念が、環境思想として新たな展開を生み出すことは可能かと考察しました。日本の環境保全活動において「里山」概念が、重要な役割を果たしており、またその概念は、日本の文化や社会問題を映し出します。里山を通してみられるさまざまな問題に、エコクリティシズム的分析も加えています。
ー 現在、「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
学部生のときに、環境哲学を組み入れた環境教育はできないかと構想して、卒業論文を書きました。そこから発展し、大学院生になってから、実際に自分で環境哲学を中心とした環境教育プログラムを作り、実際の中学校・高等学校で実践しました。また大学院生の間に、さまざまな環境教育に関する学外のプログラムに参加し、たくさんの交流ができました。伸び伸びと、自分がやりたいと思ったことをできました。またそのようにできる環境下にいたことが、在学中の積極的な活動を後押ししたのだと思います。その結果として、日米両国政府による留学制度において、フルブライターとして留学することができました。その積極的な姿勢や意欲は、アメリカで研究するうえでとても大切だと思っています。
ー 関西大学大学院文学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院は自分で行動をするところです。しっかりとした目標があって、学ぶ姿勢があれば、自分の思う研究生活を送れると思います。与えられるのを待つのは研究ではありません。文学研究科の先生方は、そんな精神をもった大学院生を必ずサポートしてくれると思います。さまざまな国で研究されてきた先生方ならではの広い視点は、日本で研究するうえでとても良い刺激を受けると思います。
文学研究科 総合人文学専攻 教育学専修
博士課程後期課程 2015年3月修了
(入試種別:一般入試)
勤務先名:
至誠館大学 講師
勤続年数:
3年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
関西大学大学院には博士課程後期課程から入学しました。修士論文を書いていたときの指導教員が関西大学に移られたからです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
多賀 太先生
多賀先生を指導教員として希望した理由は、自分が研究したいテーマと先生のご専門が合致していたからです。
多賀先生とのやり取りは数えきれないほどですが、特に印象深いことは、「専門が異なる人と交流して、自分の研究を説明する機会を増やしなさい」という言葉です。たとえば、私はジェンダー論が専門の一つですが、「ジェンダー論に関心がある人」のなかで交流しているだけでは、専門的知識や議論を深めることはできても、知識を伝達する力は伸びません。自分の専門についてよく知らない人に向けて、どのように説明すれば通じるのか、意義が理解してもらえるのか。これらを考え、実行することは、学術論文の質を向上させることにもつながっていたと思っています。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『児童養護施設の教育環境に関する社会学的研究』
概要:
児童養護施設とは、さまざまな理由で家庭で暮らすことができなくなった2歳から約18歳までの子どもが生活する児童福祉施設です。博士論文では、児童養護施設で実施した2年間のフィールドワークによって得られたデータに基づいて、施設の子どものコミュニケーションや学習における課題、また、そのような課題に対応する職員の支援実践を明らかにしました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
現在の勤務先である至誠館大学は、以前は山口福祉文化大学という名で児童養護施設退所者への支援を早期に始めた先駆的な大学です。私自身の専門を踏まえて、そのような大学の教育研究に貢献できればと考えたことが大きいです。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
現在、大学で主に保育士・幼稚園教諭をめざす学生を教えています。児童福祉施設で保育士として働きたいと考えている学生もおり、大学院で児童養護施設をフィールドに調査研究を行ってきた経験は想像以上に生かされています。
また、「子どもと関わる仕事がしたいけれど、勉強は難しい」という学生も当然います。そうした学生に対するとき、学問を深く学び、他人と多く議論をした経験は「どのあたりが難しいのか」「目の前にいる学生がぴんとくる説明の仕方は何か」と、知識を押しつけるのではなく相手の視点に立った建設的な思考をすることにつながっています。
ー 関西大学大学院文学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院はそれぞれの問題関心をとことん考えることができる貴重な場です。自分に合った学び方を発見し、学びを発信する言葉を磨いて、自分自身の世界をどんどん広げていってください。

経済学研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

経済学研究科 経済学専攻
博士課程前期課程 2017年4月入学
(入試種別:一般入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
社会人として働いていた時に、商業地等実態調査に携わったことがきっかけです。各自治体のシティプロモーションを知り、より深く学びたいと思い、大学院進学を決めました。また、指導教員の佐々木保幸先生を紹介していただいたことも決めての一つです。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
受験対策として、指導教員との面談の際に勧められた本や日々の時事にも目を通していました。また、文献が英語である場合のことを考え、英語の勉強もしていました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
修士論文にむけての大まかなスケジュールや、入学試験前に前もって勉強しておくべきことを教えていただきました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
佐々木 保幸先生
研究目的であるシティプロモーションに不可欠である「まちづくり」の成り立ちに精通されていることが大きい理由です。また、面談では親切に相談に乗っていただきました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『シティプロモーションによる地域活性化とその比較』
概要:
人口減少が加速する中で各自治体が注力しているものにシティプロモーションが挙げられます。しかし、確立された定義などはまだ存在せず、何をもって成果が出たとするのかなど、曖昧な部分も多いので、交流人口・定流人口の変動を軸にシティプロモーションの実態を考察しています。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
現在は、先行研究や、都市創造に関する書籍を読む、または、自治体のホームページなどから情報取集・比較などを行っており、今後、ピックアップした自治体へのヒアリングを予定しています。
また、知らなかったことを学ぶのは、「面白い」ことですが、町おこしのイベント一つとっても、都市にはさまざまな立場の人がいることを前提に、いろんな角度から物事を考える必要がある時に難しさを感じます。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
M農業経済学研究
2講義
Mアジア経済
発展論研究
2講義
M流通経済論研究
2講義
M経済学研究演習
2演習
     
    M日本経済史研究
2講義
       
M中国経済論研究
2講義
           
  M外国文献研究
(英語)
2講義
         
             
             
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
博士課程後期課程への進学、または就職を考えています。
ー 関西大学大学院経済学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
2年かけて一つのことを突き詰めて研究するというのは、なかなか大変なことですが、何か一つでも気になることがあるのなら、大学院進学が理解への最初の一歩になれば良いなと思います。
経済学研究科 経済学専攻
博士課程前期課程
2017年4月入学
(入試種別:外国人留学生入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
もっと知識を身につけ、自身の素質を高めたいと思い関西大学大学院に進学しました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
何度も基礎知識を復習し、自分が研究したいことを明確にしました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
メールで連絡してお会いしました。その際に経済学研究科への進学希望と研究内容について相談に乗っていただきました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
谷田 則幸先生
谷田先生の研究領域にとても興味があり、先生のもとで指導いただき、勉強したいと思いました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『口コミサイトにおける消費者の購買行動』
概要:
口コミサイトにおける情報はどのように消費者の購買行動に影響を与えるのか、ネットワークのレベルで分析しようと考えています。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
まず口コミサイトのいろいろな情報(商品の基本情報、口コミなど)を収集することで、口コミの内容をテキストマイニングで分析し、オンライン消費者の購買行動は、どのように変化していくのかをまとめています。いろいろな潜在的事前期待と結果が得られるので、思っていたより面白いです。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次  秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
  M情報処理論
研究2講義
M産業組織論
研究1講義
M産業組織論
研究2講義
M経済学
研究演習2演習
   
             
             
  計量経済学
研究2講義
  M経済学
基礎研究(a)2
     
             
Mミクロ経済学
研究1講義
Mミクロ経済学
研究2講義
         
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
中国での就職を考えています。
ー 関西大学大学院経済学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
先輩や先生方も優しく、いろいろ助けていただきました。経済研究科に進学したことは本当に良かったと思います。大学のイベントもいろいろあり、楽しく過ごせると思います。入ったら絶対後悔しないと思いますよ。
経済学研究科 経済学専攻
博士課程前期課程 2017年3月修了
(入試種別:一般入試)
勤務先名:
税理士事務所
勤続年数:
1年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
財政学・租税法についてさらに深く研究し、税法免除の審査が通るための論文を作成するために、関西大学大学院に進学することを決めました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
林 宏昭先生
学部時代のゼミからお世話になっているため、引き続き指導をお願いしたいと思いました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『法人事業税の課税標準と地域間配分についての研究 -地方税法第72条を中心に-』
概要:
法人事業税における課税標準と地域間配分についての研究を地方税原則(応益性・安定性・普遍性)に基づいて行ったものです。
主に、法人事業税の課税標準は複雑なものになっているがその背景について、より適切な課税標準とは、地方法人課税は地域間における偏在度が問題とされているがどのようにしたら改善できるか、について研究を行いました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
税理士は、中小法人・個人事業主などの相談役であると考えており、さまざまな職業の方と税を通じて密接に関わることができることに魅力を感じています。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
税理士の仕事をする場合、大学院でさらに深く税法について研究を行うことで、今の税制だけでなく、税制を作る上での考えや概念を学ぶことができるので、学部卒業の方と異なる視点をもつことができると思います。
ー 関西大学大学院経済学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院に進学することで、自分の興味のある分野をより深く研究することができます。そして、その分野での専門性を高めることができるため、就職をしてからも役に立つ知識や考え方などが多く身につくと思います。
経済学研究科 経済学専攻
博士課程前期課程 2015年3月修了
(入試種別:社会人入試)
勤務先名:
税理士事務所
勤続年数:
7年6ヵ月
ー 大学院進学の理由を教えてください。
税理士試験一部科目免除論文の指導が受けられる、さまざまな分野の先生がいらっしゃる、個人デスクがある24時間利用可能な自習室をはじめとした研究環境が整ってることなどが挙げられます。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
林 宏昭先生
事務所の先輩が林先生のゼミの修了生であり、丁寧で熱意のある先生だと紹介していただきました。毎年、在学生や修了生が集まる機会を作っていただき、修了した現在もいろんな刺激を受けています。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『消費税の軽減税率をめぐる論点と課題』
概要:
逆進性の緩和策のうち軽減税率を取り上げ、現行消費税に導入する場合において具体的にどのような仕組みが考えられるのか、その適用範囲をどうするのか、どのように法律に規定するのか、その軽減税率のあり方を考察したものです。特徴は、緩和策の比較ではなく、小売段階にのみ軽減税率を導入する方法を検討した点にあります。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
税理士は、やり方次第でバリバリ働くことも家庭を大事にしながら働くことも、独立することも企業に勤めることも可能です。その時の自身の状況に合わせて働き方を選べるところに魅力を感じたためです。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
大学院での研究に必要な問題発見力、分析力、調査力、論理的思考、説得力のある主張を行う力は、現在の仕事にそのまま直結していると感じています。お客様のニーズを発見し、自分の意見をもちお客様へわかりやすく説明し納得していただく、これが適正な納税のサポートにつながると確信しています。
ー 関西大学大学院経済学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
資格取得はゴールではなく、ようやくスタートラインに立てる、早く資格を取り同じフィールドで実務を積んでほしいと、事務所の上司に言われ、経済学研究科に進学しました。まずは、先生にメールでアポイントを取ってみましょう。きっと相談に乗ってくれます。

商学研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年1月時点のものです。

商学研究科 商学専攻
博士課程前期課程 2016年4月入学
(入試種別:外国人留学生入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
理工系学部の出身で、情報分析等の勉学に励んできましたが、私はビッグデータ に非常に興味を抱いており、これらの知識をビッグデータの研究に利用し、商学的にさらに実用的なレベルまで引き上げたいと思い、関西大学大学院に進学しました。商学研究科で、データサイエンティスト育成プログラム(DSプログラム)を設置していることも大きな 魅力の一つです。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
入学試験の半年前から、統計学と日本語の勉強を進めました。また、過去問題も振り返って勉強しました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
商学研究科のウェブサイトを見て、先生にメールを送りました。進学後の研究について相談したことが受験する決め手になりました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
矢田 勝俊先生
矢田先生は、日本でも有数なビッグデータ分析の専門家であり、研究されている「消費者の動機や習慣の分析」に大変興味を持ちました。先生のもとで自分の研究を進めることは人生最大のチャンスになると思いました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『The short-term impact of item-based loyalty program』
概要:
Loyalty program is a very important tool which stores use it as a customer relationship management strategy. This research focus on how different type of customers may react to the loyalty program, and hope the result can provide valuable insights to improve the stores’ competiveness.
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
大学院生1年次生の時に、先生から貴重なチャンスをいただき、企業担当者の前で「チラシの販促効果」という課題を発表しました。
さまざまな店舗基礎分析と顧客分析に基づいて、顧客行動モデルを作成し提案します。この課題は難しいですが、挑戦の過程から自分のデータハンドリング、パワーポイントの作成、コミュニケーションなど、さまざまな能力を少しずつ高めていることが感じられます。
大学院生2年次生から、数多くの先行研究を読んで、「Loyalty Program」に関する論文を書いています。この過程から、英語を読む力、文章を書く力など、研究に関する能力も以前よりも上がっていると思います。さらに、自分の研究で得られた知見が少しでも研究分野に貢献することがすごくうれしいです。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程  1年次 春学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
    産学連携 データ
ハンドリング
     
  統計学          
経営情報論 マーケティング          
データ
ハンドリング
           
    英語
コミュニ
ケーション
       
    経営システム論
研究
       
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
授業や課題で忙しく、アルバイトをする時間がなかったため、関西大学の奨学金制度を利用し、研究に専念しています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
東京にある会社に就職することが決まりました。
ー 関西大学大学院商学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
商学研究科での学生生活は、私にとってとても有意義なものでした。研究だけでなく、企業との実務とかかわる課題に取り組む機会もあり、将来役に立つ知識を得ることができます。

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

商学研究科 商学専攻
博士課程後期課程 2017年4月入学
(入試種別:一般入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
学部時代に担当していただいた指導教員が、人としても、研究者としても尊敬のできる人であり、この先生の下で、博士課程前期課程に引き続き研究を続けていきたいと感じました。また、将来的に研究者になりたいと思ったのも理由の一つです。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
入学試験問題集を参考にして、通信教育で社会科学系の英文和訳の対策講座を受講し、勉強しました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
進学を考えている段階で、直接相談させていただきました。その後、先生に英文和訳の添削を定期的にしていただいたおかげで英文和訳の力が上達しました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
乙政 正太先生
大学院進学の理由と同じく、人としても、研究者としても尊敬のできる人であり、この先生の下で研究を続けたいと思ったからです。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『社債市場における利益の有用性』
概要:
わが国の社債市場に対して、社債投資家が投資意思決定を行う際に、利益情報を利用しているのかどうかについて調査します。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
実証的な研究手法を用いることで、統計的な証拠を提供します。
また難しさは、統計的な手法を用いるためには、計量経済学の知識がないと難しいことです。
ー 現在の時間割

