概要
政策創造学部 河﨑信樹 教授はトランプ政権期におけるアメリカの援助政策に関する研究をしている。国際援助はアメリカの国益に資さないと考えるトランプ政権は、その金額の削減を常に追求してきた。しかし予算を決定する権限を持つ連邦議会の反対によって、その意図を達成することはできなかった。ゆえにトランプ政権は、連邦議会の予算編成おいて実施が要求されているにも関わらず、自身の政治的な意図を優先し、国際援助の停止と再開を恣意的に繰り返した。このことはアメリカの援助政策を実施する組織に混乱と停滞を招くとともに、被援助国側においても大きな負担となった。そしてSDGsのゴール達成に対しても悪影響を与えるものであった。
