今月26日に開幕するパリ五輪に本学の西田カピーリア桜良選手(総合情報学部4年)が、セーリング混合ナクラ17級※に初出場します。セーリング種目での本学在学生・OBOGの五輪出場は、2016年リオ五輪と2020年東京五輪の2大会に49erFX級で出場した高野芹奈選手(人間健康学部22年卒)以来2人目の快挙となります。
「ずっと夢だったオリンピックに行けることになってとてもうれしいです」とスポーツ振興グループの取材に対して喜びを語った西田選手。「今自分にできることを精一杯やって悔いのないようにレースをしたいと思います。入賞目指して頑張ります」
<関連記事>
・総合情報学部・西田カピーリア桜良さんがパリ五輪出場内定を報告
・【東京五輪2020】女子セーリング49erFX級日本代表の高野芹奈(人間健康学部4年)が関大凱旋:学長、理事長を表敬訪問、そして1年延期となった東京五輪までの心境を語る
西田選手は今年4月にフランス・イエールで行われたパリ五輪出場をかけた「ラストチャンスレガッタ」で、東京五輪後からタッグを組む飯束潮吹選手とのペアで決勝メダルレースを10位で終えて総合 5 位、出場権を争っていたカナダが9位だったために国別成績4位でパリ五輪出場国権利を見事に獲得しました。
大阪府生まれで21歳の西田選手は、イタリア人の父親の影響で11歳から本格的にヨット競技をスタートさせました。そして、関西大学第一高等学校に進学して2020年に行われた全日本選手権女子49erFX級で優勝、関西大学進学後の2023年杭州アジア大会の混合ナクラ17級では銅メダルを獲得するなど着実に夢への階段を登ってきました。
※混合ナクラ17級とは:
全長5メートル25センチの艇体が2本平行に並び、それぞれの艇体の中央部からは下に水中翼が伸びる。水中翼は途中で内側に「く」の字型に曲がっている。高さ9メートルのマストに最大で3枚のセールを展開。水中翼で艇体を海面から持ち上げ、条件がそろえば、速度は時速50キロを超える。2人乗りだが、男女混合種目のため、かじを握るスキッパーとクルーの役割を男女1人ずつで分担して操船する。(共同通信「セーリングの「より速く」を象徴 「フォイル」装備の混合ナクラ17級」から引用)
【関西大学KAISERS公式SNS】
・関西大学KAISERSオフィシャルチャンネル(YouTube)
・関西大学KAISERS公式(ツイッター)
・関西大学体育会KAISERS公式(インスタグラム)
混合ナクラ17級のレースに挑む西田選手(手前)
関西大学にパリ五輪出場を報告した西田選手(2024年5月、関西大学広報課撮影)
関西大学KAISERSオフィシャルチャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/channel/UCZY6W921ObN1alEsVb2qGlA