ふくらみのある正義概念と実効性のあるケア概念の構築に向けた倫理学研究

  • 1. 貧困をなくそう
  • 5. ジェンダー平等を実現しよう
  • 10. 人や国の不平等をなくそう
  • 12. つくる責任つかう責任
  • 13. 気候変動に具体的な対策を

用途・応用分野

多種多様な17の目標を包括するSDGsは、ともすれば特定の目標だけを追求する研究に限定されたり、それらの目標を包括するパラダイムが⾒失われたりするしかたで受け取られやすい。文学部品川哲彦教授が進めている標記の研究は、諸目標の相互連関性とひとつのパラダイムが構築されるべき必要性の確認に寄与する。

概要

環境保護と経済成⻑の両⽴という従来の課題を、SDGsは、経済のグローバリゼーションがもたらす格差の是正や社会的弱者への配慮を含むまでに拡⼤し、社会全般の構造改⾰を⽰唆している。自然に過重な負荷をかける経済活動によって得られた富を所有する権利やそれを支える正義の概念についても再検討が加えられるべきである。標記の研究は、権利と正義を基底とする倫理理論に異議を申し立てる二つの倫理理論、すなわち、誰もが傷つきやすいケアされるべき存在であると指摘し、「誰⼀⼈取り残さない」を目標とするケアの倫理、地球全体規模の環境破壊を阻んで未来世代を存続せしめる現在世代の責任を説いたヨナスの責任原理を研究するとともに、異議申し⽴てに対する正義論内部の反応を研究することで、SDGsの理論的な基礎づけに寄与するものである。

文学部品川哲彦教授のウェブサイトはこちら
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関連するニュース・イベント

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関連サイト

品川哲彦のウェブサイト,http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~tsina/
  • Japan. Committed to SDGs
  • SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS
  • 関西大学 関大研究力 研究まとめサイト
  • 関西大学 環境保全
  • 学生によるSDGsの取り組み

関西大学SDGsの取り組みに関する
お問い合わせ先

関西大学 KANDAI for SDGs推進プロジェクト事務局(学長課)
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
TEL 06-6368-1121(大代表)

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