2025年度 夏期イギリス研修 前半
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【7月29日(火)】
朝早くからたくさんの保護者の方々に見送られ、伊丹空港を出発しました。羽田空港での国際線への乗り継ぎもスムーズにすみ、14時間のフライトを経て、ロンドンのヒースロー空港に到着しました。長時間フライトの後にも関わらず、全員、これからが楽しみで仕方ない様子が伝わってきました。

現地はあいにくの雨模様でした。空港から学校まではさらにバスで2時間の道のりでしたが、心配していた夕方の渋滞にも引っ掛かることなく、スムーズに翌日からお世話になるCheltenham College Prep Schoolに到着しました。生徒たちは、初めて会うホストファミリーに緊張した様子でしたが、それぞれが簡単に自己紹介を行い、ホストファミリーと記念写真を撮り、いよいよホームステイが始まりました。
【7月30日(水)】
2日目は朝8時30分にCheltenham Cpllege Prep Schoolに集まりました。生徒たちにホームステイ初日の様子を尋ねると、ホストファミリーのことや夕食、ペットなどの話をしてくれました。
そして、いよいよ授業の始まりです。最初は、今回の授業を担当していただくLiane先生の紹介と、イギリスについてのオリエンテーションでした。イギリスの地図を見ながら、今いる町の位置を確認したり、イギリスのコインを実際に見ながら、お金の単位や数え方について学びました。午後に訪れるグロスター大聖堂(Gloucester Cathedral)や日本でお馴染みのピーターラビットについてのお話もありました。

午後からはバスに乗り、まず午前中に学習した場所を訪れ、そのあとは市内オリエンテーションでした。最初に向かったのは、グロスター大聖堂です。ここは映画Harry Potterのロケ地になった場所で、多くの観光客がいました。実際にHarry Potterが撮影された場所でたくさんの写真を撮り、Liane先生が細かく映画のシーンを説明してくれました。そのあとは、チェルトナム市内の市庁舎やインペリアル・ガーデンなどを歩いて回りました。天候にも恵まれ、町の至る所にあるフラワーバスケットがとても綺麗でした。最後は、イギリス内でのベストショッピングストリートにもランクインされたメインストリート「プロムナード」や「ハイストリート」を散策しました。 それぞれ、お気に入りのお土産を手に、楽しい時間を過ごしたようです。

【7月31日(木)】
3日目から、同年代のイギリス人学生3名が、クラスアシスタントとして授業に加わってくれました。同年代のイギリス人と話す機会が増えて、授業も更に楽しそうでした。会話練習の相手だけではなく、スピーチのフィールドワーク、原稿作成、発表練習までサポートしてくれます。この日は、自分のスピーチテーマと、フィールドワーク先でどんな質問ができるかを一緒に考えました。

午後は、イギリス人学生を招いて、ディスカッションとスポーツ交流会を行いました。全員1対1、または2対2だったので、生徒たちは頭をフル回転させて質問をしていました。同世代ということもあり、すぐに打ち解け、盛り上がっていました。
ディスカッションのあとは、スポーツ交流を行いました。一緒にスポーツやゲームを楽しみながら、知らず知らずのうちに実践的な英会話の練習を行うことが目的です。イギリス人リーダーの生徒が仕切ってくれ、日本・イギリスの混合で4チームに分かれて、「スプーンレース」「2人3脚」「ドッジビー」「ベンチボール」「綱引き」などで交流を行いました。休憩の合間にも、ボールを出してきて一緒にバスケットボールをするなど、とても有意義な時間が過ごせました。


【8月1日(金)】
4日目の午前中は、本研修のメインとなる最終日のスピーチに向けたフィールドワークでした。「Afternoon Tea」「Tea Culture」「English Gardens」「Table Manner」「Food Culture」「Health Care」「Pet」「Preschool Education」「Supermarkets」「F1」など、日本を出発前に各自で設定したテーマに基づいて、関連施設を訪問したり、店員さんにインタビューをしたりしました。本場のアフタヌーンティーのボリュームに圧倒されたり、医療システムの違いを知ったりと、それぞれ実りのある時間が過ごせたようです。


午後は、午前のスピーチでの内容をまとめたあと、ドラマ・レッスンに取り組みました。日本ではあまり馴染みのない授業かもしれませんが、イギリスの小・中学校では1つの授業科目として教えられています。全身を使って何かを表現したり、言葉を一切発さずに顔の表情と体の動きでストーリーを伝えるなど、自己表現の練習にもなります。コッツウォルズ地方にはシェイクスピアの生家もあり、お芝居の国イギリスを文化的に感じつつ、言葉に頼らないコミュニケーション方法について学ぶ時間になりました。

【8月2日(土)】
5日目は、2回目のフィールドワークを行いました。前日とは違うフィールドワーク先を訪れ、違った発見がたくさんあったようです。Tea Cultureグループは、実際に紅茶のテイスティングをし、Food Cultureグループは、英国の先生に教えてもらいながら、伝統的なお菓子のショートブレッドを作らせてもらいました。Health Careグループは、チェルトナムにある薬局で薬剤師さんにインタビューをしたり、実際に総合病院にも行ってみました。
午前中、早めにフィールドワークが終わったグループは、学校の近くにあるBath Roadを散策しました。Bath Roadは、地元の商店街です。スーパーやカフェのほか、たくさんのチャリティショップがあります。可愛い雑貨がお手頃な値段で売っているので、ここで日本へのお土産を買う生徒もいました。

この日の午後からは、各々がホストファミリーと自由に過ごすFamily Dayです。思い出に残る時間を過ごしてほしいと思います。



