関西大学 スポーツ振興グループ

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KAISERSのソーシャルスキル講座 その11〜 コミュニケーション(注意や反対意見編) 〜

KAISERSのみなさん、KAISERSファンのみなさんが体育会活動を通して、社会に必要なスキルを身につける講座です。
チームの目標を達成するために必要なスキルは社会でも必要とされるスキルです。ソーシャルスキルを身につけ、目標を達成し、社会でも活躍できる人材に成長できるように役立てて下さい。

第11回目は、人に注意するときや反対意見を伝えるときに参考になる伝え方についてです。コミュニケーションで大切なことは相手を否定することではなく、相手に自分の考えなどをより理解してもらうことです。

<前回の講座>
KAISERSのソーシャルスキル講座 その10 〜 コミュニケーション(伝え方編2) 〜

ソーシャルスキルは社会で人間関係を築くために必要なスキルです。知識をつけて、繰り返し取り組むことで、身につけることができます。
チームの信頼関係やより良い組織を築くために、また応援されるKAISERSを目指すためにもしっかりと身につけておきましょう!


【具体的なことを伝える】

人に注意をするときに、具体的な課題につて伝えているでしょうか?
具体的な内容ではなく相手(人物)を否定したり非難したりしていないでしょうか?相手を非難するのではなく、良くない行動について注意するようにすると改善できていく可能性があります。そのためには、何が課題でどう問題なのかを具体的に整理していくことが大切です。
また、ミーティングでみんなが意見を出しているときに、人の意見に対して否定だけをしていませんか?意見をつぶしてばかりではミーティングが進まず、上手くいく可能性のある意見も根本的につぶしてしまっているかもしれません。人の意見を否定するのではなく、まずは意見を受け入れた上で、その意見をより良くするためにどうすればいいのか、意見の内容に課題があれば、改善案や違う意見を伝えるようにしましょう。


例1) 練習を何度か遅刻した人に対して
 《良くない注意》
  「なんでお前はそんなにだらしないんだ。」
  「何度も遅刻をしてお前は最低だな。」

 《何が問題?》
  練習に遅刻をすること
  遅刻を繰り返していること
  人間性の問題かどうかは分からない
  遅刻をしてはいけないと理解しているかも
  家庭の事情で、夜遅くまでバイトをしているかもしれない
  授業の勉強が大変で夜中まで、勉強をしていたかもしれない

 《良い伝え方》
  「遅刻をすることは良くない。組織として活動する中でルールを守ることは大切だ。」
  「何度も遅刻をすると、やる気がないと思われたり、周りからの信頼を失ってしまうと思う。」
  「何度も遅刻するのはどうしてかな?どうすれば改善できる?」

※人格を否定すると相手を傷つけたり、相手が意欲を無くしたりする可能性が高いです。また、自己肯定感が低くなってしまう可能性もあります。人格否定ではなく、具体的な課題について注意をしましょう。


例2) ミーティング練習内容を検討し、Aという練習をしてみたらどうかという意見が出た場合

 《良くない言動》
  「効率が良くないからその練習はやめた方がいい。」

 《メリットデメリットを整理》
  良い点はないのか?
  効率を改善したり、対応できる方法はないのか?
  他に良い練習方法はあるのか?

 《良い言動》
  「課題のプレーの精度は良くなると思う。ただ、効率が良くないので、人数を分けて、別の練習と並行して練習してはどうか」
  「効率が良くないところがあるので、集中力が落ちたりダラダラしてしまう可能性があるので、練習の目的・意図をしっかり全員が認識して取り組んだ方がいいと思う。」
  「その練習では効率が良くないと思うので、Bという練習をしてみてはどうでしょうか。」

※どんな提案や意見であっても、良い点と悪い点があると思います。悪い点があるからと否定では、会議やミーティングは進まず有意義な時間にならないです。
良い点をよりいかして、悪い点を最小限にするために、意見を出したり、より良い案を提案したり、実施しながら改良していくことが大切です。



★スポーツアドミニストレーター(SA)からのアドバイス★

人に注意をするときや肯定的でない意見をいう場合は、本質的な問題・課題を明確にして、具体的なことについて伝えたり、議論したりしましょう。否定されただけであれば、相手のモチベーションが下がります。提案や改善方法など前向きな意見を伝えると相手もワクワクして取り組むことができます。
人の意見を否定するのはマウンティングして、自分が優越感やチームに必要な人間だと感じたいからかもしれません。肯定的な意見を出して、より良い人間関係を築き、周りの人から必要とされる人間になりたいですね。


 次回は人との関り方の参考として、交流分析(心理療法)の『ストローク』について伝えます。
次回もぜひ見てください。

KAISERSで結果を出せるチーム作りをし、社会で活躍できる人材に成長していきましょう。
卒業後も活躍し必要とされる人を目指して!

KAISERS Talkポスター

KAISERS Talkポスター(詳細)

KAISERS Talkについて(メンタル強化講座アーカイブや開室予定など)
https://www.kansai-u.ac.jp/sports/kaisers/kaiserstalk.html

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