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2026/03/05
レポート 考動力
笑いの中にビジネスのヒントが?桂三幸さんに学ぶ「大喜利」ワークショップ 開催レポート
2026年2月17日、関西大学梅田キャンパス(KANDAI Me RISE)にて、『思考の枠を外す 「大喜利」ワークショップ~プロの落語家から学ぶ、ビジネスに効く「発想の転換力」~』を開催しました。
講師にお迎えしたのは、吉本興業所属の落語家であり、関西大学で「ユーモアコミュニケーション論」の講義も担当されている桂 三幸(かつら さんこう)さん。
一見、ビジネスとは無縁に思える「大喜利」ですが、実はそこには固定観念を壊す「多角的な視点」や相手を納得させる「言語化能力」がぎゅっと凝縮されています。笑いの中に隠された論理的思考を体感しながら、参加者の皆さんの発想力をアップデートする、刺激たっぷりの90分となりました。

思考をほぐす「言葉の組み合わせ」の妙
ワークショップの冒頭は、頭の準備運動からスタート。まずは「面白い言葉」と「かっこいい言葉」をそれぞれ書き出し、それらを自由に組み合わせて新しい名前を作るワークを行いました。三幸さんいわく、活躍している芸人のコンビ名や芸名の多くは、こうした「相反する要素の組み合わせ」で成り立っているのだそう。バラバラな事象から共通点を見つけ出し、新しい価値を生む。そんなビジネスにも通じる「アナロジー思考」の基礎を、遊び心たっぷりに学ぶことができました。
「擬人化」と「すり替え」で、日常をエンタメに!
中盤では、プロが実際に出した回答を例に、具体的な発想法を伝授していただきました。
たとえば「医者が合コンで使っていそうなジョークとは?」というお題。これに対し、事象を「擬人化」したり、設定を別のものに「すり替え」たりといった、プロの技を実践形式で習得していきます。
最初は「面白いことを言わなきゃ......」と身構えていた参加者の皆さんも、三幸さんの軽妙なリードに引き込まれ、いつの間にかリラックス。論理的に笑いを作るプロセスを楽しみながら、柔軟にペンを走らせる姿が印象的でした。

大喜利は、究極の「チームプレー」
講義の締めくくりに、三幸さんが伝えてくれたのは「大喜利は決して一人で行うものではなく、チームプレーである」という本質的なメッセージでした。
出題者の意図を汲み取り、前の人の回答を活かしながら場の空気を作っていく。これはビジネスにおける会議や商談のアイスブレイク、さらには組織内のコミュニケーションと全く同じ構造です。
「大喜利力」を鍛えることは、単に面白いことを言うためではなく、周囲との調和の中でクリエイティブな解を導き出すための強力な武器になる。そんな気づきと共に、イベントは幕を閉じました。

参加者の声
- 笑いの作り方を学ぶ機会はなかなかないので、非常にためになった。新しい発見があった
- 実践ワークがあったので面白かった。回答を発表するには少し勇気が必要だったが、良い経験になった
- 大喜利の具体的なやり方や「あるある」を言語化して学べたことで、思考の整理ができた
- 普段の仕事では使わない脳の部分を使った感覚でした
本セミナーは、日常の何気ない風景を多角的な視点で見つめ直し、ビジネスに必要な「発想の転換力」をユーモアとともに磨き上げる、貴重な学びの場となりました。