博士課程後期課程 1年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
             
            実証会計研究
             
             
    財務戦略研究 財務戦略研究      
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
TA(ティーチング・アシスタント)制度を活用しています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
研究者を志望しています。
ー 関西大学大学院商学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
商学研究科では、会計、マーケティング、流通、ファイナンス、国際ビジネスなど商学に関する幅広い分野の研究を深く学ぶことができます。興味がある方は進学して後悔はしないと思います。
商学研究科 商学専攻
博士課程前期課程 2015年3月修了
(入試種別:社会人入試)
勤務先名:
学校法人享栄学園
鈴鹿大学 准教授
勤続年数:
2年7ヵ月
ー 大学院進学の理由を教えてください。
中小企業診断士の資格を持ち、経営コンサルタントをしていましたが、税法1科目の合格を機に、税理士の資格にも挑戦してみようと門をたたきました。
また、入学試験における筆記試験の免除や、実務家でもある辻美枝先生がおられることから「実務家である自分のための大学院」と感じたことも、関西大学を選んだ理由です。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
辻 美枝先生
ゼミでは英米法の引用も含め、毎回数万字のレポートを提出・発表していましたが、ゼミの仲間たちと一緒に厳しい指摘を受けながらも乗り越えることができました。
そんな先生とは、いまでも毎年、卒業メンバーで集まるほどの仲良しです。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『多様な事業体の所得課税上の分類について ―LLPを中心に―』
概要:
平成17年8月より創業促進を目的に制度化された有限責任事業組合(LLP)は、有限責任制と構成員課税が併存する我が国にとっての新しいビークル(事業体)であり、「法人と組合」「団体課税と構成員課税」の峻別基準は何か、という根本命題を突きつけることとなります。そこで、本研究では、LLPに採用されている構成員課税がどのようなロジックで適切に導かれうるのかを、私法学および税法学、類似ビークルの租税判例、米英との比較等から検討いたしました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
大学院に2年間通いながら商学修士を取得し、無事税理士に合格となりました。しかし4月になり、まわりの学生を見たとき、就職した人、転職する人など、肩書きがダイナミックに変わる姿がありました。一方の私は税理士という資格が1つ増えただけで、自分自身は何も変わらないことを、寂しくすら感じました。
「もっと大学の世界にいたい」「もっとインプットをしたい」そう心によぎったころ、本学の横山恵子先生に背中を押していただき、大学の専任教員の応募に邁進しました。そして約半年後には運よく大学教員という道に進むことができました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
辻先生のもとでアカデミックな研究をさせていただいたことにより、大学の教員という選択肢が拓けたことが一番大きいです。前職の中小企業診断士や経営コンサルタントはその業務の特性上、利益につながるものが業務の中心になります。それは長所でもあり、弱点でもあります。同業務の大量生産・他人の模倣は最も利益が上げやすい半面、自分の業務がルーチン化していくことにジレンマを感じていました。一方で大学教員や研究者は、教育や研究を通じて、社会に新規性を残すことができます。「研究の一環」として学生とイベントなどの企画を考えることは、この仕事ならではの魅力です。
ー 関西大学大学院商学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
社会人でビジネスの第一線にいる方は、利害関係者のためのアウトプット(仕事)に忙殺されてしまうものです。商学研究科で自身のインプット(研究)に取り組むことで、新たな価値観に出会えるはず。利害関係のない仲間たちとともに、自分の時間を自分のために使ってみませんか。
商学研究科 会計学専攻
博士課程後期課程 2015年3月修了
(入試種別:一般入試)
勤務先名:
流通科学大学 准教授
勤続年数:
3年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
ブランド研究の第一人者である陶山計介先生のもとで、ブランド論を学びたいと考えたからです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
陶山 計介先生
陶山先生は、学術面だけでなく、実務面でも意味のある研究を重要視しています。在学中にはその重要性について、さまざまな企業との勉強会や共同研究を通じて教えていただきました。ともすれば学術面を重要視しがちだった大学院生時代の私には、その経験は非常に重要なものでした。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『社会的同一化アプローチによるブランド・コミュニティ研究:社会関係資本概念を用いた考察』
概要:
特定のブランドを好む人々の集団であるブランド・コミュニティに注目し、コミュニティに参加しているメンバーの心理変化について検討しました。その結果、企業はブランド・コミュニティ上で社会関係資本を蓄積することで、コミュニティをより効率的に管理することが可能であることを述べました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
研究を通じて新しい知識を生み出すと同時に、その過程で得た知識を学生や企業の方に伝えていきたいと考えたからです。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
大学院で学んだ知識や研究方法、そして指導方法を生かしながら日々学生に教育をしています。また、研究活動を通じて企業の方と関わることもあります。
ー 関西大学大学院商学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院ではどんなことからも学ぶということを意識してください。大学院には、学部からストレートで大学院に来た人や、社会人・留学生など多様な人々が集まります。講義や研究を通じての学びはもちろんですが、そういった人々との交流からも学ぶことで充実した大学院生活を送れると思います。

社会学研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年1月時点のものです。

社会学研究科 社会学専攻
博士課程前期課程 2016年4月入学
(入試種別:外国人留学生入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
大学では日本語を専攻していたこともあり、その時に日本社会福祉の現状を知りたいと思い、日本の大学院へ進学することを決めました。特に関西大学は130年の歴史があり、教育・研究力が高い私立大学です。素晴らしい環境で学び、研究したいと考えました。そして一番大切なのは、積極的に外国人学生に対してサポートする制度があり、留学生にとってそのような支援があることが心強いと感じました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
進学相談会でもらった過去問題を解きながら、専門に関連する本を読みました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
メールで先生と連絡して、一回面談をしていただきました。
研究計画書の作成について、先生から貴重なアドバイスをいただき、すごく助かりました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
松原 一郎先生
先生は、社会福祉を研究されています。私は、日本の介護福祉について研究するつもりでしたので、松原先生の下でご指導いただきたいと思いました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『中国帰国者への生活支援に関する研究 —大阪府在住の中国帰国者を対象とした生活実態調査をもとにー』
概要:
二つの国の挾間、歴史の挾間に落ちた中国帰国者は、社会から徐々に忘れられようとしています。彼らは日本でどのような経験をしているのか、今どのような生活をしているのか、このような疑問をもちながら、本研究では、大阪府における中国帰国者の生活の実態を調査した上で、彼らが抱える生活上のニーズを整理して提示します
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
まず、中国帰国者に関する文献そのほかの情報を通じて先行研究を整理しました。次に、ボランティアとして、中国帰国者に関する活動に参加し、調査対象者との良好な関係を築くように努めました。約1年間の参与観察を行った後、対面で聞き取り調査を行いました。
また、フィールドワークでさまざまな背景を持つ人と話す機会が得られました。年齢も職業も違う人とのコミニュケーションから、異なる考え方や文化を学んだことが一番面白かったです。その反面、コミニュケーションから研究に役に立つ情報の取捨選択が難しく感じました。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 2年次  秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
             
             
             
    M課題研究B
(社会福祉学)
M課題研究B
(社会福祉学)
     
             
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学の給付奨学金を利用しています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
中国の日系企業の就職を希望しています。
ー 関西大学大学院社会学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院は、自分の目で質問を見出し解決します。つまり、知識作りを始めます。
広い視野と考え方を提供して現実的意義をもっており、将来、人生の転機の際には、適切な判断ができると思います。
社会学研究科へ進学することで、自分自身が成長できればいいのではないでしょうか。
社会学研究科
マス・コミニュケーション学専攻
博士課程前期課程 2016年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
学部生のころに所属していたゼミをきっかけに「ファン」という、ある作品、ジャンルを媒介として構成される集団について強くひかれるようになったからです。特に日本アニメのファンは日本と海外、そして海外でも、例えばアジアと欧米ではその実践、楽しみ方は大きく異なります。私は作品と人々という関係だけではないさまざまな要因が絡み合って「ファン」が生み出されると考え、これを学部生の期間だけではなくもっと深く追究していきたいと思い大学院進学を希望しました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
過去問題と学部の授業のレジュメとノートを復習していました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
お会いして面談をしていただきました。研究内容などまったく関係ないことでも、率直に自分が持っている疑問をぶつけてみるのがいいと思います。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
小川 博司先生
学部時代に所属していたゼミの指導教員からの紹介だったのですが、自分の疑問に対する的確なヒントと参考になる資料を紹介していただき、とてもお世話になっております。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『中国とアメリカの日本アニメファンサブ文化の比較』
概要:
日本語ができる有志のファンが行う字幕付け「ファンサブ」文化の実態を取りあげます。特に私が注目したいのは同じ文化のなかで各国ごとに異なる倫理意識が存在することです。一見すれば日本アニメという同じ素材を使い、同じ行動を行っているのにも関わらずなぜ違う意識を持つのか。その原因を解き明かす研究を行っています。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次 春学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
Mメディア
文化研究
Mマス・
コミュニ
ケーション史
研究
         
  社会調査
方法論
         
             
      ゼミ M情報
メディア研究
合同ゼミ  
  計量社会学1 Mマス・
コミュニ
ケーション学
研究法
       
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
週3日ほどアルバイトをしつつ、奨学金制度を利用しています。
ー 関西大学大学院社会学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
社会学研究科に所属している先生方は非常に多岐にわたる研究テーマを持っています。自分の研究テーマを追い求めるだけではなく、新しい視点持っていきましょう。

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

社会学研究科 社会システムデザイン専攻
博士課程前期課程 2016年3月修了
(入試種別:外国人留学生入試)
勤務先名:
ツネイシホールディングス株式
会社 人事戦略部
ー 大学院進学の理由を教えてください。
自身の研究テーマである人的資源管理を指導いただける森田雅也先生がいたことです。また、他大学では、人的資源管理論は経営学や経済学の研究科に設けられていることに対し、関西大学大学院では社会学研究科に属しており、経営学・経済学のみならず、より広い視野で人的資源管理論を研究することができると思ったためです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
森田 雅也先生
自分の研究テーマにマッチした先生がなかなか見つからず、どうしようかと考えていたところ、関西大学大学院の広報冊子に、社会システムデザイン専攻で人的資源管理論を研究されている森田先生を見つけました。そして森田先生の著書や論文などを読み、先生にご指導をお願いすることを決意しました。また、大学院進学の準備にあたり、最も心配していたのが指導教員へのコンタクトでした。E-mailを使う方がほとんどだと思いますが、私は自分の研究に対する熱意や、指導をぜひお願いしたいとの気持ちを込め、研究計画書とともに手書きの手紙を森田先生に送りました。約1週間後、先生からE-mailが届き、とても喜んだ記憶があります。その後、先生にお会いして、指導いただきたい旨を伝え、大学院進学に至りました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『韓国における女性の経歴断絶とワーク・ライフ・バランス』
概要:
かつての韓国社会では、男性は仕事、女性は育児と家事などといった認識が社会全般的に根づいていました。しかし、女性の高学歴化や経済活動に関する社会的に認識の変化に伴って女性の社会進出も活発化しつつあります。そのなかで、女性の社会進出が進んでいるとはいえ、結婚・妊娠・出産を機にキャリアが途切れる言わば「経歴断絶」現象が生じており、これは韓国において深刻な社会問題となっています。本論文は韓国における女性の経歴断絶現象をワーク・ライフ・バランスを意識して検討したものであり、労働環境や企業文化が類似している日本のワーク・ライフ・バランスに着目しています。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
就職活動をするなかで痛感したのが、留学生を採用する会社のほとんどは、その国の営業担当者でした。私もある企業の韓国営業担当者を探して就職活動をしたなら選択範囲はさらに広がっていたと思います。しかし、自分の人生を中長期的に考えて、仮にその会社と母国との取引がなくなった時、自分のいる意味に対して疑問を感じると思い、韓国軍隊で教官としての実務経験、大学院の専攻である人的資源管理の理論的な知識が生かせる人事の職種を主に探しました。また、ものづくりの強国の日本を代表する産業かつ韓国でもその産業が盛んでいることを念頭に置きつつ、就職活動を行いました。その結果、造船・海運をメイン事業とする今の会社にひかれて入社を決め、自分の経験や専攻が最大限生かせる人事戦略部で働いています。
ー 現在の仕事において「大学院での学び・経験が生かされている場面」や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
自分の経験・専攻を評価してもらい、希望通り今の人事戦略部に配属となりました。現部署にて採用・教育を担当しており、大学院で学んだ人的資源管理の知識などが最大限生かせています。取り分け、研究のテーマとしていた女性の働き方やワーク・ライフ・バランスは、ここ最近企業が推し進めている最も重要なテーマでもあり、自分の論文から内容を抜粋してプレゼンしたり、ワーク・ライフ・バランスの概念をレクチャーしたりする機会もありました。
日本の会社なので、留学生以外は学部卒業がほとんどですが、大学院修了の強みは、ゼミや論文の報告で常に行ってきた問題意識を持つこと、発言することです。ほかの社員は思っていることがあっても、まわりを気にして発言せずにいたりしますが、私は常に問題意識をもって疑問に思うところを積極的に発言することに心がけており、実際、現部署の業務改善などに役立つ場面も多いです。
ー 関西大学大学院社会学研究科に進学を考えている方へのメッセージ
社会学研究科は、さまざまな研究をされている先生方がいらっしゃいます。そのため一つの専攻から考えがちな研究を、より広い目線で、さまざまな側面から進めていくことができます。一つを深く絞って探ることも確かに大事ですが、一つだけを考えすぎるあまり、まわりが見えなくなるといった問題も生じかねません。就職活動を経て日本の企業で働いている今、より広い視野で物事をとらえることが非常に大事であることを心より痛感しており、本研究科に進学してよかったと思っています。
社会学研究科
マス・コミュケーション学専攻
博士課程前期課程 2015年3月修了
(入試種別:外国人留学生入試)
勤務先名:
ローランド株式会社
海外販売子会社・マーケティング部
ー 大学院進学の理由を教えてください。
小川博司先生がいらっしゃる社会学研究科で、ポピュラー音楽について研究したいと思い、大学院に進学することにしました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
小川 博司先生
小川先生の著作『メディア時代の音楽と社会』を読んで、音楽についての接し方が変わり、音楽を聴くだけではなく、なぜとあるジャンルの音楽が流行っているのか、どのような人に聴かれているのかなど、音楽について深く考えるようになりました。先生に指導を受けることで、音楽についての理解がさらに深まると思ったので、小川先生を指導教員に選びました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『誰が声優を歌い手に変えたのか -アニメ産業と音楽産業の提携の変化を中心に-』
概要:
テレビアニメの主題歌を担当するアーティストは専門のアニメソング歌手からからロックバンドまで、多岐にわたっています。本研究は近年最も顕著な増加を示したアニメのキャラクターを演じるはずの声優が主題歌を歌うようになった経緯を明らかにします。また、音楽産業研究の「ゲートキーパー」と「仲介者」の理論を用い、テレビアニメの主題歌の制作にかかわる人の活動を分析し、声優がテレビアニメの主題歌を歌うようになった原因も究明します。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
好きな音楽をキーワードに就職活動を行いました。また、シンセサイザーを多用した音楽が一番好きなので、80年代において、数多くのシンセサイザーの名機を出していた電子楽器メーカーローランドを第一希望にしました。
ー 現在、「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
現在は務めている会社の海外販売子会社に駐在し、電子ピアノ、電子ドラム、シンセサイザーなど、さまざまなジャンルの楽器のマーケティングを担当しています。大学院で学んだ知識は日々の業務に直接生かされているとは言い難いですが、大学院では、自分の知力を疑うくらい、講義や研究に役立つ本の難易度が高く感じました。めげずに難しい本を読み解くことで培った忍耐力と考える力は、非常に貴重な財産です。
ー 関西大学大学院社会学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
社会学研究科は社会現象が発生する原因を究明するだけではなく、「私」が複数のコミュニティーに属していることを認識し、それぞれのコミュニティーを分析することによって、なぜ「私」が「私」になったのか、自分自身をより正確に理解できるおもしろい研究科です。

