KAISERSのみなさん、KAISERSファンのみなさんに関西大学の東体育館に置いているメンタルトレーニング関係の本から一部を紹介し、みなさんの目標達成に役立ててもらうための講座です。
ぜひ参考にして下さい。
<前回の「KAISERSのメンタル強化講座」>
・KAISERSのメンタル強化講座 その17 ~ プラス思考になる訓練を ~
メンタルトレーニングは理解できれば直ぐにできるものではなく、考え方、行動が変わるように日々練習が必要です。日常生活から考え方・行動を変えるトレーニングをしていきましょう。
前回に引き続き、『№1メンタルトレーニング』(西田文郎 著)から一部ご紹介します。
【セルフトーク 言葉には不思議な力があった】
・私たちの思いはとても変わりやすく、一度プラスになっても何かあるとすぐに変わってしまいます。それを強力な道具を使ってコントロールし、スポーツ選手に必要な“思い”をつくるのがメンタルトレーニングです。
・その道具には次の3つがあります。
“言葉”、“体の動き(動作・表情・ポーズ)”、“イメージ”
つまり言葉と体の動き、イメージを使って、脳へ“思い”を入力していくのです。
・注意して観察していると、私の1日は独り言の連続です。先に「言葉には不思議な力がある」と述べましたが、あなたの独り言やつぶやきをすべてプラスの言葉に変えたら、あなたの1日はまるで違ったものになるかもしれません。
・試合中の独り言を「セルフトーク」といいます。
・セルフトークも脳が行う出力の一種です。ふだん知らずに行っているセルフトークには、私たちの脳の状態、つまり心の状態があらわれています。ですからセルフトークに注意することで、自分の心の状態に気づけます。
・自分の心の状態に気づくこと。それがメンタルトレーニングの第一歩です。
・自分のマイナストークに気づいたら、それをプラスのセルフトークにチェンジしてください。「いいぞ」「やるぞ」「絶好調だ」「最高だ」「気分いい」「ツイてる」。もちろんその言葉は、ウソであってもかまいません。
・心を変えようとするよりも、ウソの情報で脳をチェンジする。これなら簡単にできるでしょう。だまされて脳が変われば、心も自然と変わります。
・あらかじめ自分の最強セルフトークを決めておき、それがいつも自然に出てくるようにトレーニングしておきましょう。
・自分に多いマイナス言葉のかわりに、いつでも使えるプラス言葉を用意しておきましょう。
など
★スポーツアドミニストレーター(SA)からのアドバイス★
セルフトークは自分への自己暗示になります。
“私はかわいい”“おれはカッコいい”と言い続けてみてください。言わないよりも言う方がかわいくなったり、カッコよくなったりします。
スポーツでも、「周りのメンバーより下手だ」「またミスをする」「負けそう」などのマイナスの言葉を心の中でつぶやくとどんどんそう思い込んでしまいます。そうすると、上手くなれる可能性をなくしてしまったり、負けるように無意識的に行動してしまったりします。
自分に対してマイナスのことを言うのは頑張っている自分に対してかわいそうじゃないですか。自分自身で自分を信じてあげなかったら、周りの人も信じてくれないと思います。今は結果が出ていなくても、「絶対にうまくなる」「逆転できる」「次は成功する」と良い結果を信じてつぶやくようにしましょう。

『No.1メンタルトレーニング」(西田文郎 著)

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東体育館内にあるスポーツ関連の書籍庫