関西大学 スポーツ振興グループ

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KAISERSのメンタル強化講座 その20 ~ ゾーン状態とは? ~

KAISERSのみなさん、KAISERSファンのみなさんに関西大学の東体育館に置いているメンタルトレーニング関係の本から一部を紹介し、みなさんの目標達成に役立ててもらうための講座です。

ぜひ参考にして下さい。

<前回の「KAISERSのメンタル強化講座」>
KAISERSのメンタル強化講座 その19 ~ ボディ・ランゲージを使って心をコントロールしよう ~

メンタルトレーニングは理解できれば直ぐにできるものではなく、考え方、行動が変わるように日々練習が必要です。日常生活から考え方・行動を変えるトレーニングをしていきましょう。


前回に引き続き、『№1メンタルトレーニング』(西田文郎 著)から一部ご紹介します。

【メンタルを変えるとゾーン状態になれる】

・「無心でやれた」「最高に充実していた」「気がついたら勝っていた」オリンピックなどの大舞台で活躍した選手が試合を振り返り、しばしばそんないい方をします。「無心でやれた」とは余分な雑念がなく、我を忘れるほど集中できたということです。反対に試合で実力を出しきれず、ふがいない結果に終わった場合、私たちは「集中力を欠いていた」「気力が充実していなかった」などといいます。
・私たちに100%の実力、ときには110%、120%の実力を発揮させるのは、この我を忘れた集中力や、気力の充実です。
・試合や大会などの本番では、自分の能力を十分に出して戦うということがなかなかできません。それが一番難しいことなのです。その理由は、緊張や不安、あせり、またミスやアクシデント、あるいは会場の雰囲気など、さまざまな状況や出来事によって心が乱され、普段のプレーができなくなるからです。
・集中力が異常なほど高まり、心と体がひとつになったように思いのままに体が動く、瞬間的な分析力や判断力も冴えきって、次々にプレーがキマる。優秀なアスリートには、そんな特別な状態がまれに起こることがあり、それをスポーツ心理学では「ゾーン」と呼んでいます。
・緊張・興奮の度合いが高すぎても、また低すぎても、人は集中できないということです。ゾーンに入るには適度なリラックスが必要なのです。つまり、“リラックスしながら集中している、集中しながらリラックスしている”それがゾーンの特徴です。
・集中とリラックスという、一見正反対のものを同時に実現することが、なかなかゾーンに入れない、まれにしかそれが起こらない理由です。
・集中しながらリラックスしているといっても実感がわかないかもしれませんが、簡単にいえば、「冷静」「ワクワク」「強気」の3つが心の中に同時に存在し、1つになった状態のことです。
・この3つの大切さがわかれば、試合で失敗しても、何がいけなかったのか、何が足りなかったかが理解できます。というのも、技術的に未熟なケースを除けば、試合での失敗は、ほとんどがこの3つのいずれかが欠けた場合に起こるからです。

など


★スポーツアドミニストレーター(SA)からのアドバイス★

大切な試合で、常に集中できている状態を保つことは難しいですよね。
集中できているときは、闘志もある状態で、多くの情報を取り入れ、それを瞬時に冷静な判断ができているときだと思います。
不安なことを考えたり、イライラしたりした状態では集中できないです。
不安なことがあると、それを無くさないといけないと思って、不安にばかり意識を向けて、プレーに意識を向けていないことや、ミスを恐れて消極的なプレーをしたり、体に力が入ってミスをしたりすることで、またミスをしたらどうしようと考えて、どんどん消極的になってしまうことがあります。
今ある感情や現状をありのまま受け入れることができ、今何をすることがいいかだけに意識を向けていけるようになれば、集中力は高めていけます。
ただ、そのためには繰り返し今に意識を向けるトレーニングが必要です。
力を発揮するために、メンタルトレーニングも積極的に行ってください。

『No.1メンタルトレーニング」(西田文郎 著)

KAISERS Talkポスター(詳細)

東体育館内にあるスポーツ関連の書籍庫

KAISERS Talkポスター(詳細)

KAISERS Talkについて(メンタル強化講座アーカイブや開室予定など)
https://www.kansai-u.ac.jp/sports/kaisers/kaiserstalk.html

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