総合情報学研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

総合情報学研究科 社会情報学専攻
博士課程前期課程 2017年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
1つ目は、学部でのゼミ活動だけでは物足りなくて、自分が学部の時に行なっていたことを理論的な視点で深めたいと思ったからです。学部時代に海外や日本のあちらこちらでボランティア活動をしてきましたが、その内容は教育的な活動が多く、やりがいや楽しさをあったものの、自分には理論的な知識のないために自分の「経験」でしか活動することができないもどかしさがあり、限界を感じました。理論と実践を往還しながら、活動することで自分が行なっているボランティア活動がよりよくなると感じました。つまり、大学院で自分が学部時代に行なったボランティア活動を理論的な視点から深めたいと思ったことが大学院進学の大きな理由です。
2つ目は、自分の目標である高校教員になるためには教科の専門的な知識だけでなく、研究のスキルが必要であると考えたからです。教員は、授業をして生徒の反応をみて、授業改善をしていきますが、その時に研究の視点が非常に重要であると思っています。私の所属する久保田真弓先生の研究室では質的研究を主に行なっており、生徒の反応や学びというものは数値では測ることができないと思います。教育は人と人の関わりであるからこそ、数値では測ることのできない、生徒の声や反応、発言などを質的に見ていく必要があると思います。つまり、この研究室で教育の理論知識をつけることと、質的研究の基礎を固めたいと思ったことが大学院進学の理由です。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
大学院進学について、ゼミの先生や大学院生の先輩に相談して、大学院生の勉強会に参加させてもらい、受験の対策を行いました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
学部時代の早い時期に、大学院進学を決めて先生方に相談しました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
久保田 真弓先生
この研究室は、久保田真弓先生のほかに久保田賢一先生と黒上晴夫先生がそれぞれの分野の視点から指導してくれるため、教育という分野のなかでも多様な視点から教育をとらえることができると考えました。学部時代に久保田賢一先生の生き方や考え方に魅了されて、「自分もこんな先生になりたい」と憧れをもちました。大学院に進学しようと思ったのも久保田賢一先生の下で勉強したいと思ったからです。
また、久保田真弓先生の活動にも参加させてもらい、すごく視野が広がりました。先生はコミュニケーションを専門にしており、話がはずんで、ついいろんな話をしてしまいます。修士論文の指導は厳しいですが、丁導に教えてくれるため、いつも助けられています。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『教育メディアとしての限界集落の可能性』(予定)
概要:
従来の教育メディア研究では、コンピュータやテレビなどに焦点があたり、メディアを導入することでの学習効果を検証するような研究が多いと感じます。しかし、このようなメディアの概念での研究は限界があります。このような従来のメディアの概念での教育メディア研究はインフォーマル学習など新しい学習をとらえることができません。したがって、メディアの概念を「中間にあって作用するもの」として再定義します。今回の研究では限界集落を教育メディアとしてとらえた時に限界集落は学生と間にどのような作用を及ぼすのかということを明らかにしていきます。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
自分自身が、ボランティア活動をしている限界集落でのフィールド調査とボランティア活動をしている学生へのインタビュー調査を行なって、そのデータを質的に分析しています。理論的な知識を勉強してから研究するのではなく、研究を進めながら理論的な知識を勉強しています。質的研究は量的研究の限界を超えて、数値では出すことができない知見を出すことができると思います。分析や解釈の仕方で多様な答えが出るところが質的研究の面白いところだと思いました。また、研究対象者の思いや考えをどう理解するのかということを明らかにするという人間の生き方に、焦点が当たっている研究という点も面白いなと感じた点です。だからこそ、難しいとも言えると思います。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次  秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
  TA TA TA プログラミング
方法論
  経営情報論
  TA   政治
データベース論
  課題研究  
  コンピュータ
グラフィックス
      ICT for
Learning
 
  TA TA TA メディア文化論 フィールド
リサーチ
方法論
 
    TA TA 教育実践演習
(中等)
教育相談論  
             

※TAは、学内でのアルバイトを表しています。

ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
3つの授業でTA(ティーチング・アシスタント)をしています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
修了後の進路は、情報科の高校教員です。大学院では科目の専門性と教育の理論的知識、実践知、研究のスキルをさらに高めて、大学院での学びを生かした教員になりたいと思います。教育現場で実績を積んで、教育の専門家として次のステップに進んでいきたいと考えています。
ー 関西大学大学院総合情報学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
私はこの研究室に巡り会えて本当によかったと心から思います。ここに出会ったから、自分の人生はすごく刺激的で楽しい人生に変わりました。人生は研究の連続だと思います。これから社会人になったら、勉強する機会も減るかもしれません。学生の間に研究や学問に本気で一度ぶつかってみるのも悪くないと思います。
総合情報学研究科 総合情報学専攻
博士課程後期課程 2016年4月入学
(入試種別:一般入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
将来、教員養成の研究をすることが目標であったため、博士課程後期課程の進学を希望していました。関西大学大学院総合情報学研究科を選んだ理由は、自分の研究対象のフィールドと領域、希望する指導教員の今までの研究業績や論文・書籍などを参考にして決めました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
博士課程後期課程に在籍している学生にアドバイスをいただいたり、過去問題を演習したりして受験対策をしました。また、指導教員の研究領域に関する書籍や論文も参考にしました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
海外在住期間中はメールでやり取りを行い、一時帰国中に研究室訪問と授業を3回ほど見学しました。指導教員との相性の重要性を感じていた私にとって、教員の指導方針を肌で感じる機会となりました。そして、進学の意志が固まったことで、研究の方向性も定まりました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
久保田 賢一先生
入学試験前は、青年海外協力隊としてバングラデシュ人民共和国に在住していました。当時は、ほかの大学院への進学を希望していましたが、久保田先生が研究のため、当該国を訪問された際に、進路の話をしたことがきっかけで、関西大学大学院への進学も選択肢の一つになりました。学費について、非常勤の仕事の紹介や奨学金などの相談にも親身に対応していただき、入学試験を受ける可能性が高まりました。最終的に、希望していたバングラデシュ人民共和国での研究と、今までの研究論文などの業績、それから実際に研究室訪問をした際の雰囲気で決めました。特に、複数の教員が共同して学生の指導および研究支援を行っており、幅広い知見を得られると感じたこと、情報教育に関した設備が充実していること、そして学生の研究に対する主体性を非常に尊重してくれる環境だと感じたことが要因です。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『アジア諸国の初等教育分野における授業改善の研究
- ICT機器を活用した教員研修の実践と分析-』
概要:
本研究では、バングラデシュ人民共和国とフィリピン共和国を対象として、ICTを活用した初等教育分野の教員研修の実践と分析を通して、授業改善に対する効果を研究します。
バングラデシュ国は、2013年より小学校の教科書が改訂されましたが、教師の内容理解の不足や暗記中心授業の実施など、問題を抱えています。2015年より情勢不安のため、現地での教育支援が難しく、この状況に対して、政府がさまざまな分野におけるデジタル化を進めています。インターネットインフラやスマートフォンなど携帯電話の普及が進んでいることから、インターネットとモバイル媒体を活用した遠隔教員研修の環境を整えることが可能であると考えられます。
そのため、ICT機器を活用した教員のインターネット学習教材の作成や具体的な授業実践のフィードバックなどの継続的な教員研修を行い、授業改善にどのような影響があったのか、分析を行います。
フィリピン国では、暗記中心から学習者中心授業への転換は少しずつ進んでおり、ICT機器を利用した授業実践に取り組みつつあります。しかし、ICT機器の特性を生かした活用にはまだ至っていません。ICT機器の特性に関するインターネット学習教材を使った教員研修により、授業改善にどのような影響があったのか分析を行います。
この2国の事例をもとに、初等教育分野におけるICT機器を活用した授業改善の成果と課題を分析し、今後の教育支援に生かしていくことが本研究の目的です。
ー 現在の時間割

博士課程後期課程 1年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
      通信系情報
教育特殊研究
演習1
     
          課題研究
(聴講)
課題研究
(聴講)
TA TA TA TA   ICT for
Learning
(聴講)
 
      通信系情報
教育特殊研究
講義B
  フィールド
リサーチ方法論
(聴講)
 
    TA TA メディアミックスによる教育方法
特殊研究
講義B
異文化・
コミュニケーション論
講義B
 
             

※TAは、学内でのアルバイトを表しています。

ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学の給付奨学金と貸与制奨学金月8万円を借りており、学費に充てています。生活費は、他大学の非常勤講師とTA(ティーチング・アシスタント)をしながら工面しています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
大学教員、教育関係の研究者、または専門家をめざしています。
ー 関西大学大学院総合情報学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
総合情報学研究科のある高槻キャンパスは、山の上にありますが、自然に囲まれて、研究に没頭できる環境です。特に、総合情報学研究科の機器設備や図書館の蔵書数は非常に充実しており、教育工学関係では国内外で活躍されている教員が多いため、質の高い研究ができると感じています。私の在籍している研究室では、共同研究や学生が主体的に活動しているプロジェクトや、他者と切磋琢磨しあいながら自己の研究を見つめなおす機会にも恵まれており、自分で自分の道を切り開いていく力も身につきます。
与えられる学修・研究ではなく、自分自身で学問を追求し、主体的に研鑽していきたい方は、ぜひ一緒に総合情報学研究科で研究をしましょう!
総合情報学研究科 知識情報学専攻
博士課程前期課程 2017年3月修了
(入試種別:学内進学試験)
総合情報学研究科 総合情報学専攻
博士課程後期課程 2017年4月入学
(入試種別:一般入試)
ー 大学院進学の理由を教えてください。
総合情報学研究科を選んだのは、今やっている研究を今までと同じやり方で続けたいと思ったためです。博士課程前期課程の修了後、就職すると同時に博士課程後期課程で研究を続けています。職場が東京にあるため関東の大学院も考えましたが、先生や大学院が変わると今までのやり方を変えなければならないかもしれません。今までの学生生活の居心地がよく、とてもやりやすかったため、場所は遠いですが関西大学大学院に進学することを決めました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
松下 光範先生
松下先生には、学部3年次生のころからお世話になっています。この研究室を選んだのは、デザインに興味があったことと、ものづくりが好きなことが理由です。先生は学生が成長できるよう適切なアドバイスをくださるので、しっかりと考えて向き合うことで着実に成長できます。博士課程前期課程修了後には気づけばできることがとても増えていましたし、海外発表や受賞など志望当初には思ってもみなかった経験もできました。志望したきっかけは些細なことでしたが、本当に良い選択をしたと思っています。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『効果音の探索的検索支援に関する研究』
概要:
本研究は、効果音を探索的に検索可能なシステムを開発することで、効果音検索における負担の軽減をめざしています。映像制作において、効果音は場面ごとの印象に大きな影響を与えるため、より適切な効果音を付与することが求められます。付与する効果音を選定する際、聴取なしで音の内容を把握することは難しく、1つずつ聴取することが求められます。聴取するうちに要求が変化することもあるため、効果音の選定には多くの時間を要し負担に繋がります。この負担を軽減するために、本研究は効果音の音響特徴、タイトルや説明文による文脈、効果音を言葉で表現したオノマトペの表象の3つの類似性で音同士の関係性を可視化し、その関係性から視覚的な音の内容把握を可能にしました。類似音同士を辿れるようにすることで探索的検索支援を行っています。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、
教えてください。
研究を始める時、私はまずその研究を行うことで解決したいことを明確にします。つぎに、それを実現するために現状では何がネックになっているのか問題点を整理したり、先行研究や関連研究を読むことで材料を集めたりします。問題の本質を見極められないと適切なアプローチができないため、しっかりと問題を細分化します。問題点それぞれに対して自分なりの解決策を提案し、システムデザインを行って実際に実装します。コーディングは研究室に入るまでやったことが無かったため、その勉強もしながらシステムを作ります。最後に、研究を始めた時に明確にした解決したいことが実現できているか確認するための実験を行ない、その結果を考察します。
問題点を解決できるアイデアを出すときが、研究活動のなかで一番難しいです。試行錯誤するなかで答えが見つかった時、書いている論文のロジックが一本に繋がった時、動くものができた時に面白いと感じます。
ー 現在、「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
私の職業はエンジニアですが、UI/UXデザインに関する知識が求められる部署にいるため、これまで学んだ知識や考え方が直結します。大学院に進むと専門性を高められ、知識を定着させる時間が十分にありました。そこで得られた考え方が仕事での得意分野になっています。もし自分が学部卒業後にすぐ就職していたら、自分の仕事や役割に今のように自信を持てたかどうかわかりません。仕事をしている時間は人生の大半を占めるため、仕事を楽しめたり余裕を持てたりしたことはとても大きいと思います。
ー 関西大学大学院総合情報学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院では、与えられるのを待つのではなく、自分からやりたいことを見つけて実現する力が求められます。つらいことも少しずつでもマイペースにこなせるなら、とても良い経験が得られる場所です。自分の性格にも研究内容にも相性の良い先生が見つかれば、充実した生活を送れると思います。良い選択をしたと思えるように、がんばってください。
総合情報学研究科 総合情報学専攻
博士課程後期課程 2017年3月修了
(入試種別:一般入試)
勤務先名:
関西大学 先端科学技術推進機構
特命助教
勤続年数:
1年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
夢中に没頭できるものを探したい、何か社会に貢献したいという想いから博士課程前期課程に引き続き、博士課程後期課程に進学しました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
田中 成典先生
目標もなく大学生活を過ごしていたころ、プログラミング実習を通じて田中先生と出会い、開発したシステムのバグと格闘しながらうまく実行された時の楽しさを知りました。そして、それをきっかけに先生のゼミに所属し、大学院でも引き続き新しい技術や知識を習得したいと考えました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『スマートフォンのGPSセンサ特性を考慮した信頼性の高い3次元プローブデータの取得に関する研究』
概要:
衛星測位技術の進歩とスマートフォンの普及に伴い、GPSセンサから取得した位置情報を利用するサービスが身近になってきました。人物や自動車などの移動体の膨大な位置情報をプローブデータと称し、マーケティング、社会行動、交通・都市計画、防災や犯罪などにおいて新たな知見を得るための重要な手がかりとして注目されています。しかし、経緯度・標高の測位データは、受信できる衛星の個数やその配置状況に加え、スマートフォンのGPSセンサの特性に起因して明らかな異常値を有します。そこで、本研究では、歩行時を対象にスマートフォンのGPSセンサからリアルタイムに信頼性の高い3次元の位置情報を取得する手法を提案しています。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
前述のとおり博士課程後期課程に進学し、大学の教員をめざしたいという明確な目標ができたからです。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
ゼミの7年間において、学術図書2冊の執筆活動、ビジネスプラン3件の応募、9個のアプリケーション開発とそのセミナーの運営、そして何よりも学術論文の執筆、海外発表など、一歩ずつ地道に結果を残すことで、課題を解決して最後までやり遂げる力を養えることができました。
ー 関西大学大学院総合情報学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
学生のアイデンティティーを涵養し、そして関大生としての誇りを醸成できるようなさまざまな「チャンス」を与えていただける環境において、皆さんのさらなる活躍を期待しています。

