関西大学 スポーツ振興グループ

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・KAISERSのメンタル強化講座 その14  ~ 忘れる能力は重要 ~

KAISERSのみなさん、KAISERSファンのみなさんに関西大学の東体育館に置いているメンタルトレーニング関係の本から一部を紹介し、みなさんの目標達成に役立ててもらうための講座です。

ぜひ参考にして下さい。

<前回の「KAISERSのメンタル強化講座」>
・KAISERSのメンタル強化講座 その13  ~ 目標を達成するために ~

メンタルトレーニングは理解できれば直ぐにできるものではなく、考え方、行動が変わるように日々練習が必要です。日常生活から考え方・行動を変えるトレーニングをしていきましょう。


前回に引き続き、『№1メンタルトレーニング』(西田文郎 著)から一部ご紹介します。

【クリアリング能力を身につける】

・競技スポーツの選手にとって、“忘れる”ことはきわめて重要な能力のひとつです。
・前の負け試合や試合中の失敗、ミス、また監督に怒られたイヤな気持ち・・・、そういう記憶は、私たちの脳を否定的にし、発揮能力を著しく低下させてしまうからです。できるだけ早く忘れて、気持ちを素早く切り替えることが必要です。
・否定的になりかけた脳を切り替えて、前向きに、イキイキと働く肯定的な脳にする。それがスポーツ選手には絶対必要なクリアリング能力です。
・忘れなければならないのは、失敗やミスだけではありません。意外に思えるかもしれませんが、成功も忘れてしまったほうがいいのです。
・成功の喜びも、それをヘタに引きずると、次の試合や次のプレーに好ましくない影響が出てきます。気が緩んで集中力がぐんと下がるのです。
・過去の失敗と過去の成功を忘れ、それらがつくり出す不安や心配、あるいは優越感、自信過剰をなくして、今だけに100%集中していく。それが無心ということです。
・心の雑音で一番厄介なのが、「どうせ」という思いです。“こんな練習はどうせムダだ”“こんな目標はどうせ達成できっこない”“自分にはどうせムリだ”そんな否定的な思いがどこかにあると、それが心理的限界になり、本気で努力できなくなってしまいます。スポーツ選手の能力を小さくしてしまう最大限のリスクは、この「どうせ」です。それがあると、どんなに素晴らしい可能性も活かされません。自分の未来を殺してしまう「自分殺しの言葉」です。
・1度や2度の失敗ですっかり弱気になり、「どうせダメだ」「どうせおれなんて」と思ってしまうような人も、赤ん坊時代には、何度転んでも立ち上がる旺盛なチャレンジ精神に満ちていたのです。なぜ私たちは、そういう強靭なチャレンジ精神をなくし、自分の可能性を信じられなくなってしまったのでしょうか。
・答えは難しくありません。赤ん坊には、まだ過去と呼べるほどのものがないのに対し、私たちには長い過去があるからです。どんな人も、そこには失敗や挫折の記憶がたくさんあるでしょう。人間の脳は、そういう過去の経験に照らし合わせて判断するので、「またダメだろう」「どうせムリだ」と思い込んでしまうのです。
・私たちが最強思考になり、自分の未来を信じきるには、そういう過去の記憶から脳を開放し、「どうせ」を消すことが必要です。

など


★スポーツアドミニストレーター(SA)からのアドバイス★

過去の経験から、自分の能力や限界を決めてしまう人は多いです。

過去にできなかったことは、次もできないと思ってしまったり、諦める気持ちを抱えてしまったりしやすいです。そのようなマイナスの枠組みを無意識につくってしまい、実際にできないように気持ちや体に影響が出てしまいます。できなかったという実績が増え、できないという考えがより強くなっていきます。

過去にできなかったことは本当に次もできないでしょうか?難しいことでしょうか?過去にできたかできなかったことを考えるよりも、できるようになりたいか、目標を叶えたいか自分の気持ちに問いかけて、その気持ちを満たすためにどのように取り組むのかを考えていく方がいいです。

過去に捉われないように変えていくのは難しいと感じる人も多くいます。突然変えることは難しいかもしれないので、少しずつ過去に捉われず、未来のために今何をするのか、今何ができるのかを考えて行動できる習慣をつけていきましょう。

スポーツだけでなく、自分の人生も自分が望む未来にしていくために、過去に捉われず、自分の可能性を信じて、今を大切に過ごして下さい。


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