概要
商学部 西岡健一 教授は製造業のサービス化戦略に関する研究をしている。ビジネスのサービス化が進展することで、製造業においてもサービスに関する関心が高まっている。従来、製品に付帯するサービスへの注力を行っているメーカーが多いが、ビジネスモデル自体をサービス化する取組みが注目を浴びている。
製造業のサービス化戦略は、そもそも製造業のビジネスドメインを、製品の取引を主体としたものからサービスプロパイダーへと変える取組みである。そしてその議論の出発点は、大量生産に伴う社会へのインパクを下げることにあり、例えばレンタルやリースなど共有サービスの発展が、社会環境への影響を低減させることにあった。本研究では、情報通信技術の活用により、製造業のサービス化が進展する要因と戦略について検討している。