関西大学
社会的信頼システム創生センター長
与謝野有紀
リサーチアトリエ設立の趣旨
社会的信頼システム創生センター(STEP)では、関西大学社会連携部と協力しながら、天神橋筋3丁目商店街内に、地域研究、社会連携の両者の機能をもった「関西大学リサーチアトリエ」を構築することになりました。本事業は、平成22年度文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」として採択された研究プロジェクト構想を基礎として、計画、展開されるものです。
STEP: Research center for Social Trust and Empowerment Process.
STEPは、
- (1)「社会的信頼が持続するような社会システム設計の学際的研究
及びこのような社会システム創生への実践を推進する」 - (2)「研究と実践を通じ、社会問題を軽減・解消し、社会発展を促進する」
の2点を主軸として活動する研究機関です。
リサーチアトリエは、STEPが上記活動を展開するための重要な地域拠点であり、「大学と地域」、「大学と企業」、「大学と大学」を結ぶ実践の場となるよう計画しています。
リサーチアトリエ ~大学と地域の連携の場~
リサーチアトリエは、「社会的信頼システム創生センター」(略称STEP)が「知識と文化のハブ」構築のために設立した研究・地域連携拠点です。具体的には、主として楽歳天三(RAKUSAI)と天満天神楽市楽座が共同活動する場として機能することが想定されています。
楽歳天三は、地域研究の拠点として創設されました。楽歳とは「豊作の年」を意味しています。この名前には、大学の研究活動を軸として複数地域との実り多い連携を実現しうるリサーチ拠点を目指す、という思いが込められています。
天満天神楽市楽座とは、天神橋筋商店連合会と協力し、関西大学が形成する地域連携拠点です。ここから学・地・産の連携事業が展開されることになります。
リサーチアトリエは、このように「研究」と「地域連携」が同居することで、これら二つの機能が効率的に展開される場となっています。
RAKUSAI: Research Atelier of Kansai Univ. for Social Association and Interaction
リサーチアトリエの連携機能と研究教育活動
楽歳天三の研究活動
アクション・リサーチの研究拠点として情報を収集・発信
楽市楽座の連携活動
地域の催事・産業等を中心とした商店連合会との連携活動
楽歳天三と楽市楽座の共同活動
大学主催・共催の文化事業や地域のエンパワメントに向けた実践
リサーチアトリエ(楽歳天三・天満天神楽市楽座)-外観
書・【大阪天満宮宮司 寺井種伯(てらい・たねのり)】
書・【天神橋筋商店連合会会長 土居年樹(どい としき)】
楽歳天三・天満天神楽市楽座の書は、リサーチアトリエ看板他、HPタイトル部分にもアレンジして使用させて頂いています。