ＫＡＩＳＥＲＳのソーシャルスキル講座 その４〜 コミュニケーション（傾聴編１） 〜
ＫＡＩＳＥＲＳのみなさん、ＫＡＩＳＥＲＳファンのみなさんが体育会活動を通して、社会に必要なスキルを身につける講座です。
チームの目標を達成するために必要なスキルは社会でも必要とされるスキルです。ソーシャルスキルを身につけ、目標を達成し、社会でも活躍できる人材に成長できるように役立てて下さい。
第４回目は、コミュニケーションの中でも特に大切な傾聴です。
＜前回の講座＞
・ＫＡＩＳＥＲＳのソーシャルスキル講座 その３〜 ビジネスマナー（メール編） 〜
皆さんは、相手の話を聴けていますか？
実は聴くことはとてもスキルが必要なのです。ただ聞くこととは違い相手の話しを聴けるようになると信頼関係や良い関係を築く基礎になります。コミュニケーションの質を高め、組織力の向上に繋がります。
ソーシャルスキルは社会で人間関係を築くために必要なスキルです。知識をつけて、繰り返し取り組むことで、身につけることができます。
チームの信頼関係やより良い組織を築くために、また応援されるKAISERSを目指すためにもしっかりと身につけておきましょう！
【傾聴とは】
傾聴とは、漢字の通り相手に耳、目、心を傾けて十分に聴くことです。
聞こえてくるのとは違い、自ら相手を理解しようと思って積極的に聴くことです。
●傾聴の目的・効果
相手を深く理解する
相手との信頼関係が築ける
相手との正確な情報伝達
●相手を深く理解する
相手の話をしっかり聴き、話を深く掘り下げることで、相手の考えや状況などを理解することができます。表面的な言葉だけでなく背景や深い価値観を知ることによって、相手の意見を理解していくことができます。
例）「みんなの輪に入りたくない」という発言があったとき
《輪に入りたくないの？》
→ 一人の方が楽だから。
《一人の方が楽だと感じるんですね》
→ はい。嫌われるのが怖いから。
《輪に入ると嫌われるの？》
→ コミュニケーションが苦手で、勘違いされて相手を怒らせてしまうことがあるから。
《コミュニケーションが苦手なの？》
→ 仲良くなりたいのに、勘違いさせて嫌われたことが何度もある。
《本当は輪に入ってみんなと仲良くなりたいの？》
→ そう。
●相手との信頼関係が築ける
傾聴の大きな効果として相手との信頼関係を築くことができます。
相手から否定されずに最後まで話をしっかり聴いてもらえることは、安心感や、自分を大切にしてくれていると感じることができ、聴いてくれた人に対して、信頼感情がわいてきます。そして、自分が大切にされている存在だと感じて、自己肯定感にもつながります。
●相手との正確な情報伝達
相手の背景や深い考え・気持ちを知ることによって、あなたが伝えたい内容をどのように伝えるか工夫することができ、相手により正確に伝えられます。
また、伝えた内容に対して、相手がどのように感じたか、受け止めたかを聴く（傾聴する）ことによって、どのように伝わったかを理解することができます。
★スポーツアドミニストレーター（ＳＡ）からのアドバイス★
傾聴の必要性を理解していただけましたか？傾聴によって、相手との信頼関係が築け、チームの信頼関係がより深まります。良いチームを作るために必要であり、結果にもつながります。
体育会の活動だけでなく、社会に出てからも上司と部下の関係、お客さんとの関係、家族との関係がより良く築いていけます。ぜひ身につけて下さい。
傾聴の具体的な方法は次回から伝えますので、次回からも見てください。
KAISERSで結果を出せるチーム作りをし、社会で活躍できる人材に成長していきましょう。
卒業後も活躍し必要とされる人を目指して！
KAISERS Talkポスター（詳細）
KAISERS Talkについて（メンタル強化講座アーカイブや開室予定など）
https://www.kansai-u.ac.jp/sports/kaisers/kaiserstalk.html