理工学研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

理工学研究科 システム理工学専攻
博士課程前期課程 2017年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
量子多体物理研究室にて、原子核構造の理論的研究をしています。原子核は多様な様相を呈する系であり、この点はほかの物理系には見られない大変興味深い性質ですが、その研究には量子力学を基本とした高度な理論が必要であるため、研究を進めるにあたり自身の知識と経験のなさが大きな壁となります。そこで、学部時代から一貫して原子核の学習および研究を続けることで、高度な研究活動を行えると思い、関西大学大学院に進学しました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
入学後の研究内容と卒業後の進路を重視し、自身の研究テーマに関連した学習をしました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
学部時代のゼミなどで、普段から指導教員の先生と大学院での研究を見越した議論を繰り返し行いました。そのため、進学後もスムーズに研究を続けることができました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
伊藤 誠先生
元々原子核に興味があって大学に入学したのですが、最も大きな理由は、学部2年次生の時に受講した指導教員の講義「熱・統計力学」において、物理学の定理や公式と、人としての活動や道徳的意義を関連づけた解説を聴いたことです。これまで意識することのなかった物理と人生の関係に感銘を受け、この先生の指導を受けたいと思うようになりました。いまでは受講する立場ではなくTA(ティーチング・アシスタント)として同講義に参加していますが、いまだに新たに学ぶことが多々あります。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『αクラスター構造と18O -18Ne鏡映系のクーロン反発の研究』
概要:
原子核の励起状態にはα粒子を基本単位とする「αクラスター構造」が存在することが議論されてきました。しかしながら、αクラスター状態は、その存在はほぼ確立していますが、実験的には間接的にしか確認する術がありません。我々は、陽子と中性子を入れ替えたペアの原子核(鏡映系)に注目し、クラスター構造が発達してα粒子が遠方に分離するとクーロン反発の抑制が起こることを予想しています。これは、クラスター構造を確認する新しい実験的な手法になる可能性があります。本研究の最終目的は18O = α+14C、18Ne = α+14Oといった鏡映系における、クーロン反発の抑制を実証することです。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
クーロン反発の抑制を実証するため、まず、クラスター構造が発現する状況を想定し、それをモデル化します。つぎにそのモデルに従って、計算機上でシミュレーションを行い、クラスター構造の発現を人為的に行います。そのうえで、クラスター構造の発現に伴うクーロン反発の抑制を定量的に評価します。これら一連の作業には、量子力学を発展させた高度な理論の理解とプログラミング技術が必要になります。加えて、これまで膨大な先行研究が存在するため、それらを理解し自分たちのモデルとの関係を考察し、常にシミュレーションの妥当性を検証する必要があります。
クラスターモデルの理解、計算機シミュレーション、そして膨大な資料のフォローには、高度な物理的、数学的技能が必要となり、また、多大な時間を要します。しかし、自分たちの仮説やシミュレーション結果が、実際の実験を再現したり、未観測な現象を予言したりすることができたときには非常に大きな喜びを感じます。また、研究成果の報告には国内のみならず国際学会での発表が重要で、そこでは英語プレゼンテーション能力も要求されます。これら一連の研究活動を進めるのは骨が折れますが、世界でまだ自分しか知らない事実を得て国際的に発表し、実際に検証されることは、研究の醍醐味だと思います。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
M量子
光理工学
研究 後輩の
卒業研究ゼミ
後輩の
卒業研究ゼミ
M電磁波
物理学
研究 研究
研究 研究 理工系
学習支援室
チューター
M生物流体
物理学特論
研究 研究 研究
数値計算基礎TA 数値計算基礎TA 研究 研究 研究 研究 研究
研究 研究 研究 理工系
学習支援室
チューター
M現代物理・
応用物理学
特論
力学TA 研究
研究 研究 熱・統計力学TA 研究進捗
報告会
研究 研究 研究
研究 研究 研究 研究      

※TAは、学内でのアルバイトを表しています。

ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
主に、関西大学の給付奨学金制度と日本学生支援機構の奨学金制度を利用しています。また、学内でTA(ティーチング・アシスタント)や理工系学部生に大学での物理や数学を教えるチューターのアルバイトをしています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
大学院前期課程を修了した後は、企業への就職を考えています。大学院で物理を研究することにより得られる強靱な思考力、および問題解決力をもとにして、好奇心をさらに満たせるような機会を与えてくれる開発職に就きたいと考えています。
ー 関西大学大学院理工学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院での研究では学部生以上に真摯かつ熱心であることが第一に求められます。大学院へ進学する決心をしたのであれば、その熱意を進学希望先の指導教員に伝えてみてください。先生方はきっとその熱意に応えてくださると思います。博士課程前期課程の2年間はあっという間です。悔いのないようにがんばってください。
理工学研究科 環境都市工学専攻
博士課程前期課程 2017年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
元々大学には地盤関係の研究がしたいと思い進学したため、地盤に関する研究を継続したく大学院に進学しました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
大学院進学後の研究計画等について、指導教員である飛田先生に相談に乗っていただきました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
学部の研究室配属後に面談があり、大学院に進学をしたいと伝えました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
飛田 哲男先生
初めは他大学の大学院を考えていたのですが、社会安全学部の小山先生から飛田先生を勧めていただいたのと、研究分野が自身の興味と合致していたことから、先生の研究室を選びました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『PFS工法の耐震性能に関する基礎的研究』
概要:
軟弱地盤上に盛土を建設する際に発生する周辺地盤の沈下や側方流動の抑制を目的とした対策工としてPFS工法というものがあります。2016年熊本地震の際、こちらのPFS工法が地震発生時の地盤変状の抑制効果も有することがわかりました。しかしながら,PFS工法の耐震設計の指針が未だ定まっていないため、指針作成のために必要な基礎的データを得ることが研究の目的となります。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について教えてください。
研究室では、遠心力載荷装置を用いた模型実験および京都大学名誉教授である井合先生らが開発されている解析コードFLIP等を用いて地震時の地盤挙動に関する研究を行っています。研究の難しさとしては、同じ土を用いて実験を行うにしても、間隙率や拘束圧等の違いにより土の性質は千変万化してしまい、常に同じ条件にて実験を行うことが困難です。しかしながら、そのような性質の複雑さがあるからこそ研究のおもしろさがあるのではないでしょうか。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
        都市環境学
特論
   
             
             
        SA SA  
SA            
             

※SAは、学内でのアルバイトを表しています。

空き時間には基本的に研究を行っています。
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学大学院特別給付奨学金および日本学生支援機構大学院第一種奨学金により学費をまかなっています。また、学内でSA(スチューデントアシスタント)およびTA(ティーチング・アシスタント)のアルバイトをしています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
修了後は博士課程後期課程に進学し、先述した解析コードFLIP等に用いられている土の構成則に関する研究を行いたいと思っています。その結果、自身の研究が少しでも人々の幸せに繋がればと思います。
ー 関西大学大学院理工学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院では、学部時代よりも多くのことを経験することができます。しかしながら、そのためには自身から積極的に行動することや語学力が必要となります。進学を考えている方は、今からそれらの能力を伸ばすことをお勧めいたします。
理工学研究科 システム理工学専攻
博士課程前期課程 2016年3月修了
(入試種別:学内進学試験)
勤務先名:
株式会社ドコモCS関西
勤続年数:
2年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
専門的な研究を通じて、論理的思考力やプレゼンテーションスキルなどのさまざまなスキルを身につけたいと思ったからです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
四方 博之先生
私が無線通信技術に興味をもったのは、高校生の時にワイヤレス型イヤホンが世に登場し始め、その仕組みについて知りたいと思ったからです。学部時代に、さまざまな先生の講義を受講しましたが、四方博之先生の講義は学生目線で講義を進めてくださり、また内容も専門的なことをわかりやすく丁寧に説明いただけたため、その人間性と専門性にひかれ、四方先生の下で学びたいと思い選びました。
在学中は、平成28年度の電子情報通信学会論文賞を受賞することができ、大変貴重な経験となりました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『オンデマンド型無線センサアクチュエータネットワークのシステム特性評価に関する研究』
概要:
無線センサアクチュエータネットワークでは、ネットワークの長寿命化のため高い省電力性が求められるとともに、アクチュエータの高い応答性が要求されています。
現在の省電力化方式の主流である間欠動作方式では、省電力性と応答性を同時に満たすことは困難であり、高い省電力性と応答性を満たすことが可能なRadio-On-Demand Sensor and Actuator Networks (ROD-SAN) が提案されています。
私の研究では、計算機シミュレーションにより、省電力性能、データ伝達遅延時間、データ収集率の観点からROD-SANと間欠動作方式の比較評価を行い、ROD-SANの有効性を検証しました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
高校生の時から興味をもち続けた無線通信に携わる仕事をしたいと感じ、現在の勤務先を選択しました。無線通信に携わる企業は多くありますが、消費者目線で仕事をしているところや世界をもっと楽しくできるという考え方に共感しました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
無線通信技術の知識面について、学生時代に学んだことが基礎知識として活用できるため、社内の技術的な話題にも参加することができています。大学院で身につけたプレゼンテーションスキルなどは、学部卒業で入社している同期と比べ確実に差が出ていると感じています。また、研究室の輪講などで得たディスカッション力も大きな差として現れており、大学院での2年の経験は貴重な財産となっています。
ー 関西大学大学院理工学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院での研究生活は、研究を通じてさまざまなスキルを身につけることができる期間です。この期間を有意義に活用するために自身で、何を身につけたいかなどの目標を決めて、大学院生活を過ごしていただけると今後につながると思います。
理工学研究科 ライフ・マテリアルデザイン専攻(現:化学生命工学専攻)
博士課程前期課程 2012年3月修了
(入試種別: 学内進学試験)
勤務先名:
株式会社消費科学研究所
品質管理
勤続年数:
6年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
学部生の時に配属された研究室の研究内容に魅力を感じ、引き続き研究を続けたいと感じたため、大学院に進学することを決めました。また、指導教員および博士課程後期課程の先輩の指導方法がすばらしく、お二人の下で学びたいと感じたため、学内進学をすることに決めました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
福永 健治先生
どのデータが必要なのかは教えてくれますが、どうやって結果を導くのか(実験方法)は自分で調べて考えるという指導方法の先生であり、学生に挑戦したいという意思があれば、それを尊重して何事にも挑戦させてくれました。中でも動物栄養試験については、餌料の作成からサンプル採取まで一連の流れを全て行えるように指導していただき、大変貴重な経験をさせていただきました。また、当時は関西大学内では動物栄養試験を行う事はできなかったため、他大学で試験を行っていました。そのため、他大学の研究室の教員とも接する機会が多く、遺伝子に関する試験も学ぶことができました。先生とのエピソードとしては、食品工学に関する英語の論文を1週間に3つ選び、紙製の辞書だけを用いて和訳するということを数ヵ月課され、必死で勉強したことを今でも覚えています。当時は大変つらかったのですが、博士課程前期課程では研究方法を調べる際に翻訳力が求められますので、非常に役立ちました。また、衝撃だったこととしては、鯉油に関する研究の際は、市販の錠剤との比較として、生きている鯉を購入して自分たちでさばいて油を抽出するなど、なかなか経験できないことを体験しました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『ドコサヘキサエン酸含有エチルエステルの給餌がラットの脂質代謝に及ぼす影響』
概要:
水産物に特徴的に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)は脂質代謝改善効果などの生理活性を有する事からさまざまなサプリメントに利用されています。日本ではトリグリセリド型魚油が主流ですが、欧米などではエチルエステル(EE)型魚油が供給されています。EE型の利点はDHAなどの特定の脂肪酸を高純度化できることですが、これまでに高純度および低純度DHA-EEを摂取した場合の生体内での有効性の相違を検討した報告はありません。そのため、純度の異なるDHA-EEをラットに摂取させ、生体内(血液、臓器)および糞の脂質成分に及ぼす影響を検討しました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
食品関係の職業に就きたいと考え、食品メーカーを就職先の対象としていた時に、先生より「食品の製造メーカーだけでなく、小売りの品質管理業や分析業なども食品に関わる仕事ができる」というアドバイスをいただき、百貨店ならば多種多様な食品に関わる仕事(検査、分析など)ができるのではないかと考え、現在の勤務先に決めました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
大学院当時行っていた油分の抽出や油の劣化度をみる試験などは就職した今でも行っているため、学んだことが役にたっています。研究内容そのものが直接今の仕事に繋がっているわけではありませんが、修士論文研究の際に培った、効率よく試験を行うための作業の組み立て方や優先順位のつけ方、分析値の整合性をみる力は仕事に生かせていると思います。また、試験方法や原理の把握に学んだことも生かせていると思います。
ー 関西大学大学院理工学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
研究成果を上げることも重要なことですが、「成果を得るための手段を模索し、試験の流れを組み立てていく力」を身につけることが最も重要だと思います。2年間というわずかな時間ですがその「力」を身につけ、充実した大学院生活を送ってください。

外国語教育学研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

外国語教育学研究科 外国語教育学専攻
博士課程前期課程 2017年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
1つは自分の興味があることを研究なさっている先生がいたためです。2つ目は、学部生のころに自分の知識の浅さを痛感し、もっと専門性を高めたいと考えたためでもあります。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
外国語筆記試験の免除があったため、面接の対策を行いました。具体的には、進学相談会でいただいた用語集を基に用語の学習と、志望動機、研究計画書を先生、友人や大学院の先輩に見てもらい、多角的視点から質問してもらうことで面接に備えました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
山田優先生の授業を履修していたので、初めは授業後に相談し、その後、メールで連絡を取り数回面談をしていただきました。面談では主に研究計画書についての相談をしましたが、自分ではうまくまとめられなかった考えを、研究計画書に落とし込む形で一緒に整理、アドバイスしてくれるなど、とても親身に対応してくださいました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
山田 優先生
自分の興味に合致する研究をされていたためです。また、学部生のころ履修していた山田先生の授業や先生が話されることがとても興味をひくものだったので、大学院に進学して、先生の下でもっと学びたいと考えました。
山田先生は、学生が2年という短い期間を有意義に過ごせるよう、実際に研究や実験に関わらせてくれます。その過程で何度も時間を割いて多くの学びの機会をくださるので、とても充実した大学院生活を送ることができています。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『翻訳プロセス研究』
概要:
これまでの実験で、翻訳をする際、特定のエラーが突出して多く、それが考慮の有無・原文の理解の有無により分類されること、また、追加の研究により、ニューラル機械翻訳と人間の翻訳の起こすエラーの種別が、類似してこの特定エラーであることがわかりました。これより、このエラーを処理できることが翻訳コンピテンスの滋養につながると仮定し、このエラーが起こる原因を翻訳プロセスの観点から検証します。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
昨年の夏に行った実験は、翻訳者が起こすエラーについてです。この実験の際はスクリーンレコーディングを使用し、訳出の記録、その後訳文にエラーカテゴリを付与しそれをもとにインタビューを行いました。インタビューから考慮の有無や困難の有無のような質的データを、スクリーンレコーディングから翻訳の各過程の所要時間、検索回数などの量的データを得て、エラーの原因を分析しました。
また、面白さと難しさは同時に感じることが多いと思います。例えば、実験を組み立てる際は、手法を決めるためにさまざまな文献を読んだりするため、時間を要し難しいですが、考えたり先生に相談するプロセスで、新たな学びがあり面白いです。実験だとライブで行う難しさがありますが、被験者のbehaviourに驚きがあったり、出てきたデータの注目する点により、面白い分析ができたりします。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次  秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
             
