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平成26年度 文部科学省 指定 スーパーグローバルハイスクール 最新情報 平成26年度 文部科学省 指定 スーパーグローバルハイスクール 最新情報

ウアイヌコロ会議に参加しました

 1月10日から12日にかけて、北海道白老郡にあるウポポイ(民族共生象徴空間)で行われたウアイヌコロ会議に本校から生徒4名が参加しました。「ウアイヌコロ」はアイヌ語で「尊敬し合う」という意味です。全国から14校、78名の高校生がウポポイに集まり「共生社会」についてディスカッションし、それぞれの役割について考えました。
 一日目は探究学習プログラムが行われ、グループに分かれウポポイでアイヌ文化について学習しました。生徒たちにとって、単に文化を学ぶだけでなく、「共生」というテーマについて具体的なイメージを持つきっかけになったようです。会ったばかりの高校生たちが、緊張しながらも、積極的に交流しながら活動する中で、次第にお互いを理解し合う姿が印象的でした。

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 二日目はウアイヌコロ会議が行われました。北海道の高校生たちが考える「共生社会」の取り組みや、他国の先住民族の事例についての発表が行われました。その後、参加企業の分科会に分かれて各企業の取り組み発表が行われ、「共生」をテーマとした各企業の課題についてアイディアを出し合いました。他校の生徒の視点や意見を真剣に聞きながら、本校の生徒たちも自分の意見をしっかりと伝える姿が見られました。日常生活の中での小さな無意識の偏見が、共生社会の構築において大きな障がいになるという認識を共有しながら、アイディアをブラッシュアップするディスカッションが展開されました。

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 最終日の三日目は、北海道ボールパークFビレッジのKUBOTA AGRI FRONTで農業シミュレーションゲームAGRI QUESTを体験しました。グループで相手のことを考えながら意見を主張したり、受け入れたり、多様な視点で自分たちの役割を考える機会となりました。

 三日間のプログラムを通じて、さまざまな地域、多様な背景を持つ全国の高校生たちが交流し、自分たちの生活や文化、考えの違いや共通点を見つけ、お互いの理解を深めていきました。その中でたくさんの気づきや学びがあったと思います。今後、生徒たちが学んだことをどのように学校生活や地域社会に活かしていくのか、とても楽しみです。

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