【アイスホッケー】関西学生リーグで12年連続27回目の優勝！三浦主将「僕たちが歴史を塗り替える」
関西学生アイスホッケーリーグのプレーオフ最終戦が16日、尼崎スポーツの森アイスアリーナで行われ、本学アイスホッケー部は同志社大学と対戦し、5−3の逆転勝ちで12年連続27回目の優勝を全勝で決めました。
試合後に行われた閉会式では、三浦詰平主将が最優秀選手賞（MVP）に選ばれ、最多得点賞、最多アシスト賞、最多ポイント賞、そしてベスト6にも選出され、五冠を達成しました。また、ベスト6には三浦主将のほかに石田龍之進（経済学部2年）、高井優希（社会学部3年）、ロウラー和輝（商学部3年）、そして最優秀新人賞を獲得した佐々木隆弥（総合情報学部1年）の5選手が関西大学から選ばれました。
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「序盤から関大らしいホッケーである守りを意識して足を動かした激しいボディーチェックコンタクトを含めたプレーというものが序盤からなかなか出来なかった」と第一声で反省を口にした三浦主将。「決勝（最終戦）ということで独特な雰囲気に飲み込まれてしまった」。
今シーズンのテーマである守りから流れを作って攻撃を仕掛けたかった関西大学でしたが、第1ピリオドによもやの3失点。9分36秒に先制点を許すと、一度は同点に追いついた関西大学でしたが、「バタバタして気持ちばかりが焦って、（選手が）守るべきポジションがちょっとずれていた」と鈴木宣夫監督。16分29秒にペナルティをもらって数的不利になるキルプレーを許すと、その間に立て続けに2失点を喫して1−3と同志社大学に引き離されました。
数的不利な状況をいかにしのいで無失点で切り抜けるか。この確率を上げることが今のチームが全日本インカレで優勝するために必要であると考える鈴木監督は、具体的な数字を挙げながらこう説明しました。
「今年のチームは反則で一人選手が少なくなるペナルティー・キリングで（無失点で終わる確率は）77％くらいなんですよ。これは今までにないんです。一つのデータとして、優勝するためにはどんな大会でもペナルティー・キリングは88％から90％で、（数的有利な）パワープレー（で得点できる確率）は３回に１回で33％。これを達成できればどんな大会でも優勝できる。パワープレーは45％くらいあるんですが、ペナルティー・キリングが77％でこれではちょっと・・・。ここを改善していかないと全国大会では厳しい」
関西で負ける訳にはいかない関西大学は、第2ピリオドから逆襲開始。13分59秒、三浦主将が放ったシュートを相手ゴーリーが弾き、そのパックを國塚李久（人間健康学部3年）が押し込んで同点に追いつくと、その2分後には瀧本風斗（総合情報学部3年）が相手ゴールを回り込んで角度のない位置から技ありの逆転ゴールを決めて4−3と逆転に成功。第3ピリオド11分57秒には、パワープレーから最多得点賞を獲得した三浦主将がダメ押しのゴールを決めて勝負を決めました。
「正直、僕たちにとっては負け試合と言っていいほど内容は悪い試合だった」と逆転勝利にも厳しい目で試合を振り返った三浦主将。それでも「（最終戦を）勝利で優勝を収められたことは率直に嬉しい」と12連覇達成と自身の五冠達成に笑顔も見せていました。
関西大学は、関西学生王者として12月6日から3日間、西東京市のダイドードリンコアイスアリーナで行われる全日本アイスホッケー選手権に出場し、6日午後7時から行われる1回戦でプロチームのひがし北海道クレインズと対戦します。そして、12月25日に北海道・釧路市で開幕する全日本学生アイスホッケー選手権（全日本インカレ）で初優勝を狙います。
「全日本選手権はプロが相手なのでなかなか勝利するのは難しいかもしれないが、それでも僕たちは貪欲に勝利目指して、ジャイアント・キリングをしに行きたいなと思う」と三浦主将。「全日本インカレでは、僕たちは優勝を目指しているので、まだまだ関西勢で優勝したチームはどこにもなくて、僕たち関西大学の（2013年大会で）準優勝が一番いい成績なので、僕たちが歴史を塗り替えたいなと思う」。
＜五冠を達成した三浦主将のインタビュー動画を下記にて公開中！＞
関西学生リーグで12年連続27回目の優勝を果たした本学アイスホッケー部
最優秀選手賞など五冠を達成した三浦主将（関大スポーツ編集局提供）
得点が決まり喜ぶ関西大学選手たち（関大スポーツ編集局提供）
【動画】五冠を達成した三浦主将インタビュー
http://www.kansai-u.ac.jp/sports/media/IMG_MIIG2432.MOV