        翻訳実践研究
2通訳翻訳と
認知言語学
翻訳実践研究
4通訳翻訳と
異文化
コミュニケーション
 
             
          外国語学習者論 翻訳教育方法論2
      通訳翻訳研究3
通訳翻訳と
語用論
    通訳教育方法論
    通訳翻訳特殊研究1
翻訳テクノロジー論
(クォーター)
   
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学の給付型授業料半額免除の奨学金をいただいています。また、学内も含めて複数のアルバイトをしています。週に約25~30時間ほど働いていますが、課題やテストの時期は働く時間を調整しています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
将来的には教育関連の仕事に就きたいと考えていますが、未来の子どもたちにより広い視野から教育できるよう、まずは一般企業に就職し、自らの視野をより広げたいと考えています。
ー 関西大学大学院外国語教育学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
外国語教育学研究科は、学習意欲を高めてくれる授業や、親身になって協力してくださる先生方が多くいらっしゃいます。また、学生も皆協力的で親切かつ意欲的ですので、毎日とても充実して過ごせると思います。
外国語教育学研究科 外国語教育学専攻
博士課程後期課程 2016年4月入学
(入試種別:一般入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
博士課程前期課程を修了後、高校で英語を教えていましたが、もう一度研究をしたい気持ちが強まり、博士課程前期課程での経験がとても有意義なものであったため、また関西大学大学院に戻り、博士課程後期課程に進みたいと思いました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
どのような研究をしたいか、どんな分野でその研究が貢献できるかをしっかり考え、関連する論文や本などを読みました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
指導教員に直接メールで連絡をし、面談をしていただきました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
八島 智子先生
博士課程前期課程に在籍していた時、八島先生に指導していただきました。先生は研究の着眼点がすばらしく、世界で活躍している研究者でありながら、とても丁寧に的確な指導をしてくださいました。その経験より、博士課程後期課程に進んだ際も先生の下で、また研究をしたいと強く思い、迷いなく指導教員として希望しました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『Motivation to Learn Two Languages:
Narratives of Three Japanese Students Learning English and Chinese in Taiwan』(予定)
概要:
台湾への留学を通じて、英語と中国語を同時に学ぶ日本の学生がなぜ二言語習得をめざすのか、そしてどのような環境で、どのように勉強するモチベーションを保っているのかを主に調査しています。L2 Motivational Self System (Dörnyei, 2009)などの理論を枠組みとし、分析を進めています。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
研究データは主にインタビューから成り立っていますが、観察やアンケートなども行っています。日本だけでなく、実際研究に参加している学生の留学先の台湾でもインタビューを行いました。
参加者を集めることや、インタビュー、観察などのスケジューリングは大変で、思い通りに研究を進めることができない時も多々あります。しかし長期的なデータ収集を行っているため、研究に参加している方々の考えや思いをたくさん聞く機会が多く、変化、成長など新しい発見が毎回あり、とても面白いです。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 2年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
             
            D後期課程演習2b
             
          D特殊講義
(異文化間
教育論)
 
             
             
ー 社会人学生の場合、仕事との両立の工夫等などについて教えてください。
他大学で英語の非常勤講師をしています。博士課程後期課程に進んでいることは職場の上司には報告をしており、幸いなことにとても理解をしていただいています。仕事と研究のバランスを保つのは大変な時もありますが、両方をめざすことにより、スケジュール管理をしっかりし、時間の無駄が無いように過ごしたいという気持ちが強まりました。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
大学での就職を希望していますが、何かしら留学する日本人学生のサポートを将来的にできればと考えています。
ー 関西大学大学院外国語教育学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
研究をすることは想像以上に大変ですが、それ以上に面白く、得るものが大きいです。外国語教育学研究科では、この大変な研究活動を熱心にサポートしてくださる先生方がいるだけでなく、一緒にがんばり研究の面白さと感動を分かち合える同士に出会える場所です。このような素晴らしい環境での研究活動は、必ず将来のためになると思いますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
外国語教育学研究科 外国語教育学専攻
博士課程後期課程 2017年3月修了
(入試種別:社会人入試)
勤務先名:
清泉女子大学 准教授
勤続年数:
1年1ヶ月
ー 大学院進学の理由を教えてください。
平日の夜の講座が用意されていたり、週末にゼミが行われたりなど、フルタイムで仕事をしながら続けられるカリキュラムでした。
また、国際誌に多くの論文を掲載するなど、世界で活躍する先生方に指導を受けられることも魅力でした。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
竹内 理先生
ある研究会でお世話になっていた他大学の先生から、竹内先生は、大学院生の指導をしっかりしているとお聞きしました。研究者として素晴らしいだけでなく、しっかり指導していただけるかどうかは、大学院生にとって非常に重要なポイントだと思います。
カリキュラムの柔軟さ、専門分野、そして指導者のクオリティーと3拍子揃っていることが決め手になりました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『Investigating L2 Learning Motivation of Japanese University Students: Self-determination Theory and its Applications』
概要:
日本人大学生外国語学習者の動機づけについて研究しました。自己決定理論(SDT)を枠組みとして使用し、理論の検討を行ったのち、SDTに基づいた教育介入を考案・実施して、その結果を論じました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
博士課程後期課程に入学時点で、既に東京の私立大学で専任教員の職に就いていました。その後、大学を変わりましたが、職種はずっと同じです。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
大学で教えたり研究したりするには、最低でも修士の学位が必要ですが、今は博士の学位を取得している人が増えました。博士課程後期課程を修了することは、大学への就職にはもちろん、将来しっかりとした研究力を積み上げていく基礎として、その重要性が増していると感じます。
ー 関西大学大学院外国語教育学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
厳しい中に愛のある指導を通じ、研究者として成長することができると思います。社会人の場合、働きながら博士の学位を取得することは易しいことではありませんが、チャレンジする価値はあると思います。
外国語教育学研究科 外国語教育学専攻
博士課程前期課程 2017年3月修了
(入試種別:社会人入試)
勤務先名:
名古屋YMCA日本語学院
勤続年数:
6ヵ月
ー 大学院進学の理由を教えてください。
まず、外国語教育学専攻が3領域に細分化されたことにより、日本語が研究対象言語でも異文化間コミュニケーションについて学べるようになったことが大きいです。また、社会人にとって学びやすい授業時間の設定や交通の便の良さ、そして、奨学金が充実している点が挙げられます。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
守﨑 誠一先生
大学院進学についてご相談させていただくために、初めて研究室を訪れたときに、親身になって話を聞いていただいたことから、守﨑先生の下で学びたいと思うようになりました。また、研究室にあった多くの本にも興味をそそられるとともに、異文化間コミュニケーションの面白さについて語る先生を見て、勉強したいという気持ちが強くなりました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『日本語学校で学ぶ留学生の日本人イメージに対する調査』
概要:
日本語学校で学ぶ留学生を対象に質問紙調査を行い、彼らの持つ日本人イメージを明らかにするとともに、その背景にあるものを探ったものです。先行研究との比較からは、日本人イメージは以前と比べて全体的に改善されてきていますが、「男女平等」「偏見がない」といった点が依然として相対的に低いこと、また、自由記述文の内容分析からは、ベトナム出身の留学生がアルバイト先で不愉快な経験をしていることが多いこと、そして、因子分析の結果からは、日本語学校のスタッフと話す機会が多い留学生の方が、そうでない留学生よりいくつかの因子において得点が低いことなどが明らかになりました。以上を踏まえ、これからの日本語教育や日本語学校のあり方、および教員養成などについて考察しました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
現在の勤務先は2018年4月開校の新しい学校で、その立ち上げを担当させていただけることに魅力を感じ、大阪から移ってきました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
現在、日本語学校の開校準備をしていますが、修士論文で考察した差別・偏見の低減や異文化適応、留学生サポートなどを意識した学校づくりを進める上で、外国語教育学研究科で学んだことが非常に役立っています。また、日々の授業においても、第二言語習得理論を意識した実践や教員指導ができるようになってきました。私の場合は、社会人として、先に授業実践を重ねた後で理論的背景を学んだので、腑に落ちることが多くありました。
ー 関西大学大学院外国語教育学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
私はいつも仕事が終わってから大学へ行っていたのですが、先生方の素晴らしい授業を受けたり、日本語以外の言語に関わる学生や留学生と話したりすることによって、普段、職場の中にいるだけでは味わえないような新鮮な気持ちになり、疲れも吹き飛んでいきました。そして、また新たな気持ちで翌日の仕事に臨むことができました。
みなさん、「二足のわらじ」もいいものですよ。

心理学研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

心理学研究科 心理学専攻
博士課程前期課程 2017年4月入学
(入試種別:社会人入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
これまで仕事で携わってきたテーマについて研究を深めたいこと、また、心理学の視点で研究がしたいと考え、希望する指導教員である川﨑友嗣先生が所属する関西大学大学院を選択しました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
口頭試問にむけ、心理学に関する基礎的な内容を復習しました。併せて、これまで行ってきた自分の研究を改めて振り返り、今後の研究テーマに関する文献等を調べました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
メールで面談のお願いをしました。事前に先生の書籍などを拝読していましたが、実際にお会いし研究についてお話をしたことで、自分の思っていたイメージ通りだと確認でき安心することができました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
川﨑 友嗣先生
心理学の大学院のなかで、職業心理がご専門の先生を各大学のホームページで調べていた際に、川﨑先生がこれまで書かれた書籍等を拝読しました。先生のこれまでの研究と、現在の研究に共通している理念やお考えにふれ、ぜひこの先生にご指導いただきたいと思いました。
私はこれまで短期大学で教員をしていましたが、過去の経歴にとらわれず、大学院での研究を新たなスタートとして初心に帰り学びたいと考えていましたので、的確かつ率直にご指摘いただける先生に大変感謝しています。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『介護職員のワーク・モチベーションに影響を与える要因』
概要:
高齢者介護施設で勤務する介護職員はどのような要因によってワーク・モチベーションが高められるのかを検証します。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
質問紙等を準備し、調査を実施、調査結果を分析しまとめます。
量的な調査は、統計に関する知識を得ることがかなり大変で苦労しています。しかし、これまで経験したことのなかった方法で調査・研究を行うことで、どんな結果が得られるのか、そこからどのように考察することができるのかが楽しみでもあり、研究のやりがいとなっています。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次 春学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
  研究 研究 臨床心理学      
  心理
統計法
心理学論文の
読み方と書き方
       
             
  研究 研究 研究      
  心理学
セミナー
研究
チュートリアル
セミナー
       
             
ー 社会人学生の場合、仕事との両立の工夫などについて教えてください。
子育てをしながら大学院に通っています。時間的な制約はありますが、大学院を優先しつつ、家庭、地域など多くの人との関わりによって、研究の幅も拡げられるのではないかと前向きにとらえるようにしています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
研究職を希望しています。
ー 関西大学大学院心理学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
受験前は、指導をお願いしたい先生について、分野だけではなくその先生が書かれた書籍や論文そのほか、その先生の考えがわかるような文章を読むことも大切だと思います。入学後の学生生活は、出身地や年齢、興味のある分野の違いなど、さまざまな価値観を持つ学生とともに時間を過ごすことができる贅沢な環境です。
そして、心理学研究科の先生方はご自身の研究活動についてのみならず、学生の研究に関する教育にとても熱心な先生が多いと思います。この点については入学後でなければ実感できないことで、指導教員のみ視野に入れて受験した私にとっては、大変うれしい誤算でした。ぜひ、受験生の皆さんとも一緒に関西大学大学院で研究について議論できることを楽しみにしています。
心理学研究科 心理学専攻
博士課程後期課程 2017年4月入学
(入試種別:外国人留学生入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
心理学のことをもっと学びたい、研究を続けたい、自分はどこまで行けるのをチャレンジしてみたくて大学院進学を選びました。研究に没頭する時間は大好きですし、いつかこの身につけた知識と経験を人々に披露できるようになりたいです。関西大学大学院はそれに適した環境を与えてくれると思います。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
大学院進学のために資料と過去問題を分析し、問題が出る範囲や基礎知識などを分けてノートを作りました。研究計画にまつわる論文を読んで面接対策もしました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
メールで先生と連絡を取り、面談前に、ゼミに一度参加させていただきました。ゼミの雰囲気と研究のやり方などを事前に知ることができてよかったです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
串崎 真志先生
串崎先生は、私の研究テーマの「サイコパシーと関連する共感」について、長年研究していた先生です。研究テーマと卒業論文を送らさせていただいた後、建設的な意見をいただきました。今でもサイコパシーについて研究しておりますが、研究がうまくいかない時や方向性に悩む時は、いつも親身になってアドバイスをしてくれます。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『サイコパシーは悲しい表情をすると共感的になるか』
概要:
サイコパシーをbottom-up の障害と考え、表情作り課題によって bottom-up 処理を意図的に活性化することで、彼らに共感的な反応を喚起できるかどうかを検討しました。その結果、二次性サイコパシー高群は、悲しい表情をする条件で共感課題の反応が高かったです。サイコパシーが bottom-up 処理の障害に由来する可能性を示唆しました。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
基本は実験とアンケート調査です。アンケート調査は数を集めるのは難しいですが、一気に大量なデータを手に入れて分析できます。結果もそのサンプル数によって説得力があります。実験は一人一人で行うと細かいことまで統制しないといけません、そこは一番難しいと思いますが、実験でしか得られないデータだからこそ、努力する価値があると思います。
ー 現在の時間割

博士課程後期課程 1年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
    自主研究 自主研究 自主研究    
    ゼミ 自主研究 自主研究    
             
