政治的・経済的制度が経済発展に及ぼす効果に関する研究

  • 1. 貧困をなくそう
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概要

経済学部 岡田啓介 准教授は政治的・経済的制度が経済発展に及ぼす効果に関する研究をしている。制度とは慣習や法、政治体制、社会への信頼など多岐にわたる。このような制度は市場の役割を補完するものとして機能しており、制度の質の改善が円滑な経済活動、ひいては経済成長につながると考えられている。例えば、政治家や官僚の汚職は社会の制度の質を規定する一つの要因であるが、多くの失敗国家では汚職が蔓延しており劣悪な社会制度が経済発展を阻害している。

これまで制度的要因が経済発展に及ぼす影響について多くの研究を行ってきたが、政治体制に関しては、(a)民主化することで政府が軍事支出から医療健康支出に支出構成を変更すること(注1)や、(b)民主的な政治体制は貧困層の健康水準を改善する効果をもつこと(注2)を研究成果として発表している。その他の研究に関しては、researchmapをご参照ください。

(注1Kotera, Go and Okada, Keisuke (2017) How does democratization affect the composition of government expenditure? Journal of Economic Behavior and Organization 137, 145-159.

(注2Okada, Keisuke (2018) Health and political regimes: Evidence from quantile regression. Economic Systems, 42 (2), 307-319.

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