関西大学 スポーツ振興グループ

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・KAISERSのメンタル強化講座 その12 ~ ワクワクできる目標を ~

KAISERSのみなさん、KAISERSファンのみなさんに関西大学の東体育館に置いているメンタルトレーニング関係の本から一部を紹介し、みなさんの目標達成に役立ててもらうための講座です。

ぜひ参考にして下さい。

<前回の「KAISERSのメンタル強化講座」>
KAISERSのメンタル強化講座 その11~ 伸びる選手になるために ~

メンタルトレーニングは理解できれば直ぐにできるものではなく、考え方、行動が変わるように日々練習が必要です。日常生活から考え方・行動を変えるトレーニングをしていきましょう。


前回に引き続き、『№1メンタルトレーニング』(西田文郎 著)から一部ご紹介します。

【ワクワクできる目標を設定する】

・「優れた選手」の条件のひとつは、「ワクワク感」です。練習にも試合にも、ワクワク感を持って取り組んでいるのが優秀な選手です。
・“ワクワク”とは、心の状態をあらわす言葉です。喜びへの期待感で胸がときめく、その状態を「ワクワクする」といいます。
・脳が喜びへの期待感をいだいている。それで脳が肯定的になり、つらいことや苦しいことに対してもプラス思考になっている状態です。
・最高のプレーができたから、嬉しくてワクワクするのだと私たちは考えがちです。じつは、そうではありません。ベストパフォーマンスができたからワクワクするのでなく、ワクワクしていたからこそベストパフォーマンスが可能になったのです。
・脳が否定的になると、心理的にも、また生理的にも、体の動きにブレーキがかかります。恐怖や不安などのストレスが大きいほど、体は自由を失うのです。
・脳がワクワクし、肯定的になると、体の動きはスムーズです。その結果、練習で多くの成功を体験できるでしょう。その成果の積み重ねによって、イザ本番でも理想のイメージが簡単に浮かぶようになり、その通りに体が動くのです。
・伸びる選手の脳は、練習中もワクワクし、練習を楽しんでいます。だから厳しい練習にも耐えられるし、苦しい練習にも進んで取り組もうとします。
・人がワクワクするのは、これから起こることに対してだということです。過去や現在に対しては、あまりワクワクしません。つまり、ワクワクとは喜びの予感です。
・私たちをワクワクさせ、脳を肯定的にする秘訣は「未来の目標」です。ワクワクする目標があること。「優れた選手」「優秀なチーム」の第一の条件はそれです。

など


★スポーツアドミニストレーター(SA)からのアドバイス★

みなさんにとって、目標を達成することで、得られるものはなんでしょうか?

自分自身にとって、勝つことや力を出し切ることに意味があり、目標を達成することにも意味があり大切であれば、苦しい練習にも頑張れると思います。試合中も「勝たないといけない」ではなく「勝ちたい」という思考になります。

だから、目標の設定とその先にある目的を明確にしていくことがとても重要です。自分自身の目的が明確になると、大切にしている自分の価値観も明確になり、日々の練習や日常生活の充実感が変わってきます。就職活動やキャリアにおいても有効です。

厳しい練習や、トレーニングは誰でも嫌だと思います。でも、目標を達成することで、大きな喜びが得られたり、達成感などが得られるなど、自分自身にとって意味のある目標のためであれば、嫌なことでもやりたいって気持ちにもなれると思います。

どうして、その競技をしているのか、目標を達成したその先に何が得られるのかなど自分自身の考えや価値観を明確にしていきましょう。


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