2025年6月26日（木）、高等部1年生160名を対象に、企業や団体が実社会でどのように社会課題の解決に取り組んでいるのかを学ぶ特別授業「SDGsフォーラム」を実施しました。当日は18の企業・団体から総勢約42名の方々にご協力いただき、生徒たちは、実際の現場で持続可能な社会づくりに挑む取り組みを、直接聞くことができました。

　生徒は事前に各団体の活動内容を調べたうえで、興味のある団体を2つ選択。各セッション（50分）は、企業・団体によるSDGsに関する活動紹介、質疑応答、共創アイディアの発表で構成されており、少人数での活動を通して一方通行ではない学びが生まれました。普段の授業とは異なるリアルな話に触れることで、生徒の表情は真剣そのもので、熱心にメモを取りながら質問をする姿が多く見られました。

　さらに、生徒たちは各セッションの後半に、グループで協力して考えた「SDGs 達成に向けた共創アイディア」を発表。高校生としての強みや、日常生活での気づき、学校生活での課題意識をもとに提案したアイディアに対して、企業・団体の方々からは温かい講評をいただきました。こうしたやりとりを通じて、自分の意見を社会に向けて発信、提案する力を生徒たちは身につけていきます。積極的に発言し、自分の価値観や興味を言葉にして伝える生徒もいれば、まだまだうまく言葉に出して表現できない生徒もいます。しかしそのような中でも、SDGsや社会課題を"遠い世界の話"ではなく"自分ごと"として捉え、身近なところからできることを考えようとする姿勢が、多くの場面で見られました。

　この学びをきっかけに、生徒たちは今後、自分の興味関心に基づいてゼミを選択し、課題研究のテーマを設定していきます。今回の出会いや学びが、生徒達の探究の一歩目となり、より深い学びへとつながっていくことを期待しています。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

＜企業・団体名＞※五十音順

関連するSDGsの目標（テーマ）

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

＜一般財団法人大阪男女いきいき財団＞

＜大阪菅公学生服株式会社＞＜エイブルアート・カンパニー＞

＜大塚製薬株式会社＞

＜株式会社カネカ＞

＜株式会社JTB＞

＜株式会社島津製作所＞

＜株式会社新興出版社啓林館＞

＜株式会社SCREENホールディングス＞

＜株式会社竹中工務店＞

＜株式会社たまゆら＞

＜株式会社日本旅行＞

＜株式会社LIXIL＞

＜関西電力株式会社＞

＜近畿日本ツーリスト株式会社＞

＜国際ボランティアNGO NICE＞

＜野村證券株式会社＞

＜阪急阪神ホールディングス株式会社＞