関西大学 スポーツ振興グループ

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・KAISERSのメンタル強化講座 その13  ~ 目標を達成するために ~

KAISERSのみなさん、KAISERSファンのみなさんに関西大学の東体育館に置いているメンタルトレーニング関係の本から一部を紹介し、みなさんの目標達成に役立ててもらうための講座です。

ぜひ参考にして下さい。

<前回の「KAISERSのメンタル強化講座」>
KAISERSのメンタル強化講座 その12  ~ ワクワクできる目標を ~

メンタルトレーニングは理解できれば直ぐにできるものではなく、考え方、行動が変わるように日々練習が必要です。日常生活から考え方・行動を変えるトレーニングをしていきましょう。


前回に引き続き、『№1メンタルトレーニング』(西田文郎 著)から一部ご紹介します。

【詰める能力を高いレベルにする】

・目標の役目は、目的地をはっきりさせることです。もうひとつの役目は、そこに至るまでのプロセスを明らかにすることです。プロセスを欠いた目標は空想に過ぎません。逆にいえば、夢という空想的なものにプロセスを与えるのが明確な目標なのです。
・夢目標に対し、それを実現するためにクリアすべきハードルを「処理目標」といいます。
・本気になるには、処理目標が必要です。目標にたどりつくための処理目標によって、プロセスが明らかになり、それをこなすことで、「今、一歩一歩目標に近づいているぞ」と確信できるからこそワクワクできるし、本気にもなれるのです。
・処理目標を理解し、それを着実にこなしていく。それが「詰める能力」です。伸びる選手とそうでない選手の一番大きな違いは、この「詰める能力」の違いです。
・「いわれた以上」のことをするのは、自分に問いかける選手です。「自分に問いかける」選手と、それができない選手には大きな違いがひとつあります。マグレガーも述べていた「責任感」です。じつはこれが選手の「詰める能力(=伸びる能力)」のキーワードなのです。
・ここでいう責任は、「これは誰の責任だ」というような、終わった過去の結果に対する責任ではありません。未来に対する責任です。自分(チーム)の目標に対して、最善の努力をする責任と考えれば、わかりやすいでしょう。万一、目標を達成できなかったとしても、最善の努力は必ず人を大きく伸ばすものです。
・スポーツ選手に一番必要なもののひとつは、常に自分の責任を考える「自責の発想」です。だからこそ自主的に行動し、「いわれた以上」のことをする選手になれるのです。
・「味方がエラーするから気持ちよく投げられない」という投手は、エラーひとつで調子を狂わせてしまう自分のメンタルの弱点に気づけません。当然、その弱点を克服するには何が必要かも考えられなくなります。「自分の成績が伸びないのは監督が悪いからだ」と思っていれば、伸び悩んでいる真の原因を発見できず、それを解決する方法も考えられないでしょう。ですから優秀な選手は、必ず自責の発想でものごとに取り組んでいます。
など


★スポーツアドミニストレーター(SA)からのアドバイス★

自分自身の目標に対して、どう実現していくのか具体的な方法を段階的に考えていくことが目標を叶えるためにはとても重要なことです。具体的な方法を明確にしておくとPDCAサイクルを回すことも可能なので、目標に対して進んでいるのか、上手く進んでなければ何が原因で、どう改善するのか対策と日々の具体的な目標を修正しながら進めましょう。
段階的に具体的な目標を設定し、それを達成していくことで、成長を実感できます。自信にもつながり、練習やスポーツが楽しく感じられ、さらに頑張ろうというモチ―ベーションが上がり良い循環になります。

自分でコントロールできないことにイライラしたり、コントロールしようとするのはマイナス思考だとも言われています。他人の責任にすると、マイナスの感情が出る可能性が高く、自分自身で改善できることも見つからず、行き詰ってしまいます。「自分に今何ができるのか?」を常に考えるようにしていきましょう。



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