    TA TA TA    
    TA TA TA    
      ゼミ      

※TAは、学内でのアルバイトを表しています。

ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学の学費減免と奨学金制度を利用しています。また、TA(ティーチング・アシスタント)のアルバイトで生活費を少し工面しています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
心理学を活用できる職に就きたいと考えています。
ー 関西大学大学院心理学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院での研究は、大変な面も多くあり、留学生なら語学の問題もあるので難しさも倍増します。しかし、心理学研究科なら困ったことがあっても先輩や先生方が助けてくれ、遠回りせずに進みたい道に行けるようにアドバイスしてくれます。これは心理学研究科の最大な魅力だと思います。
心理学研究科 心理学専攻
博士課程後期課程 2016年3月修了
(入試種別:一般入試)
勤務先名:
南山大学
人文学部 講師
勤続年数:
1ヵ月
ー 大学院進学の理由を教えてください。
自分が行っている臨床心理学的支援について、研究を通してより理解を深め、人に説明できるようになりたいと思いました。関心のある領域では、最新の研究を行っている先生が多数おられ、自分が研究を進めていくにあたって刺激的な環境だと思い、関西大学大学院心理学研究科を選びました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
池見 陽先生
国際的にも最新の研究をなさっているので、自分自身の研究にもいい刺激を受けられるのではないかと思ったことはもちろんですが、現在でも盛んに研究を進めておられ、その姿勢にも学ぶところは大きいと思いました。実際に、国際学会にご一緒させていただく機会も多く、学生が海外の研究者たちとの繋がりも持てるようにしていただきました。実際に博士論文のなかには、海外の研究者と協力して行った研究もあり、貴重な機会をいただいたと思います。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『フォーカシング的態度に関する研究―その尺度研究と臨床応用について―』
概要:
これまで多くの実践家によって経験的に論じられていた概念に関して、調査研究と事例研究により検討を行いました。前半は、その概念に関する尺度作成および調査研究から、精神的健康との関連を明らかにしました。後半は、複数の臨床事例のなかで、調査研究で明らかになったことを検討し、臨床に応用できうることを論じました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
現在は常勤の大学教員をしつつ、非常勤のカウンセラーをしています。博士課程後期課程進学当初は臨床心理士の資格を生かして、臨床現場での経験を十年以上積みながら研究を続けていく中で、大学教員の職に就けたらと考えていました。 現在勤務している大学は2校目ですが、最初に大学教員に就いたいきさつとしては、博士課程後期課程在学中にご縁があって、教員採用のお話をいただき、引き続き臨床経験を積みつつ、研究も並行しながら働けるということで応募しました。また、職務内容が自分自身の研究してきたことが生かせるもので、研究してきたことを学生に伝えることで、社会に還元できたらと思ったことも、最初の勤務先や職業を選んだ理由の一つです。大学教員の職が任期付であったため、教員をしつつ就職活動を続け、教育歴や研究歴などを評価していただき現在の大学へ着任することとなりました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
現在の仕事は、これまでの研究がなければ就くことができませんでした。研究業績ということももちろんですが、担当科目を教えるにあたっても、研究を通して学んだことがかなり含まれています。また、自分の研究のなかでは取り扱わなかったものの、研究をする中でいろいろと調べたりしていたことも、結果としてはずいぶんと教えることの役に立っています。在学中には、のびのびと研究を行う環境を指導教員が作ってくださったこともあり、その分野での面白みを実感しながら研究を進めてきたように思います。そうした経験が、学生に教え伝える際にも、面白いと思ってもらえるような工夫をすることにも繋がっていると思います。
ー 関西大学大学院心理学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
自分が研究したい領域の先生はもちろんですが、それ以外の領域の先生方が多くおられることも大きな魅力だと思います。指導教員以外の先生方の研究や領域についてのお考えに触れて、新たな研究の発想を得たりすることもありました。また、そうした多くの先生方のもとで研究しているほかの大学院生が多いことも魅力です。研究の活力をわけてもらったり、いい刺激を受けたりしてきました。もちろん、研究は自身で進めていく必要があるかと思いますが、自分の研究を支える環境も研究を進めていくために大切だと思います。いろいろな領域の先生や、同じ研究に励む仲間がいる豊かな環境で、より実り多い研究を進めていってください。
心理学研究科 心理学専攻
博士課程後期課程 2013年3月修了
(入試種別:一般入試)
勤務先名:
大阪産業大学 講師
勤続年数:
2年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
研究職を希望し、大学院に進学しました。学部時代は、高等学校の教員をめざしていましたが、指導教員に出会い、研究の楽しさに魅了されました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
田中 俊也先生
学部時代からご指導いただいている田中先生についていきたいという思いから、研究室を選びました。研究をご指導いただくにあたって、自身の興味・関心に基づく正統性を感じたテーマだからこそ、その研究は生涯にわたって続けることができる、といったお言葉が強く記憶に残っています。多忙の最中に合間を縫って研究に関する議論の場を幾度も設けていただき、そのことに心から感謝しています。また『大学で学ぶということ―ゼミを通した学びのリエゾン―』(ナカニシヤ出版、2015年4月)を指導教員と共著で出版できたことも感慨深い経験です。本書ではゼミ教育・研究の日常的な活動風景について克明に記されています。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『大学ゼミにおける協同的な学びのプロセス』
概要:
大学ゼミを題材に、ある特定の状況との関わりのなかで学習を論じる「状況的学習」という視点から、仲間同士で生じる協同過程を分析的に明らかにする研究を行いました。世代を超えて協同していく学び方そのものが年を跨いで引き継がれていく過程自体を世代継承過程ととらえ、「備え-離れ」としてモデル化し、そうした学びの可能性と意義について論じました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
博士課程後期課程修了後は、日本学術振興会の特別研究員として月給をいただく身分の傍ら、学内外の非常勤講師の仕事に就きました。その後、関西大学教育開発支援センター(CTL)において、高等教育の仕事に携わってきました。高等教育の現場で自身の知見がいかに生きるのか、また実践を通して理論をより深く考えたいと思うようになったことが選択の決め手でした。これがきっかけとなり、さまざまなご縁もあって大学の全学教育に携わる部署に入ることとなりました。現職でも学部入門ゼミや全学教育科目の担当として採用されています。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
理論と実践を往還する経験に、大学院での学びは強く生かされていることを実感します。研究する、ということをより深く突き詰めた大学院生時代での学びが結果として仕事にも生かされているように思えます。
ー 関西大学大学院心理学研究科に進学を考えている人へのメッセージ
ご縁もあり、学内でTA(ティーチング・アシスタント)やRA(リサーチ・アシスタント)として勤務していました。研究を行うための支援体制が充実していたことにとても感謝しています。また研究職を希望される方へのメッセージとして、学外の研究支援制度にも着目して積極的に志願することをお勧めします。学内のみならず、学会や研究会などを通して、外部の方と積極的にネットワークをつくっていくことも研究を進めていく上で重要と感じているためです。また最後に、大学院ではじっくりと思考する時間をもって、研究を楽しんでもらいたいと思います。素晴らしい先生方との議論の時間はかけがえのないものです。とても恵まれた時間を過ごしてきたことを思い返します。心理学研究科に進学される方にもそのような有意義な時間を過ごしてほしく思っています。

社会安全研究科

主な就職先

富士通株式会社、株式会社エイチイーシーエンジニアリング、太平工業株式会社、バブコック日立株式会社、株式会社椿本カスタムチエン、株式会社ブリヂストン など

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

社会安全研究科 防災・減災専攻
博士課程前期課程 2017年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
防災・減災のための知識をより一層身につけると同時に自分自身の手で研究成果を世のなかに発表する技術を身につけたいという思いから、大学院進学を志しました。関西大学大学院を選んだ理由としては、学部を経験していたことから何が学べるかがよくわかっていたことと、大学院生研究室やゼミごとの研究室といった環境が整っていたためです。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
面談に向けた対策を行いました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
直接面談で相談に乗ってもらいました。学費や奨学金制度についていろいろと相談に乗ってもらい、学費面での不安を解消することができました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
永松 伸吾先生
学部にいたころからゼミでお世話になっていたという点が大きいです。永松先生は、学生とのコミュニケーションを大事にしていて、定期的に食事会を開催されています。また、自分の目で見て感じることも重要視しているため、ゼミでのフィールドワークや現地調査も積極的に行っています。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『2つの災害リスク情報が不動産市場に与えた影響』
概要:
確率論的地震動予測と決定論的地震動予測に基づく災害リスク情報が、不動産市場においてどのように扱われているのかを検証すると同時に、東日本大震災以降の被害想定作成方針の変更によって、災害リスク情報が不動産市場に与える影響が変化したのかを検証します。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
先行研究の論文を読み、手法や使用するデータを思案します。次に使用するデータを収集し分析に使用できるように加工し分析を行います。また、データの数が膨大なため手作業で処理を行おうとすると非常に手間と時間がかかります。効率的に作業を進めるにはパソコンに関する知識が必要なため、理解するのが大変ですが、実際に処理が上手くいきデータが完成した時の達成感はひとしおです。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程  1年次 春学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
    リスク
マネジメント
特論
災害経済学特論 工学システム解析    
      災害情報特論   社会安全
特別講義1
 
計量経済学
研究1
           
  専攻演習1A          
  消防防災行政
特論
         
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学からの奨学金制度を利用しています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
研究職を希望しています。
ー 関西大学大学院社会安全研究科に進学を考えている人へのメッセージ
社会安全研究科では、安全安心な社会を実現するための幅広い知識を理系文系を問わず得ることができます。また、自分の研究分野だけでなくさまざま先生がいるので、新しい気づきが得られます。何より学生の数に対し、先生の数が多いので、指導を多く受けられる点は素晴らしいと思います。自分が何を研究したいかを考え、希望する先生に相談されることをお勧めします。
社会安全研究科 防災・減災専攻
博士課程後期課程 2016年4月入学
(入試種別:一般入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
他大学で津波堆積物の研究に携わり修士課程修了後、教職員として勤めましたが、研究を続けたい思いを断ち切れなかったため、大学院進学を決意しました。関西大学大学院社会安全研究科を選んだ理由は、第一は研究の分野ですが、次に挙げられるのは通いやすさ・交通の利便性です。
志望する研究分野の研究が可能か不安ではありましたが、指導教員と事前の面談で可能であることが分かり受験を決めました。文理融合かつ幅広い研究分野をもつ教員が揃っていることも魅力であると感じました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
受験対策としては、英語読解の力をつけるために、英文の論文やコラムを定期的に読み、語彙力を増やす努力をしました。過去にどのような問題が出たかを調べ、専門分野で出題される内容を確認しました。事前準備としては、私自身退職してからの進学のため、やはり経済的に通えるかが課題となりました。そのため、奨学金などの制度の確認を説明会でさせていただきました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
本学のウェブサイトで公開されている教員紹介を見ました。事務職員の方の勧めで、実際に指導教員にメールで連絡をし、一度面談をしていただきました。面談を通して教員がどのような方か、その研究分野が多岐にわたることを知りました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
高橋 智幸先生
面談の際には、思っていたよりも気さくに研究の話ができました。
教員に対する印象も大きく変わり、自分が志望する研究ができると確信しました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『津波堆積物を用いた波源推定手法の構築~水理実験と数値モデルによる堆積物の復元~』
概要:
水理実験により水位や流速と粒径における堆積メカニズムを明らかにし、数値シミュレーションにより堆積物から津波の波源や規模の推定を行います。
ー 現在の時間割

博士課程後期課程 2年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
        ゼミ ゼミ  
             
             
             
             
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
日中は大学にいるため、週に数日夜勤アルバイトを行い生活費と学費を工面しています。そのため、関西大学の給付奨学金がいただけたことと、春学期にあったTA(ティーチング・アシスタント)など授業による収入が大変ありがたかったです。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
大学や研究機関で津波堆積物の研究を継続していきたいです。
ー 関西大学大学院社会安全研究科に進学を考えている人へのメッセージ
本学のウェブサイトで、教員の研究内容も紹介していますが、自分がやりたいと思える研究分野に就くためにも、気になる研究分野や教員がいれば、ぜひ面談をされることをお勧めします。
社会安全研究科 防災・減災専攻
博士課程後期課程 2017年3月修了
(入試種別:一般入試)
勤務先名:
東北大学 災害科学国際研究所
助教
勤務年数:
1年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
博士課程前期課程の時に、社会安全研究科で学ぶ過程で、より深く津波防災の研究を実施したいと思いました。また防災は複合的な分野なため、社会安全研究科の特徴である分野横断的なカリキュラムに魅力を感じたからです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
高橋 智幸先生
研究室を訪問し、お会いしました。高橋先生は、学生と議論する時間をしっかり確保し、常に気づきを与えてくれます。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『海洋レーダ等による観測データを活用した津波波源および伝播過程の検知に関する研究』
概要:
東日本大震災の教訓として示された津波警報の過小評価および津波想定の不確かさに対する課題解決を目的に、(1)津波波源の不確かさを考慮した多数津波シナリオ設定方法の提案、(2)海洋レーダの津波観測性能および観測適地の検討、(3)GPS波浪計の津波観測データを用いた津波波源推定技術の開発を実施しました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
これまで培った知識や技術を生かし、津波防災研究者として社会に貢献したいと思ったからです。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
異なる分野の専門家と話す時に、より深く相手の分野を理解できるようになったと思います。理由として、大学院での研究活動を通して「なぜそうなるのか」と考える習慣が身についたことで、会話の質問力が向上したのかもしれません。
ー 関西大学大学院社会安全研究科に進学を考えている人へのメッセージ
社会安全研究科には、学生のチャレンジを応援する文化があります。私自身、国際機関でのインターン、国内外の学会での研究発表、海外留学などさまざまなことにチャレンジさせていただきました。自分だけでは気づくことのできない可能性に気づくことのできる2年間・3年間を過ごしてみませんか。皆さんのチャレンジを先輩として応援しています。
社会安全研究科 防災・減災専攻
博士課程前期課程 2016年3月修了
(入試種別:学内進学試験)
勤務先名:
西日本高速道路エンジニアリング関西株式会社 道路技術部
勤続年数:
2年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
学部時代に、安全・安心とはどういうことか、リスクとはどういうことかを学びました。加えて、社会が抱える問題と防災・減災が密接に関わっていることを知りました。学んでいるうちに、そうした問題を少しでも解決するためにはどうしたらいいのかと思うようになりました。2年間という短い期間ですが、引き続き安全について、防災について学びながら、いろいろなことを自分の目で見て、肌で感じ、探究したいと思ったからです。関西大学大学院は、指導教員だけではなく、分野が違うさまざまな教員との距離も近く、アドバイスを求められる環境にあります。ゆえに、多角的な視点からものごとを考えたり、学んだり、研究することができるので、学びの環境が充実していると思います。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
城下 英行先生
城下先生の下で防災教育を深く学びたいと思ったのがきっかけです。研究指導の際は、とても優しく、時に厳しい先生でもありました。また、研究指導にとどまらず、コミュニケーションのあり方、人と人が学び合うことの意義、防災というレンズを通した人間の生き方なども教わりました。修了した今でも変わらず、尊敬すべき先生の一人です。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『防災学習施設における学び合いに関する実践的研究』
概要:
1995年に発生した阪神・淡路大震災をきっかけに、日本において防災教育が本格的に取り組まれるようになり、これまでの防災教育は専門家から市民に向けて防災の知識を伝達することであると考えられてきました。しかし、一方的に知識を伝達するだけの防災教育には、防災対策を考えるうえで本質的な欠点があります。伝達している知識そのものの妥当性の問題、専門家の価値観と市民の価値観の相違による問題が考えられます。ゆえに、専門家が市民と出会い、考え方や価値観の違いを意識し、凝り固まってしまった考え方や価値観を壊し、新しい考え方や価値観をともに生み出していく、専門家と市民の「学び合い」が求められています。そこで、大阪府津波・高潮ステーションにおいて市民と専門家の「学び合い」を意識した実践的研究を行いました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
学部・大学院で学んできたことを生かした仕事ができるかどうか、防災に携わることができるかどうかということを軸に置き就職活動を行いました。防災の考え方を幅広くとらえると、どの業界、どの職種においても関わってくることなので、特定の業界のみにとらわれることなく、就職活動を行いました。その際、たまたまご縁があり高速道路会社に出会いました。昨今、トンネルでの天井板落下事故や火災などの発生、地震や集中豪雨などの自然災害が頻発しており、インフラ事業を通して、安全・安心な社会を創るために貢献したいという強い気持ちをもっていたので、現在の会社に就職することを決めました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
研究活動を通して、多種多様な人と出会い、さまざまな価値観・考え方に触れたことで、多角的な視点から物事を考えるようになりました。今の仕事で学生時代に学んだことが直結する仕事は、ほんの一握りのことしかないと思いますが、ものごとの考え方は生かされているかと思います。
ー 関西大学大学院社会安全研究科に進学を考えている人へのメッセージ
社会安全研究科では、防災・減災、安全・安心について専門的に学び、研究できる環境が整備されています。また、フィールドワーク、実践的な研究を通して人としても大きく成長できる機会がたくさんあります。社会安全研究科で学んだことは、社会に出た際にいつかきっと役に立つと思うので、興味がある方、大学院進学を考えている方は、ぜひチャレンジしてみてください。

