関西大学 スポーツ振興グループ

  • 新着情報
  • 体育会部員の皆様へ
  • 事務室時間帯
  • お問い合わせ
  • サイトマップ
  • HOME
  • 新着情報
  • KAISERSのソーシャルスキル講座 その6〜 コミュニケーション(傾聴編3) 〜

KAISERSのソーシャルスキル講座 その6〜 コミュニケーション(傾聴編3) 〜

KAISERSのみなさん、KAISERSファンのみなさんが体育会活動を通して、社会に必要なスキルを身につける講座です。

チームの目標を達成するために必要なスキルは社会でも必要とされるスキルです。ソーシャルスキルを身につけ、目標を達成し、社会でも活躍できる人材に成長できるように役立てて下さい。

第6回目は、コミュニケーションの中でも特に大切な傾聴の続きです。

<前回の講座>
KAISERSのソーシャルスキル講座 その5〜 コミュニケーション(傾聴編2) 〜

今回は、傾聴をするために重要で難しい、肯定的に受け止める、理解しようとする大切な気持ち(姿勢)が3つあります。その中の『共感的理解』について、まず紹介します。

ソーシャルスキルは社会で人間関係を築くために必要なスキルです。知識をつけて、繰り返し取り組むことで、身につけることができます。
チームの信頼関係やより良い組織を築くために、また応援されるKAISERSを目指すためにもしっかりと身につけておきましょう!


【傾聴で大切な姿勢】

●共感的理解
相手の話を、相手の立場にたって気持ちを理解していくことです。相手の話を聞いて、怒りを感じているというのを理解でき、“怒りを感じるよね”と思うことが共感的理解です。相手の話を聞いて自分が怒りを感じるのは、自分の感情であり、共感的理解ではありません。相手の感情を奪うことになり、相手の気持ちが覚めてしまうこともあります。相手がこのように感じているんだなと理解していくことが共感的理解です。

相手の話を全て共感することが大切です。しかし、納得できなくて共感できないことがあると思います。その場合は、更に深く話を聞いて自分が共感できるように理解していくことが大切です。例えば、「相手を殴ってやりたい」と言ったときに殴ることには共感することはできないと思います。殴りたいという思いを更に聞いていくことで、その理由には納得できたり、怒りの感情には共感できるかもしれません。大きな怒りを感じていることに共感するようにします。

例1)
相手 : 「なぐってやりたい」
自分 : “なぐるのは良くない。納得できないなぁ”
「なぐってやりたいと思うのは、どういう考えから?」
相手 : 「誰よりも頑張って練習しているのに、時間の無駄だって
バカにされたんです」
自分 : “バカにされたから怒りを感じているんだなぁ”
「バカにされたんですね」
相手 : 「そうなんです。めちゃくちゃ悔しくて」
自分 : “そっか、とても悔しいと感じていたんだ”
     (相手の気持ちが理解できて、その気持ちに共感できた)
     「とても悔しいんですね」 または
「殴りたいと思うほど悔しいんですね」


★スポーツアドミニストレーター(SA)からのアドバイス★

共感的理解について理解していただけましたか? 理解できても実践するのは難しいと思いますが、まずは理解していただけることで、十分傾聴の第一歩だと思います。全てに共感するのは難しいと思いますし、出来ないこともあると思います。私自身も相手の価値観や考えが理解できなかったり納得できなかったりしても、より深く話を掘り下げて聴いていくと気持ちに共感できるところがたくさんあり、相手を肯定的に受け入れることができます。

なぜそう考えるんだ?と疑問に思ったり納得できないことは傾聴への始まりです。疑問に感じたことに対して、相手の考えや気持ちをより深く聴いて理解していきましょう。

次回は『無条件の肯定的理解』を伝えますので、次回からも見てください。

KAISERSで結果を出せるチーム作りをし、社会で活躍できる人材に成長していきましょう。

卒業後も活躍し必要とされる人を目指して!

KAISERS Talkポスター

KAISERS Talkポスター(詳細)

KAISERS Talkについて(メンタル強化講座アーカイブや開室予定など)
https://www.kansai-u.ac.jp/sports/kaisers/kaiserstalk.html

新着情報一覧へ

このページの先頭へ