2024年02月07日
お知らせ
2024年1月29日、関西大学と社会福祉法人 大阪市障害者福祉・スポーツ協会は、相互の人的、知的資源の交流と物的資源の活用により、SDGsの取り組みについて一層の推進を図ることを目的とした「関西大学SDGsパートナー制度」のパートナーとして登録することに合意しました。
■ SDGsに関する連携事業(予定)
1) 関西大学との催しの協業
関西大学と、長居・舞洲双方にゆかりのあるパラアスリート、パラスポーツ関係者らによる講演会、シンポジウム、パラスポーツ体験会などの開催を目指します。
2) ボランティアの育成=活動の場の提供
2003 年から続ける「国際親善車いすバスケットボール大阪大会」は今年度(2024 年2 月)の大会が第20 回です。私たちの協会は主催・主管団体で、スポーツ振興室が大会事務局として、大会運営全般を担っており、関西大学の学生にボランティアとして活躍の機会が提供可能です。
大阪市障害者福祉・スポーツ協会のSDGs推進に係る取組概要
私たちの協会は、1977(昭和52)年の設立以来、幅広い分野で障がい者の自立と社会参加を促進するための支援に取り組んでいます。現在は、障がい者のスポーツ振興、更生療育センターの運営、障がい者の就労支援の施設・事業の管理・運営、障がい者の相談支援などの事業という4分野の事業を展開しています。
スポーツ振興は「障がい者スポーツ振興部」が担当し、スポーツ振興室、長居障がい者スポーツセンター(SC)、舞洲障がい者SC(愛称「アミティ舞洲」)の3部署を置き、大阪市からの指定管理を受けて、運営しています。部の基本方針として、「障がいのある誰もが、いつ一人で来館してもスタッフや仲間がいて、安心していろいろなスポーツを楽しむことができる」を掲げています。
スポーツ振興室は、障がい者の国民体育大会にあたる「全国障害者スポーツ大会」の大阪市代表選手団の選考と派遣▽パラスポーツ指導員の養成・研修▽障がい者を対象としたスキー教室の開催(今年度で第50回)▽国際親善車いすバスケットボール大阪大会の主催・主管(今年度が第20回)▽地域の学校や自治体、福祉施設等と連携しての地域振興などを担当しています。
長居SCは1974(昭和49)年5月、日本で初めての「障がい者専用」のスポーツ施設として開設されました。舞洲SCは1997(平成9)年10月の設立で、パラリンピック競技「ボッチャ」のナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設にも指定されています。これまでに、パラリンピック、デフリンピックの日本代表の選手やメダリスト、スタッフらを多数輩出する傍ら、障がいのある人の「生涯スポーツ」の場としての役割も同時に果たしてきました。
例えば、パラ陸上、パラ水泳、パラバドミントンといった競技の日本選手権は、長居SCでの活動や大会がルーツになっています。また、「障害者サッカー」7競技のうち、選手に重度障がい者が多い電動車いすサッカーも、長居SCが発祥地です。今年度には、「スポーツとSDGs」をテーマに、国際パラリンピック委員会(IPC)のマセソン美季理事(長野パラリンピック金メダリスト)によるオンラインのSDGs講演会を開きました。また、近年は、コロナ禍で外出できなかった時などに、オンラインでのヨガ・体操教室を開いたほか、障害の有無に関係なく参加できるスポーツ関連事業も続けるなど、「だれも取り残さない」事業開発に努めています。
大阪市障害者福祉・スポーツ協会
■関西大学SDGsパートナー登録状況
2024年1月登録団体
登録団体 一覧