東アジア文化研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

東アジア文化研究科 文化交渉学専攻
博士課程前期課程 2016年4月入学
(入試種別:一般入試)
東アジア文化研究科 文化交渉学専攻
博士課程後期課程 2018年4月入学
(入試種別:一般入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
学部時代において学んだことをもっと深く学びたいと思い大学院進学を希望しました。
自分が研究したい内容をされている先生がおられるだけでなく、図書館をはじめとする研究環境が充実している点から、関西大学大学院を選びました。
また、修士論文のテーマをさらに深め、より高いレベルの研究を行いたいと思い、引き続き博士課程後期課程に進学することを決めました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
進学後に自分が行いたい研究を整理するため、専門書・関連論文を読み直し、併せて過去問題を入手して勉強しました。
また、今後の研究でどのようなことをするのか、という点を明確にするため、研究計画をしっかりと練りました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
吾妻 重二先生
吾妻先生はご専門の朱子学を含め、中国思想において著名な研究者であり、私が研究したい時代と近いということ、また学生に対しても丁寧に指導していただけるので、博士課程後期課程でも、先生の下で研究をしたいと思い希望しました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『元代全真教の展開と儒仏道の思想交渉』
概要:
金末に北方で興った全真教は、瞬く間に勢力を拡大し、道教界に大きな影響力をもちました。教勢が拡大してゆく中で従来の道教だけでなく、儒教・仏教からも多大な影響を受けていたことが知られています。また元王朝からの庇護も受けており、非常に深い関係にあったことが知られています。これらのような各分野からの影響を検討することにより、元代思想界における全真教の位置づけを考えたいと思っています。
ー 現在の時間割

博士課程後期課程 1年次 春学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
             
      中国哲学特殊講義
1(A)
中国哲学特殊講義
(2)A
   
             
      ゼミ      
    研究会        
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学大学院特別給付奨学金を利用しています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
研究者として研究を続けたいと思っています。
ー 関西大学大学院東アジア文化研究科に進学を考えている人へのメッセージ
東アジア文化研究科は歴史・言語・思想の分野を専門とされる先生方と、各国からの留学生がいます。日本にいながら、さながら留学しているような環境であり、異文化を自分の肌で理解することができます。また図書館や自らの研究を発表する場も数多くあり、研究に没頭するにはとてもよい環境が完備されています。研究科で過ごす時間は、長いようで、あっという間ですが、自分が夢中になれることに没頭できる素晴らしい時間を、東アジア文化研究科で過ごしてみてください。

※プロフィールは2018年1月時点のものです。

東アジア文化研究科 文化交渉学専攻
博士課程後期課程 2015年4月入学
(入試種別:外国人留学生入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
大学院進学の理由は、中国語、日本語など言語接触の分野の研究をもっと深めたいと考えたからです。そして、研究環境が整っていることから、関西大学大学院東アジア文化研究科を選びました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
日本語の筆記試験に備えて、過去問題と予想問題に取り組みました。
また、指導教員の著書や論文などを熟読し、言語接触と語彙交流を中心に専門分野の基礎研究を復習しました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
内田 慶市先生
内田先生は、中国語研究、西学東漸と近代東西言語文化接触の研究の分野における著名な研究者であるだけでなく、学生に対しても丁寧に指導をしてくださります。そんな先生の下で研究したいと思い希望しました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『18世紀の漢訳聖書―古新聖経を中心に』
概要:
『古新聖経』を中心に、特に満漢合璧版を通して、これまでの一方向からの研究を脱却し、西洋と東洋を越境する視座から『古新聖経』を検討することです。そして漢訳版と満漢合璧版を比較対照することによって当時のイズスス会の土着化の実態を解明し、さらには、ほかの漢訳聖書との比較を通して、近代中国語における聖書翻訳の文体の変化という問題の解決の糸口をも見つけることを目的としています。
ー 現在の時間割

博士課程後期課程 2年次 春学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
        満州語    
             
             
  傍聴 ゼミ ゼミ ラテン語    
             
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
市川国際奨学金や、関西大学大学院独自の給付奨学金をいただきました。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
研究者をめざしたいと思っています。
ー 関西大学大学院東アジア文化研究科に進学を考えている人へのメッセージ
東アジア文化研究科では、現代の多様な文化現象を複合的な視点から読み解く能力の育成をめざし、語学、美術学、哲学などを横断しながら、既存の学問分野に収まらない領域を探究することができます。

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

東アジア文化研究科 文化交渉学専攻
博士課程前期課程 2015年3月修了
(入試種別:外国人留学生特別推薦入試)
勤務先名:
株式会社ルック 翻訳コーディネーター
勤続年数:
2年11カ月
ー 大学院進学の理由を教えてください。
出身大学が関西大学の協定校で、自分も大学時代から日本語を勉強し、言語だけではなく、日本の文化と歴史もより深く理解したいと考えていたので、東アジア文化研究科に進学することに決めました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
陶 徳民先生
陶先生は日中米交渉史において数多くの研究成果を挙げられ、アメリカでも長年の教学経験があるため、グローバルな視野をもっている方だと思います。陶先生の国際的考え方が私の研究にとって勉強になると思ったため、陶先生のもとで学びたいと思いました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『1913年京都蘭亭会の特色とその由来 ―内藤湖南・山本竟山・長尾雨山の経歴と役割をめぐる考察―』
概要:
1913年に日中文人の協力で開けられた書法盛事である京都蘭亭会をテーマとし、当時の時代背景を中心に考察しました。さらに、その首唱者である内藤湖南、山本竟山と長尾雨山の三人の果たした役割を中心に研究しました。
ー 進路選択、現在の就職先を教えてください。
翻訳会社で翻訳コーディネーターとして働いています。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
大学院時代に文化交渉史を中心に研究しており、国の歴史や文化を知るうえで、各国への理解が深まりました。現在勤務している翻訳会社は外国籍の方が数多く在籍しているため、いろいろな国籍の人とコミュニケーションを取ることが不可欠です。コミュニケーションを取る際に、相手の考え方を理解して、効率よく仕事を進めることができています。
ー 関西大学大学院東アジア文化研究科に進学を考えている人へのメッセージ
私にとって、東アジア文化研究科で過ごした2年間は先生をはじめ先輩方、同級生や後輩に恵まれ、自分自身も大きく成長できたかけがえのない2年間でした。研究資料が充実し、研究環境も整っています。
東アジア文化研究科に興味がある方、ぜひここで勉強してみませんか。
東アジア文化研究科 文化交渉学専攻
博士課程後期課程 2015年3月修了
(入試種別:一般入試)
勤務先名:
高松市美術館 学芸員
勤務年数:
3年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
論文や口頭発表など、研究発表の機会が多かったためです。また留学を考えていたので、外国人留学生が多い東アジア文化研究科に進みたいと思いました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
中谷 伸生先生
私が研究対象として選んだ近世絵画を専門としていらっしゃって、学部生のころからお世話になっていたので、中谷先生を選びました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『近世日本美術史と狩野派研究』
概要:
江戸時代初期に活躍した狩野探幽から明治時代の狩野芳崖まで、それぞれの作品分析をもとに、探幽の画風はどのようにして生まれ継承されたか、そして、探幽以後の江戸狩野の画風・図様が江戸画壇にどのようにして伝播し継承されていったのか、という二点から江戸狩野の作品を分析し、近世美術史における狩野派の位置づけを行います。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
大学院で研究したことを生かし、美術作品を研究する職業に就きたいと考えていたため、学芸員募集があった高松市美術館を選びました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
大学院で得た美術史の知識は、展覧会の企画や所蔵品の管理などで役に立っています。また在学中に留学したり、海外で発表したおかげで、海外の美術館とのやり取りなども苦なくできています。
ー 関西大学大学院東アジア文化研究科に進学を考えている人へのメッセージ
東アジア文化研究科には海外からの留学生も多く、国際的な感覚が身につく点も優れているところだと思います。

ガバナンス研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

ガバナンス研究科 ガバナンス専攻
博士課程前期課程 2017年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
私の両親が大学院に進学していたこともあり、幼少期から自然と大学院進学を意識していました。ガバナンス研究科を選んだ理由は、私の研究テーマが日韓関係であり、政治だけでなく、アジアを専門とする先生方が多数在籍していたからです。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
学部3年次生の時から大学院進学を意識しており、早期の段階から指導を希望する小西秀樹先生と相談を重ねていました。また、大学院授業科目の先取り履修制度を利用し、入学前から大学院の雰囲気をつかもうと心がけました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
学部3年次生の時から、大学院進学を意識しており、早期の段階から指導教員と相談を重ねていました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
小西 秀樹先生
学部時代の専門演習ゼミの時から、2年間にわたり熱心にご指導いただきました。自分の研究テーマと先生の研究分野が一致しており、大学院でも引き続き指導を仰ぎたいと思うようになりました。
ー 研究テーマは、どのようなものですか。
『日韓議員連盟の役割の変容』
概要:
日韓関係が摩擦に陥った際、日韓議員連盟という両国の政治家の人脈が、関係改善のために、どのような影響力を及ぼしたのかを研究しています。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
          国際関係研究  
    国際法政策研究 ガバナンス研究
特殊講義
現代日本政治論
研究
   
  自主履修
(学部講義)
         
             
      ガバナンス
演習
法政策研究    
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
TA(ティーチング・アシスタント)制度を利用し、生活面を工面しています。また、関西大学の返済不要の奨学金制度を利用し、学費へと充てています。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
大学院で習得することができた知見を生かすことができる業界を基軸に、民間企業への就職を考えています。研究の両立とともに就職活動をしています。
ー 関西大学大学院ガバナンス研究科に進学を考えている人へのメッセージ
ガバナンス研究科は、法学、経済、政治など幅広い領域を専門とする研究科です。自らの研究テーマに関する知識のみならず、ほかの専門的分野の知見を習得できることが最大の魅力だと思います。大学院で、広い視野を得たいという方は、ガバナンス研究科への進学をお勧めします。

※プロフィールは2018年1月時点のものです。

ガバナンス研究科 ガバナンス専攻
博士課程前期課程 2016年4月入学
(入試種別:外国人留学生入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
台湾の大学では、政治学部で勉強をしてきましたが、祖母のこともあり、福祉政策、制度に興味をもつようになりました。ガバナンス研究科で、多様な方向で福祉政策を研究したいと考え、本研究科を志望しました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
基礎科目の勉強や、日本語の勉強をしました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
石田 成則先生
石田先生は、社会福祉分野の専門家です。特に年金制度の経済分析と量化研究を中心として研究されているため、先生のもとで、ご指導いただきたいと思いました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『地域コミュニティ福祉政策』
概要:
コミュニティ福祉の政策提言。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 1年次 春学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
          リスクガバナンス
研究
 
      ガバナンス
演習
現代日本政治論
研究
   
  福祉政策研究          
      ゼミ ゼミ    
        法政策研究 地域福祉
政策論
 
             
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
大学院で学んだ知識を実践に生かし、台湾の福祉制度を改善していきたいと考えています。
ー 関西大学大学院ガバナンス研究科に進学を考えている人へのメッセージ
外国人にとっては日本語の勉強は一番重要です。
修士論文の作成は難しいですが、先生たちは優しく、的確に指導してくださるため、必ず良い論文が書けると思います。

