プログラム


関西大学ソーシャル・コミュニケーションリーダー(SCL)養成講座 第8期
大好評につき、関西大学梅田キャンパス社会人向け講座『ソーシャル・コミュニケーションリーダー(SCL)養成講座 第8期』を開催します。
ソーシャル・コミュニケーションリーダー(SCL)養成講座とは
企業の会議、学校やワークショップなどの学びの場、専門家同士の知的な対話の場など、さまざまなコミュニケーションの現場で、一人ひとりの多様性を活かす環境をデザインし、ファシリテートできる人材を育成することを目的としています。
各分野の専門家によるリレー形式で進行します。理論と実践、科学とアートの枠を超えた学びを通じて、多様なフィールドで越境的・横断的に活躍する力を養います。
本講座は、多様な講師陣・受講者とともに行う協働作業で、未知の課題に直面した際にも柔軟に対応できる体力・マインドセットが醸成されるよう、デザインされています。
ソーシャル・コミュニケーションリーダーとは
社会における多様なコミュニケーションの場面で、コミュニケーションの環境をデザインし、支援し、ファシリテートすることのできる人材のことで、コミュニケーションデザインとは、コミュニケーションを「属人的なスキル」だけでなく「環境」も含めて捉える考え方です。
コミュニケーションの場での課題解決には、場を俯瞰し、捉え直すことが必要になります。そして、場の分析をした後に「ハード面のデザイン」「ルール設計」など、環境のデザインを行います。
こんな方におすすめ
- 理論と実践を両輪として学びたい方
- 科学とアートとビジネスを交差して学びたい方
- 多様なバックグラウンドをもったひとと学びたい方
開催概要
講師 | 蓮行(劇団衛星 代表/京都大学経営管理大学院特定准教授)など複数名 |
開催日時 |
2025年10月4日(土)~11月15日(土)10時~18時【6日間】 ※オープン講座(補講)11月16日(日) |
会場 | 関西大学梅田キャンパス KANDAI Me RISE(大阪市北区鶴野町1-5) |
定員 | 20名 |
受講料 |
一般:66,000円(税込) 早期割引:55,000円(税込)※7月31日(木)までのお申し込み 学割(先着3名,25歳以下の学生を対象とします):33,000円(税込) ※SCL関西第8期・SCD京都第2期 連続受講コース:220,000円(税込)※7月31日(木)までのお申し込み |
姉妹講座との連続受講コースも!
姉妹講座である「京都大学ソーシャル・コミュニケーションデザイナー(SCD)養成講座(京都第2期)」とあわせて連続受講いただく方には、特別価格でご案内をいたします。
詳細はこちらの連続受講特設サイトからご覧ください。
※「お申し込みはこちら」のURLから、開催スケジュールや講師の詳細が確認いただけます。
講師プロフィール
蓮行(れんぎょう)
劇作家、演出家、俳優、劇団衛星代表/京都大学経営管理大学院 特定准教授
専門は演劇教育、コミュニケーションデザイン。「小劇場での演劇でしか絶対に表現できない舞台表現」を極めるべく、1995年に劇団衛星を設立。京都を拠点に、既存のホールのみならず、寺社仏閣・教会・廃工場等「劇場ではない場所」で公演を数多く行い、茶道劇「珠光の庵」や裁判劇「大陪審」などの代表作を全国で上演する。同時に、演劇の持つ社会教育力に着目し、そのポテンシャルを利用したワークショップ事業を多く手がける。並行して研究活動に取り組み「演劇のないところに演劇を送り込む」活動を幅広く展開している。 2023年度京都大学経営管理大学院ベストティーチャー賞受賞。
[著書] 蓮行,平田オリザ「演劇コミュニケーション学」日本文教出版,2016年 / 平田オリザ,蓮行「コミュニケーション力を引き出す:演劇ワークショップのすすめ」PHP新書,2009年 /谷口忠大 ,石川 竜一郎, 中川 智皓, 蓮行, 井之上 直也, 末長 英里子, 益井 博史 (担当:分担執筆, 範囲:第4章 演劇ワークショップ──ロールプレイの空間を創る)「コミュニケーション場のメカニズムデザイン」 慶應義塾大学出版会, 2021年
いいむろ なおき
マイム俳優/演出家/振付家
パリ・マルセル・マルソー国際マイム学院卒業。ニデルメイエ国立音楽院コンテンポラリーダンス科最上級クラス首席卒業。 関西を拠点に国内外で舞台出演、マイム指導・演出等幅広く活動中。 いいむろなおきマイムカンパニー主宰。京都で無期限ロングラン公演を続けるノンバーバルシアター「ギア-GEAR-」マイムパート出演中。 東京2020パラリンピック開会式出演。
岡田 浩(おかだ ひろし)
和歌山県立医科大学薬学部 社会薬局薬学講座 教授
