第95回日本学生氷上競技選手権アイスホッケー競技会の準々決勝が23日、新横浜アイススケートセンターで行われ、関西学生リーグ15連覇を3年ぶり全勝で飾った関西王者の関西大学は関東学生リーグ2位の明治大学と対戦し、2−8で敗れて昨年に続いてベスト8で涙をのみました。
=上記動画は、準々決勝の模様と試合後の大迫敬二郎監督(関西大学)、加藤陸主将(社会学部4年)、そして泉大我ゲーム主将(人間健康学部4年)のインタビューを収録=
明治大学に攻め込まれることは想定していたが、関西大学は序盤にそれに対応しきれずに敗れてしまいました。第1ピリオドに4分27秒に押し込まれて先制を許すと、今度はカウンター攻撃をくらって失点。第1ピリオドは関西大学のシュート3本に対して、明治大学は21本と真骨頂である固いディフェンスで何とかしのいだものの、「相手の力のあるFWを動き回らせずにしっかりと守りたい」と試合前に大迫監督が思い描いたゲーム展開が崩れてしまいました。
第2ピリオドも追加点を許した関西大学でしたが、5分41秒にFW泉が右サイドのFW佐々木隆弥(総合情報学部3年)にいったんパックを預けてから、その折り返しを逆サイドからゴールにねじ込みました。泉は関西大学の反撃ののろしを知らしめるかのように右手を高々と掲げて喜びを爆発させました。
「(前週に行われた)日本選手権で(1回戦勝って)東北フリーブレイズとの対戦を見据えてプレーしていたので、(その前の1回戦で)タダノに負けてしまって悔しい思いがあった」と本大会初ゴールを決めた泉。「明治大戦では絶対に得点してやろうと思っていたので、得点できてよかった」
追加点を奪って追いつきたい関西大学は、その直後に5分間のパワープレー(数的優位)の好機を得ましたが、粘り強い明治大学のDFラインを最後まで崩すことができずに、最大の得点チャンスを生かすことができませんでした。
「泉のゴールで自分たちの変な力が抜けてプレーできるようになったが、逆に攻めに気持ちが行き過ぎて試合前に確認した守りの意識というところが抜けてしまったところが失点につながった」と大迫監督。13分26秒にキルプレー(数的不利)で失点すると、関西大学は14分07秒にPKでFW嶋野瑛心(文学部3年)が得点を奪うも、直後に連続失点。第3ピリオドにも2失点と点差を広げられて関西大学は昨年に続いて「準々決勝の壁」に行く手を阻まれました。
<関連情報>
・「関大対明治大」ライブ配信 by KAISERS TV
・「関大対明治大」試合ダイジェスト by KAISERS TV
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FW泉のゴールが決まり喜ぶ関大選手たち=関大スポーツ提供
第2ピリオド14分07秒にPKを決める嶋野=関大スポーツ提供
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