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

ガバナンス研究科 ガバナンス専攻
博士課程前期課程 2017年3月修了
(入試種別:学内進学試験)
勤務先名:
ホクレン農業協同組合連合会
北見支所 物流課
勤続年数:
1年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
大学院へ進学しようと思ったのは、学部3年次生の時でした。専門演習で日本の政治や政策について学ぶうちに、より深く研究したいと思うようになりました。ガバナンス研究科を選んだのは、私がやりたいと思う研究ができる場所であるということと、学部時代から指導していただいている小西先生に、引き続き指導していただきたいと思ったからです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
小西 秀樹先生
学部生の専門演習の授業から指導していただきました。研究したいテーマについて、理解していただき、より専門的に指導していただけると思いました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『現代日本の酪農政策 ―保護的政策から競争的政策への変容―』
概要:
戦後から現在まで展開された日本の酪農政策について論述したものです。酪農政策の展開を3つの時期に区分し、各時期における政策の特徴、アクターの動向、アクター間関係を分析しています。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
出身地に貢献できる仕事がしたいと思っていたこと、研究テーマが酪農政策であることが理由です。北海道の基幹産業の1つである農業に深く携わることができ、あらゆる面から食・農業に貢献できることも魅力的だと感じ、就職することに決めました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
日々の取り組みや業務について、「なぜ」や「どうして」など、意味や目的をしっかり考えることができていると思います。大学院での研究を経験し、深く考えたり、理解するくせが身につきました。また、業務に関係する農業・物流業界の動向や政策について興味をもち、自ら情報収集を行っています。これからも、大学院で得たことを生かしながら、社会人として成長していきたいと思っています。
ー 関西大学大学院ガバナンス研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院で研究に取り組む機会というのは、非常に貴重な経験になると思います。ガバナンス研究科では、疑問に思っている課題についてしっかりと研究できる環境が整っています。また、自分とは全く分野の異なる研究をしている大学院生も多く、日々勉強させられることが多い研究科であると思います。さまざまな学問分野に触れつつ、自分の研究を深めていきたい方は、ぜひガバナンス研究科へお越しください。
ガバナンス研究科 ガバナンス専攻
修士課程(現:博士課程前期課程)
2014年3月修了(入試種別:一般入試)
勤務先名:
河北新報社 記者
勤続年数:
4年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
「課題を研究し解決策を考える」という方針に興味を持ちました。
私はガバナンス研究科の1期生で、先輩の研究内容を参考にすることはできませんでしたが、多くの教員が兼任している政策創造学部で、大阪市城東区の関目商店街や池田市細河地区の活性化、京都・伏見の日本酒販売促進、1型糖尿病の患児交流企画などさまざまな企画立案を行って課題解決に取り組んでいることを知り、本研究科を志望しました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
1年次:足立 幸男先生
2~3年次生:橋本 行史先生
入学当初は足立幸男先生のもと、富山市などを例にコンパクトシティを研究していました。
しかし、大学院入学直前に発生した東日本大震災を研究テーマにしたいと考えるようになり、2年次生は地域活性化を研究していた橋本行史先生を中心に指導を受けました。行政の実務経験も研究経験も豊富な橋本先生は、論文の書き方の基礎から親身に指導し、研究会や講演会にも積極的に参加する事を薦め、社会に根差した研究を指導いただきました。
また、深井麗雄先生、橋口勝利先生の学部ゼミにも、TA(ティーチング・アシスタント)として参加しました。枚方市の地域活性化事業として企画した市民参加型結婚式「ひら婚♪」では、「花と音楽にあふれたまち」の魅力を発信しようと、ゼミ生とともに協力団体との折衝や企画立案に当たりました。東日本大震災の被災地支援活動にも加わり、毎回20人ほどの学部学生とともに福島県の小学校や仮設住宅を継続的に訪問しました。災害復興やエネルギー、過疎化が進む地域の課題を見聞きするとともに、関西での情報発信活動や県外に避難している親子連れの交流支援活動に、福島大学の先生方や学生とともに取り組み、研究論文にもまとめました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『風評被害が地域経済に与えた影響と対策〜福島県産農作物を中心に〜』
概要:
東日本大震災後の福島県で、特に農作物に対する風評被害の状況を調べ、対策について検討しました。流通の影響など検討しきれなかった点が多く、社会人になった後もライフワークとして研究しています。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
情報発信に携わる仕事に就きたいと考え、マスコミ業界を志望しました。研究や学部プロジェクトのTAで関わった、東日本大震災の被災地域や住民、精力的に支援活動を展開する福島大学の先生方や学生の影響も大いにあります。
先生方のアドバイス、1年次生の長期インターンシップ経験を交えながら就職活動を進め、最終的には東北地方の新聞社に入社することができました。被災した人々や企業に加え、人口減少、高齢化などの社会的課題を取材することも多く、日々取材先や先輩から教わりながら勉強する毎日です。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
「大学院修了」を意識することはプラス・マイナス両面で少ない業界だと思います。
ただ、大学院では先生方との距離が近かったことで、指導教員以外とも行政の取り組みや復興の課題を議論し、多様な考え方を学べたことが役立っています。
今でも連絡を取り合い質問させていただく先生方も多く、人脈面でもプラスでした。
ー 関西大学大学院ガバナンス研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院時代はさまざまな研究・教育・学外活動などに携わり、地域の方々・先生方・学部生などから学んだかけがえのない3年間でした。インターンシップなどの各種プログラムも、修了後の進路選択に役立ったと考えます。学内外の人のアドバイスを受け、悔いのない進路選択になる事をお祈りしています。

人間健康研究科

  • 在学生
  • 在学生
  • 修了生
  • 修了生

※プロフィールは2018年1月時点のものです。

人間健康研究科 人間健康専攻
博士課程前期課程 2016年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
学部4年次に作成した卒業論文がきっかけで、もっと福祉について学びたいと思い、大学院進学を決めました。関西大学大学院を選んだ理由は、専門性の高い先生方がいらっしゃったからです。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
行った試験対策は、英文の和訳と口頭試問での返答です。口頭試問の対策としては、大学院進学の理由や進学してやりたいこと、自身の卒業論論文について説明できるように準備しました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
志望する指導教員の研究室を尋ね、受験する旨を伝えました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
黒田 研二先生
黒田先生はあらゆる分野に精通しており、とても専門性が高いため、先生を選びました。クリスマス前には、黒田先生の自宅で授業があり、食事をご一緒し、とても楽しく過ごすことができました。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『「特定男性身体障害者」への性の介助の仕組み』
概要:
「特定男性身体障害者」や性の介助とは何か明らかにしました。また、「特定男性身体障害者」へ性の介助を実践する団体へインタビュー調査を実施し、その内容について考察しました。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
自身の研究を進めるにあたって参考になる論文などを資料にまとめて発表します。また、先生をはじめ、ほかの学生からさまざまな意見を聴くことができ、自身の研究について考えることが面白いところです。
ー 現在の時間割

博士課程前期課程 2年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
  人間健康
演習2(B)
         
             
             
             
      身体文化研究      
             
ー 利用している奨学金制度などを教えてください。
関西大学給付奨学金制度の利用やアルバイトをして、ある程度は工面しましたが、両親による援助が大きいです。
ー 修了後はどのような進路を希望していますか。
福祉関係への就職を希望しています。
ー 関西大学大学院人間健康研究科に進学を考えている人へのメッセージ
人間健康研究科の魅力は、専門的な研究ができ、自身の研究を担当教員や研究室の仲間と一緒に考えることができるところにあります。また、さまざまな経歴をもつ方が多いので、学業以外のことについても、得られることがたくさんあるのではないかと思います。進学を考えていらっしゃる方はぜひがんばってください。

※プロフィールは2018年4月時点のものです。

人間健康研究科 人間健康専攻
博士課程後期課程 2017年4月入学
(入試種別:社会人入試)
ー 大学院進学および本学を選んだ理由を教えてください。
東京オリンピック・パラリンピックの開催決定や、スポーツ庁の発足、日本版NCAAへの取り組みなど、近年の日本のスポーツ界は、大きな変革期を迎えています。そんな時期に、スポーツマネジメントの現場で培っている経験と、学術的な観点からとらえたスポーツの知見を融合させ、日本のスポーツ文化の発展に寄与したいと考えるようになりました。この想いを実現するために、社会人にも門戸が開かれ、素晴らしい先生方がいる人間健康研究科を選択しました。
ー 大学院進学のための受験対策や事前準備は、どのようにされましたか。
博士課程後期課程では、研究計画が重要視されると考えていたことから、自身の研究を掘りさげていく準備を徹底的に行いました。具体的には、先行研究の読み込みや、研究助成に応募して考えをまとめるなど、漠然としていた研究計画をブラッシュアップし続けました。また、指導いただく先生方の著書や論文を調べ、試験に出題されそうなテーマを想定するといった受験対策も行いました。
ー 受験前に志望の指導教員とどのような連絡をとりましたか。
本学のウェブサイトで、先生方の専門領域を調べ、自身の研究内容に近いと感じた杉本先生へ直接メールを送りました。先生からの返信は早く、数回メールのやりとりをした後、面談していただくことになりました。実際にお会いして、研究内容の確認や、社会人でも本当に通学できるか・時間に融通が利くかといったあらゆる不安要素についてお聞きし、面談が終わるころには、受験を決意していました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
杉本 厚夫先生
博士課程前期課程を修了後、博士課程後期課程進学へ強い想いを抱いていましたが、関西圏内で希望の大学院が見つからず諦めかけていました。そんな折、社会人にも博士課程後期課程の門戸を開いている関西大学大学院を知りました。いてもたってもいられず、試行錯誤していた研究計画と、大学院進学への想いを現在の指導教員である杉本先生にぶつけました。先生から「この研究なら大丈夫」と連絡をいただいた時は、まだ何も決まっていないにも関わらず、ガッツポーズしたことを覚えています。その後、実際にお会いし、お人柄に触れ、この先生の下で学びたいとさらに意欲が高まりました。入学してからも、ゼミなどで杉本先生の思慮深さに触れ、自身の研究に対する考えが、日に日に洗練されていると実感しています。
ー 研究テーマと概要は、どのようなものですか。
『高校スポーツにおける教育とビジネスの葛藤-文化・組織からのアプローチ-』
概要:
日本の高校スポーツは、各種競技がメディアやスポンサーなどとともにコンテンツ作りに取り組み、ある面ビジネス化の様相を呈しています。しかし、現状の日本の高校スポーツ組織や文化では、学生スポーツがプロスポーツに近いビジネスとなっている米国のように、高度な発展をとげることができないと推測されます。そこで、本研究では、従来の日本の高校スポーツの文化的側面と組織的側面から、教育とビジネスがなぜ葛藤状況になるのかについて分析し、高校スポーツにおける課題解決に向けて、新たな視座を提供することを目的としています。
ー 通常、どのような研究活動(手法)を行われているのか、またその「面白さ」「難しさ」について、教えてください。
学会発表の準備や、修了の条件である査読付き論文の作成といった課題を同時進行で進めています。さらに、研究助成に応募して自身の研究価値を高めるといった活動にも取り組んでいます。
日常では、先行研究や学会誌など、多くの文献に目を通すことを意識しています。また、考えれば考えるほど、新しいアイデアが湧いてくるのが研究の面白さです。裏を返せば、ゴールがなく、常にこれで良いのかという葛藤に苛まれることは、研究の難しさでもあります。
ー 現在の時間割

博士課程後期課程 1年次 秋学期

  1限 2限 3限 4限 5限 6限 7限
             
             
             
          D人間健康
特殊演習2
(スポーツ教育学)
 
             
    D学社連携スポーツ教育論特殊講義
(月1回程度)
 
ー 社会人学生の場合、仕事との両立の工夫などについて教えてください。
疲れなどで体調を崩すと、結果的に時間をロスしてしまいますので、睡眠時間を十分に取り、毎日3食をきっちり取るなど、当たり前の健康管理方法を徹底しています。そして、極力その日にできることをコツコツと進めるよう心がけています。
ー 関西大学大学院人間健康研究科に進学を考えている人へのメッセージ
仕事と大学院の両立は、正直、想像以上に大変です。しかし、社会でさまざまなキャリアを積んだ経験があるからこそ、取り組める研究がたくさんあると思います。簡単な挑戦ではないと思いますが、互いに切磋琢磨できる仲間を待っています。
人間健康研究科 人間健康専攻
博士課程前期課程
2017年3月修了(入試種別:学内進学試験)
勤務先名:
大阪府 小学校教諭
勤続年数:
1年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
学部時代に学んだ内容を、より深く学びたいと思っていました。
関西大学大学院では、バイオメカニクスに限らず、スポーツについて、さまざまな角度から見ることができ、広い視野で研究に取り組むことができます。また、大学院での研究が、将来、教師になるうえで、体育の指導に生かせると思い、大学院進学を決めました。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
小田 伸午先生
学部の時から先生が研究されているバイオメカニクス的研究に興味をもっていました。
小田先生は、個々の興味・関心を尊重してくれるので、研究室では一人一人異なる内容について研究しています。また、その都度、アドバイスをくださり、議論などしながら研究を進めることができました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『体操競技のひねりを構成する脚動作の側性に関する研究』
概要:
とび1回ひねりの動作について地面反力計と三次元画像分析を用いて動作の解析を行い、左回転と右回転のどちらが被験者にとって優位な方向であるかについて研究しました。さらに、とび1回ひねりについて目視を用いて1試行ごとに得点化し、高得点を獲得した試行と地面反力計、三次元画像分析においての結果の関連性についても研究しました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
小学校時代の恩師に憧れて、教員をめざしました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
身体の動かし方の仕組みについて詳しく学んだ内容を、体育の指導に生かすことができています。また、大学院では福祉についても学ぶことができたため、児童との関わり方にも生かすことができていると思います。
ー 関西大学大学院人間健康研究科に進学を考えている人へのメッセージ
大学院に進学したことによって、物事の見方や考え方が少し変わりました。人間健康研究科は、ほかの学生と交流することがとても多く、さまざまな考え方を得ることができました。また、研究科のなかで文系の研究と理系の研究が隣り合わせで行われているということが強みの一つだと思います。
学部とは違い、興味をもったことについてすぐに調べることができます。また、実験することができる手段や環境が整っており、とても有意義な研究をすることができると思います。
私は迷ったらまず挑戦してみることを心がけています。大学院進学も迷いましたが、進学したことによって多くのことを得ることができました。人間健康研究科への進学を考えているならば挑戦してみることをお勧めします。がんばってください。
人間健康研究科 人間健康専攻
修士課程(現:博士課程前期課程)
2016年3月修了(入試種別:学内進学試験)
勤務先名:
同志社中学校・高等学校
(保健体育科教員)
勤続年数:
2年
ー 大学院進学の理由を教えてください。
学部時代の卒業論文で取り組んだ内容について、自分自身のなかでより深めなければならないと感じたことがあったからです。また、教員をめざしていた中で、専修免許を取得でき、学ぶ内容が将来の自分に直接生かすことができると思ったからです。
ー 指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソードなどを教えてください。
指導教員名:
杉本 厚夫先生
学部時代からゼミの指導教員をしていただき、信頼した中でより深い学びをすることができたと同時に、自分がもっていない視点にたくさん気づかせてくれました。また、私の誕生日のときにコメントとして「熱」という言葉をもらい、何事も根本は情熱が大事だと教えてもらいました。
ー 学位論文題名と概要は、どのようなものですか。
『体育授業における問題行動の変容について』
概要:
体育授業においてどのような働きかけが生徒の行動変容につながるのか。教師の指示に従わない等の問題行動を起こす生徒に対して、教師から生徒という働きかけのみならず、生徒から生徒という働きかけを含めた周囲のどのような対応が行動変容をもたらすのか、その過程を明らかにすることを目的として研究しました。
ー 進路選択、現在の就職先・職業を選んだ理由を教えてください。
複雑でさまざまな葛藤を抱える思春期真っ只中の中学生に対して、未来を見据えた教育をすることでその成長に携わりたいということと、自分自身も子どもたちに関わるなかで、常に向上心を持ち続け成長していきたいと考えていたので、教員を選びました。
ー 現在のお仕事において「大学院での学び・経験が生かされている」場面や、学部卒業で就職する場合との違いを感じる場面があれば教えてください。
修士論文で取り組んだ内容は特に生かされていると思います。例えば、教員と生徒、また生徒同士の関係性に着目するということや、主体性とは何なのか、ということにも関心があったので、そのような視点をもったなかで子どもたちに接するように心掛けるようになれたことは、自分にとってプラスになっていると思います。
ー 関西大学大学院人間健康研究科に進学を考えている人へのメッセージ
現在、体育教員とサッカー部の顧問という自分が望む仕事に就くことができ、毎日が試行錯誤で楽しく充実しています。そうなれたのも、人間健康研究科での学びや先生方のサポートのおかげだと思っています。興味のある方は、ぜひ大学院進学を考えてみてください。