教育学部卒業後、小・中学校講師を経て、2005年 40歳で薬剤師免許取得。 薬局に薬剤師として勤務しながら、2011年 国内初の薬局で薬剤師が糖尿病患者へ健康的な生活習慣への改善支援を行うランダム化比較試験COMPASS研究を実施した。 その後も、薬局を起点にした地域の生活者への健康支援活動を実施している。2016年 カナダ アルバータ大学 EPICOREセンター、2019年 京都大学医学研究科社会健康医学系(School of Public Health)を経て、 2023年 和歌山県立医科大学 薬学部 教授。社会健康医学博士(DrPH)
奥野 美里(おくの みさと)
ファシリテーター/グラフィッカー
生涯学習財団認定ワークショップ・デザイナー(マスター)、修士(ソーシャル・イノベーション)。 グラフィック・ファシリテーションを中心に、まちづくりや組織開発、オープンイノベーションなど、異なる背景を持つ人々が対話する場、共創のプロセスを、可視化を活かしてサポートしている。最近の関心は、対人援助や1on1、チームMTGなど身近な場でのグラフィック・ファシリテーションの活用。「受け止められたという実感」「共同注意・共同生成」に着目。エンパワメントと自己決定、共創・協働のための手法としての確立を目指している。また、模造紙とペンをもってまちに出て、通りがかりの人と対話を試みる「見えるまちかど対話」を実践。共著に「描いて場をつくるグラフィック・レコーディング 2人から100人までの対話実践」(学芸出版)がある。
城下 英行(しろした ひでゆき)
関西大学大学院社会安全研究科・社会安全学部 准教授
専門分野は防災教育、防災学習論。 専門分野は防災教育、防災学習論。知識・技術の一方向の伝達という防災教育観の問題点について防災と学びの両側面から検討し、そうした防災教育観をも包摂する、より拡大された防災教育のあり方について模索している。現在は、本物の防災活動に参加することそのものを防災のまなびと捉え、そうしたまなびの機会へのアクセスの提供が防災教育であるという立場に立ち、実践的な研究に取り組んでいる。また、諸外国における防災活動の中から防災のまなびを発見するための国際的な研究も行っている。
[著書]
城下英行(2022)「COVID-19が学校に与えた影響」、関西大学社会安全学部(編)『検証 COVID-19災害』、ミネルヴァ書房。
[論文]
城下英行・藤野華世 (2023)「生活の中の防災を発見する防災教育ー泉大津市におけるワークショップー」、『なにわ大阪研究』、第5号、pp.1-15 Hideyuki Shiroshita, Ravindra Jayaratne, Kaori Kitagawa(2024) Integrating communities' perspectives in understanding disaster risk, Natural Hazards, Volume 120, pp.8263-8282, https://doi.org/10.1007/s11069-024-06452-0
丸本 瑞葉(まるもと みずは)
株式会社SciEmo 代表取締役 / CEO
関西大学商学部卒、京都大学経営管理大学院修了。メーカーにてITソリューションの企画開発やM&Aなどの事業開発に従事。京都大学で新規事業創出方法論を専門に研究し、感情を重視した新規事業創出方法論を開発する。MBA取得後、株式会社SciEmoを設立。新規事業創出サポート、ブランディング、新規事業ワークショップをサービス提供しながら、自社でもクローズドSNSサービスやITソリューション・プロダクトを新規開発・販売している。
水越 伸(みずこし しん)
関西大学 社会学部メディア専攻 教授
1963年生まれ。筑波大学比較文化学類卒業。東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。 東京大学大学院情報学環教授を経て、関西大学社会学部メディア専攻教授。 メディア論、メディア・リテラシーに取り組む。 著書に『メディアの生成:アメリカ・ラジオの動態史』『改訂版 21世紀メディア論』『メディア・ビオトープ:メディアの生態系をデザインする』など。 (財)INSTeMサブディレクター、バイリンガルの独立雑誌『5:Designing Media Ecology』編集長。
注意事項
- 必ずご参加者様ご自身での事前申し込みをお願いいたします。
- 1名で複数のお申し込みはご遠慮ください。
- お席が限られているため、ご都合が悪くなられてキャンセルされる場合は、事前にご連絡をお願いいたします。
- ご都合が悪くなられた場合などで代理の方が参加される場合も事前にご連絡願います。
運営:ACCD大学コンソーシアム